最近は、
夜が明けるのが早くなった。
本日の千葉タマサキの日の出は4時38分。
とすると、
晴れていれば4時にはパドルアウトできる。
昨日はマシコさんのMNR88の初乗り日。
3時半に出発して、
タキビ神の言うところのヨワケ時間にサーフした。
ヨワケの定義をタキビ神に聞いてみると、
夜明け前の時間であり、
「夜を分ける」
という意味であるらしく、
なかなか奥深い言葉だと感じいった。
私たちは、
ヨワケの厳(おごそ)かなときに心をひたし、
波と一体になることにひたすら集中していった。
暗いと、
波の全貌が明らかにならず、
よってコントラストや彩度という点ではぼやけるが、
陰と陽という観点では、
ありありと主題が視界のなかに浮き出てくるのだった。
結縁成仏(ケチエン・ジョウブツ)を果たしたマシコさん。
私たちは、
波から真言を授かったようであり、
魂へのチャージを終えた気がしますねと話した。
そうやって感動していると、
騒々しいグループがパドルアウトしてきた。
その人たちは、
波に乗ることよりは、
コミュニティ構築が重要のようで、
美しい波というより、
あいさつや経済の口上に忙しいのだった。
ときは少しさかのぼって、
マシコさんのMNR88(264cm)のワックスアップをドキュメントした。
実直なマシコさんは、
忙しく、
正確な日々を求められ、
それにこたえている。
少し話が変わるが、
カメラのレンズに「歪曲収差」という言葉がある。
そのワイキョク・シューサ(distortion、ディストーション)が少なければ秀逸で、
でないとスポイル(摘果、fruit thinning)だったり、
ランクは下がるという。
人はその収差の範囲や世界でも生きられるが、
シューサが存在しないものもある。
マシコさんは、
そのリアルのシューサ社会からの反動もあり、
サーフィンの持つおだやかさやレス世界に魅せられている。
よって、
サーフィンに点数は持ち込んでおらず、
波情報という言葉の軽さも知りはじめた。
長くなってしまったけど、
この機会にマシコさんのことを書いてみた。
さらに書くと、
ロングボードの規定が9フィートらしく、
マシコさんはそれを外して88、
つまり8フィート8センチとして、
88の末広がり信仰にも帰依(きえ)して、
このノーズライダーをオーダーしてくれた。
さすがである。
次は、
高知のチュラさんのことだ。
彼は元々ベンチュラ・セイジと呼ばれていて、
Venturaから抜き出したチュラさんと最近表記されるようになった。
頭脳明晰の彼は、
dIQ(ドラグラ知能指数)380の持ち主で、
*じつは名人戦のAI役をしていたのは彼です〜と、
円月シャッチョさんは断言していた。
*第83期名人戦七番勝負第2局羽田対局
その名人戦の二日目だったかな、
先手が昼食で注文したのが
この「とろたく鉄火丼」だった。
将棋界はグルメだと感じた。
チュラさんは、
渾身紹介していたブライト・ロマンチカの詳細に視点を入れてくれ、
ラミネート(マーク)の選択肢が多すぎるのと、
いくつかのラインへ着目すべきだと、
音楽プロデューサー、
ブライアン・イーノのようなことを教えてくれた。
私は細野晴臣さんがイーノ・プロデュースによって編曲したように、
ロマンチカのロゴを解体し始めた。
チュラさんは頭脳明晰なだけでなく、
ロマンチカの親であるTheOneに乗って、
即身成仏を表現できるのだ。

Cosmos Surfboards TheOne 64 @seijimo
この修法によって、
自身の中に宿る魂を感じ、
宇宙の根源と一体となれますと、
このバレル画像は語っているような錯覚に陥った。
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【巻末リンク:夜を分ける人たち:ブライト・ロマンチカ】
【巻末リンク*2:エイリアンととろたく丼】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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