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【サーフィン研究所偶然渾身号】中華街のTUNG FATとSS氏の紅葉坂(もみじざか)_MMの水丸さん_(2377文字)

Cosmos Surfboards TheOne6’4” Groovy Fins Twinzer Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda

波が出た。

夜明け後にまとまってきて、

上がる9時半頃はかなり強いうねりとなった。

南風がやたらと強い。

Groovy Fins Series8『Red Blue Ashbury (Vintage-3)』

先週の湘南帰りのことだが、

偶発的に横浜中華街に行った。

というのは、

夜明け前にデニーズ日野店を目指し、

鎌倉街道を車で走っていた。

だが、

なぜかデニーズはとっくに通り過ぎていて、

吉野町の風景が広がった。

なぜそこがわかったかという理由は後述する。

慌てて右折し、

中華街付近に向かったのは、

長時間駐車が可能な、

西門付近のダイレクトパークを思いついたからだ。

この駐車場は、

日中に12時間停めて950円(7階エリア)であり、

4階も6時間以内で付近最安値なのでオススメだ。

私は、

いやボクはこのあたりで働いていたので、

わりとよく知っているのだ。

38年前のことになる。

年月がずいぶん経ち、

いまの街並みを見て、

昔からある同發本館と、

萬珍樓、

徳記、

謝甜記と一楽の位置で記憶を呼び戻そうとした。

バブル絶頂時にボクは、

この近くにあった日本最大級のジャズ・レストラン「バード」で働いていた。

私の業務は、

海外からの出演者ケアをするものだったので、

契約宿だったホリデイ・イン横浜にいることも多かった。

そのホリディ・イン横浜は、

ローズホテルと名を変えていた。

諸行無常だと調べてみると、

経営はそのままで名だけ変わったとあり、

少しやさしい気持ちになるのだった。

まあとにかく、

中華街をくまなく歩いた。

40年前のことだが、

陳黒龍(ちん・こくりゅう、チェン・クーロン)というグーフィー・フッターの高校生サーファーがいた。

マサモ(七里ヶ浜正面)で仲良くなって、

家に来てくださいとううので遊びに行くと、

彼の家業(父親がシェフだったのかも)は、

中華街の中国料理屋だった。

その二階だったかな、

彼の家でいただいた肉まんはいまだに私の心の中に輝いている。

その陳家を探すが、

見つけることはできなかった。

けれど、

陳くんが就職した渋谷のオクトパス・アーミーの店内や、

実弟の東トーメーくん(台湾ナルーワン)のことを思い出した。

記憶とは不思議なものだ。

その昔、

中華風スープを作るとき、

この味覇(ウェイパァー)を使っていたが、

専用バンがあるとは知らなかった。

感動的なビジュアルだ。

同發別館。

ここは細野晴臣さんの聖地だ。

細野さんは、

1976年5月8日に

『泰安洋行』のプロモーションとして、

ここでコンベンションライブを催したのだ。

厨房を火事にする北京ダック、

蝶々さんという楽曲がすばらしい。

細野晴臣さんの

「トロピカル3部作」のすごさをまざまざと思い知った。

さすが中国料理、

カエルからハクビシン、

タヌキにヘビ、

さまざまな食材に驚きつつおののいた。

ブルース・リーのジャンプスーツと、

ヌンチャクを仕入れてきたが、

この週末に売れてしまった。

カンフー人気の高さを思い知った。

中華街でも、

こんなビジュアルのカフェがあり、

イチゴ生クリームケーキに引き寄せられたが、

立ち食い小籠包の魅力に負けた。

中華街から中村川の向こう側は横浜元町だ。

昔から「川向こう」というが、

まさに世界が変わる。

肉まんがケーキとなり、

セレクトショップでは、

石田さんのカリフォルニア・ジェネラル・ストアのLS-Tが売っていた。

板橋の高橋さん御用達のパン屋さんの本店があり、

この裏手には本社があった。

日本で中華街といえば、

横浜と神戸、

そして長崎だ。

つまりは開港・貿易の街なので、

こうした異文化がここで発展したことがわかる。

ナチュール・ワイン屋もあり、

Wの文字を探すのはいつものことだ。

わっちゃん、

こんちゃん、

ブルー誌の根岸さんと、

土佐須崎の三本酒店が浮かんだ。

この神社に吸い寄せられた。

清めの水に浮く桜の花がいまを物語っている。

おみくじを引いたナッキーはご満悦だった。

その後、

MR(マーケティング・リサーチ)として、

みなとみらいのマークイズに行く。

各店舗の彩りや、

カルディ全店制覇を目指しているのだが、

その一つのピンもここで記せた。

みなとみらいは、

桜木町駅から徒歩圏内にあるのだが、

MMと略するのが見受けられた。

その文体で略されたのがSS氏だ。

SS氏絶賛の掃部山(かもんやま)公園の美しさに恐れ入った。

近くに能楽堂もあり、

横浜の文明開化のハイブロウ感はものすごいものがある。

そのSS氏が絶賛するのは、

サミットストア桜木町コレットマーレ店で、

さまざまな商品展開と、

POPや陳列を学んだ。

雨が降ってきたので、

屋根がついた動く歩道で移動していくと、

軽く迷ってしまった。

マップ機能片手に屋根がある場所を歩いてくると、

なんとこの壁絵が出現した。

水丸さん!!

ここは「ぴあアリーナMM」だとあり、

このタイル画は、

『Flying Tomato』とあり、

安西水丸さん作だ。

もともとは、

帝国ホテル大阪にあった「フライングトマトカフェ」のものであるが、

7年前の店舗改装機にこのパブリックアートとしてやってきたとあった。

それにしても水丸さんの壁絵に出会える日となるとは知らなかった。

だから迷ったのかもしれない。

不思議な呼び寄せがあるものだ。

タマサキ 光る波
波が来る
まるで ジョウブツさ
Singin in the Jiro
タキビ神 歌う

赤い板 乗ったキミは
法王さんにでも 連れられて
迷いコムヨ
このタマサキ
あたりは ジョウブツ

慌てて仕事 ムツク
波はハンノー
ガンガンガン ガォ〜

赤く光る波に乗る
あれはきっとタキビ神

【巻末リンク:4年前のタキビ神と中華街】

【サーフィン研究所の集い】ヨコハマヒカルマチ_白くまと辻堂Blues_(1629文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!