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naki's blog

【サーフィン研究所渾身号】雲見の由来_富士山_桜と菜の花のNacky__イノセント視点の頂点・U-SKE/Peaceman Gallery!!_(1584文字)

静岡県松崎町。

雲見にある烏帽子岩に登ると、

石長比売(イワナガヒメ、日本書紀では磐長姫)の神話を知った。

令和のいまも。

伝説そのままに富士山を雲で隠してみせた。

富士山とここ烏帽子岩へと離された姉妹の哀しさが、

身に溶けるような感覚でしみいった。

その悲しさこそが、

富士を雲で隠す由来であり、

雲見という地名の由来はここだと伝説は着地する。

Nacky on Cosmos Surfboards TheOne6’4”

波情報はフラット。

となると、

わりと知られたサーフスポットですらサーファーは皆無となる。

TheOne6’4” Groovy Fins Twinzer Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda

ときおり見かけるのは、

ヨーロッパ系のカップルくらいなもので、

それは美しい砂浜を満開の笑顔で散歩しているのを見かけると、

人生っていいものなんだよなと再確認させられる。

この時期の南伊豆は、

桃源郷というべき色彩となっている。

なんでも寒波で満開が遅れたからで、

普段は2月の終わりごろにこの見事があるという。

で、

今年の寒さの意味を知った。

ちなみに煙は、

温泉からの湯けむりだ。

ナッキーがちょうど菜の花色をしていて、

合わせて撮って、

マンダラコーヒーの広告用に華厳さんに送った。

https://mandalacoffeejapan.com/

東の海岸線から伊豆半島を縦断し、

往路は冒頭に書いたように西伊豆からだったので、

伊豆半島が一周できた。

移動しながら各地の波に目を入れていったが、

北東風が強く、

どこもオンショアだったり、

せいぜいサイドからの風だった。

Uさんこと、

U-SKEがいい波を見つけたというので寄ると、

かなりのパーフェクト波に乗ることができた。

最初は誰もいなかったが、

潮の満ちに合わせて5人ほどサーファーはやってきた。

全員が散らばり、

それぞれがピークを独占できる環境だった。

@mandalacoffee_japan

しかも全員がオープンマインドで、

ビジター特有の嫌な思いなどは一切なく、

本当に楽しくサーフできた。

なぜかを聞くと、

ここには近くに駐車場がないからで、

サーフしたければ私たちのようにひたすら歩くか、

またはUさんたちのように自転車でやってくるしかないからだ。

そしてピースマンの思想=デューク・カハナモクを敬う気持ちを持っているという。

上がってくると、

NAKISURFバンに、

プレゼント袋が置いてあり、

キーフォルダーとステッカー各種が入っていた。

こういうのはうれしいよな。

フルーツの卸と発送のママ・フルーツをどうぞよろしくお願いします。

着替えてからマチュカゼこと、

松風町のピースマン・ギャラリーに行き、

U-SKEさん渾身のアートに包まれた。

Uさんは、

サーフと富士山関係の権威であり、

その道の人だ。

その道というのは、

カメラで富士山を表し、

そして波やサーフィンにまつわる情景を焼き付けることだ。

南九州で撮った作品も見事であり、

スラッシュバックから散ったスプレイの白と、

背景となる山色の対比。

コンポジション的にも完璧だ。

前述したデューク・カハナモクを敬愛しているのも同じで、

こういうのを含めて私たちは兄弟なのだと思う。

デュークは私たちのサーフ思想の父だ。

今回の展示で一番胸に残ったのはこの作品。

Uさんが大好きな沖のリーフ波のものだと教えてくれた。

郷愁と原風景がサラウンドし、

繊細かつ純粋なる視点は、

波までの距離までもが感じられる大作だ。

@u_skee. / @peaceman_gallery

Uさん、

ありがとう〜!

【巻末リンク:マンダラ・コーヒーと松風2本立て編】

【サーフィン研究所&ドラグラ・プロダクションズ謹製】マンダラ・コーヒー名の由来_松風王国のジグザグ走馬灯_(1486文字)

【巻末リンク*2:雲見烏帽子岩初見日】

【サーフィン研究所渾身号】鳥を見下ろす視点について_積み残し編1「愛媛県佐田岬〜」_(1864文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!