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naki's blog

【特大号】不条理時代のDFWという矢とは?_仲間と行くヘア・カリフォルニア_(3357文字)

雨が降っていて、

その雨の音由来からか、

土佐高知にいる夢を見ていた。

はるかなる波。

はるかなる浜。

遙かなる気持ち。

また暑くなったので、

冷やし中華の復活となりました。

アボカド以外は全て土佐高知産。

Hair California Fujisawa / 8 HOTEL

.

ヘア・カリフォルニア藤沢店

神奈川県藤沢市鵠沼花沢町1-5

8HOTEL Ground

080-4626-0073

「ビールを持ち込んでしまいました」(ツナくん)

「いいんですよ。リラックスしていてくださいね」(カルちゃん)

それまでツナくんと会話をしていた瀧朗はこう言った。

「ツナくんさ、あのね。

今の世の中では、例えばバリー・マッギーはさ、

日常生活の見聞や体験全てをDFW(巻末リンク)としたい、

そう帰結させたいと行動し、活動しているんだ。

DFWをかんたんに言うと、

“全ていいよ。すばらしい”という幸せなことなんだけど、

その広域化というか、

人生の大きなゆとりというものが広まってさ、

あるいは深まって、

それが世界中の文化的表現を進行させるという重要なプロセスなんだよ」

「はい….」

「かんたんにまとめると、

これは、個人が、

自発的に経済行為や表現活動をする自由と、

それら能力のことを指していると気づくでしょ。

こんな定義ではわからないかもしれないけど、

わからないこともDFWの一環だと採り入れたらいいよ。

これがこの活動の奥深いところなんだ。

これならもし言葉が通じない地域、

例えば西アフリカに行っても、

タヒチに行っても活動できるんだよ」

「はい。でももうよくわからないです…」

「そんなことないよ。ツナくんなら理解しているはずだよ。

このカルちゃんが提案し、

実行する『ヘア・カリフォルニア』は、

世界のファッションシーンを口コミはもちろん、

イチゲンさん、ゴヨウタシ、噂、

記事やニュースがSNSなどによって拡散され、

いわゆるグローバリゼーションと昇華しているよね」

「はい….」

「そこで問題だよ。ここに”ゆがみ”はあるだろうかね。明智くん」

「あ、ここに明智くんはいません」

「そうではなく、これは怪人二十面相だよ。

探偵ごっこなんだよ。DJタンテイくん!!ズバリ!」

「たんていです⚡️」(カルちゃん)

「あ、どうしてそれを….」(とても困るツナくん)

「そんなことはもはやどうでもいいことなんだ。

私は個人の表現活動を推奨する立場なのだよ。ワトソンくん」

「はい、ワトソンはわかりました。すごいです」

「すごいとかそうではなく、ゆがみに話を戻そうよ」

「はい」

「ゆがみというのは、

アルベール・カミュが提唱した不条理からはじまっているとは思わないか?」

「よ、よくわからないです」

「とにかく、ツナくんはさ、

この不条理な世の中に反抗するために何ができるのかな」

「あ、それで意志のある髪型にしたくて、予約しました」

「なるほど、それはすばらしいことだね」

「でもうまくそのことを説明できないです」

「どんな気持ちなの?」

「なんだか、自分というものを堅くしたいです」

「甲羅?それじゃ亀だよね」

「違います。ぼくの主張をスタイルとしたいんです」

「なるほど、それなら良い考えがあるよ」

「聞きたいです」

「ミスターTカットが良いよ。

西アフリカにマンディンカ族というのがいて、

その戦士風ヘアカットだってね。

彼はね、ロッキー3に出演していたり、

モハメド・アリ、スティーブ・マックイーン、ダイアナ・ロス、

マイケル・ジャクソンのボディガードをしていたんだぞ。

わかる?マイケル・ジャクソンだよ!!」

「ミスターTですか?わからないです」

「ググってみるといいよ」

ツナくんはケープの後ろから見事にiPhoneXEを取りだし、

画面をいじっていた。

少しすると、

笑いながら天井に顔を上げ、

少ししてから鏡で自分の顔を見てからこう言った。

「多分、無理です」

「なにが無理なの?」

Mr T

.

「か、会社です。じょ、上司です」

「ふーん、それじゃしょうがないな。ナキさんは何がいいと思いますか?」

「俺もミスターT系のヤシエル・プイグカットを薦めたいなぁ。

あの色も好きだし、

やはりツナくんは胸を張るのが良いと風水にもあったからさ」

「あ、は、はい。ではそれにします」

「でもヘアカラーもするし、

パーマの時間がかかるから、それこそカルちゃんに聞かないとだよ」

ツナくんは、

またiPhoneを出したので、

私は”MLB・ヤシエル・プイグ”と伝えた。

少しすると、

「これもだめです。絶対だめです。会社がだめです…」

「そうなんだね。でもツナくんはプイグのカット似合いそうだけどね」

「野球界イチバンの格闘家だと検索には書いてありました」

ヤシエル・プイグ

.

「そうなんだよ。でも格闘することはないか」

「はい、ぼくは平和主義ですから」

「そうだよね。じゃカルちゃんにオマカセすれば?」

「はい。そうします」

そうやって、

カルちゃんこと軽部さん、

もっと言うと、

ヘア・カリフォルニア主宰の彼が、

ツナくんの色々を考えてヘア・デザインした。

これぞマンディンカ戦士風を踏襲しつつ、

世間融合、

上司ハツラツ、

世界平和、

仲間絶賛というカットになった。

すごい!!

めでたしめでたし。

次は私の番。

まずは三毛ネコになるように染めていただいた。

ミケネコカラーにしたいのは、

3つの理由があり、

まずは小林まこと先生のWhat’s Michael?のニャジラが大好きで、

それが三毛ということ。

もうひとつの理由は、

土佐のカタサバ先生近辺にいる元捨て猫ミヤアと、

私の地毛が三色だからであります。

私の髪色が定着する間を塗って、

ナッキーのヘアカット。

「いつものように」

「はい」

たったそれだけのやり取りがあり、

私はシャンプー前の椅子で、

ミスターTのくだりを思い出して笑ってしまった。

ついにやってきました。

ヘアカリ3Dスパイラルシャンプー®

一子相伝の技術というか、

このサービスはすでに私たちの流行語大賞ノミネートまで達している、

この伝説のシャンプーでヘアカラーを落とすのでありました。

至福。

感激であります。

2ヶ月ぶりのヘアカリ体験。

ミケネコカラーも完璧であります。

眉毛まで揃えていただいた。

さすがカルちゃん。

キャッチサーフ本社のナンバー2ジョエルとカルちゃん。

.

ドラグラ・プロダクションズでは、

聖式カルちゃん、

セイント・カルちゃんとして広く知られているので、

ご存じの方も多かろう。

グレイトサーファーで、

ハイファッションの彼がヘアカットを表現した結実です。

今回は仲間たちとカットしたので、

心の裡まで愉快な時間でした。

いつかツナくんは、

プイグカットするのだろうな。

そんな予言めいたことを感じている。

反社会性ではなく、自主主義。

そしてDFW。

(DFWについて詳しく分かるリンクを巻末につけておきます)

クリスチャン・フレッチャーとフェイスタイムをしている瀧朗。

“What’s up Christian!”

“Whazapp Takiro!!”

とやっていた。

クリスチャン・フレッチャーは、

ドラグラ・プロダクションズでは魔界皇帝であり、

彼を成田空港まで、

つまりJR大船駅まで送っていったのは摂政瀧朗だった。

クリスチャンは、

その成田エクスプレス後、

無事にチェックインしたという律儀な連絡だった。

(旅慣れていて、日本に何度も来ているクリスチャンならば、

山手線を使っても空港まで行くことができるだろうが)

このようにクリスチャンは見た目とは反対で、

義理人情を大切にする男だとはあまり知られていない事実だ。

だから私たちは彼のことが大好きなんです。

(巻末リンク*2参照)

ヘアカット後は、

全員で南東に88歩ほど行き、

まるで台湾旅行のような晩餐となって、

最後には全員がサバ手で小籠包などをつまみあげていた。

サバ手だなんだとやっているけど、

原型はこの『チビ太がうれしいときにする手』であります。

どうぞみなさんもうれしいときは、

サバ手でその気持ちを表現してみてください。

ヘア・カリフォルニアでのカットを終えた法王。

おやおや、

さぞかしうれしかったことでありましょう。

おわり。

【巻末リンク:DFW決定版】

DFWバリー・マッギー展_サーフィンの真意とは?_(2105文字)

【巻末リンク*2:クリスチャン・フレッチャーの真実】

魔界皇帝のシンジツ_クリスチャン・フレッチャー_ハッピーサーフと波乗りの真実を_(2452文字)

Happy Surfing!!