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naki's blog

【サーフィン研究所特大号】千葉タキビ・ベイ_四国ブルードラゴンへ_アンドリュー・キッドマンと深い話_(2268文字)

Keisuke on

Catchsurf ODYSEA x Barry McGee DFW 7′ Quad

Nakisurf Original Twin + VEKTOR VD

.

千葉にやってくると、

すばらしい波があった。

Catchsurf ODYSEA Skipper Fish 6′ Quad

Nakisurf Original Twin + VEKTOR VT

.

千葉ジェフリーズは20人くらい入っていて、

その横のタキビシは0人、

全くの無人でした。

しかも日曜日。

ツナくんとケイスケが先発し、

シギーGがいて、

ナッキーとタキビシとジェフリーズの中間、

タキビ・ベイにパドルアウトし、

私たちだけのプライベートセッションとなりました。

ただ、

陸というか波打ち際は、

大雨の後に羽化したのか、

幾億もの黒い羽根を持つ小さな虫が、

口の中はもちろん、

耳や目に入ってくるほどワイルドな環境だった。

ベストセットは、

テイクオフから途切れない200mの壁が続き、

インサイドではスタンディング・バレルとなるという

ワールドクラス波。

だが、上記した理由で写真を撮るのは、

拷問に近い状況だったので、

数分間のサーフ画像を得た。

これがその1本である。

波は徐々に良くなり、

この2時間後にやってきたベストセットと比べると、

サイズ倍増、

アクアライン巻となり、

ワールドクラス認定となった。

上手く書けたかは微妙だが、

これでタキビ・ベイのパーフェクションというのは伝わるであろう。

インサイドでもこのパーフェクト。

『タキビ・ベイ』

すばらしい波でした。

トロちゃんと竜くん、

そしてベンチュラセイジたちとSMSでやり取りしながら、

成田空港に舞い戻り、

ふわりと飛んだらそこは高知竜馬空港でした。

空路の短さを思い知った。

ドラグラ和尚河合さんのお出迎えを受け、

(巻末リンク参照)

室戸御厨人窟(みくろど)横の

『スカイ&シー』

という銘ゲストハウスにチェックインする。

(正式な開業は、今年の12月よりだそう)

すると四国の偉人タマちゃん(巻末リンク*2)

がやってきたので、

トランプによる直感ゲームをすると、

スカイ&シーのボルテージは最高峰に達したのです。

私にとってはダイヤの9と、

ハートのJが忘れられない。

御厨人窟(みくろど)に行き、

朝陽という名の明星を受けた。

ここは徳島の偉人、

藍色永原レキくんが導いてくれた場所で、

それから私は空海に夢中になっている。

室戸岬西寺と呼ばれる金剛頂寺(26番札所)に参拝し、

ブルードラゴンに到着すると、

なんと、

オーストラリアのアンドリュー・キッドマンが入っていた。

ライドの柴田さんたちが、

エッジボードの巡業ということで旅しているという。

アンドリュー・キッドマンのサーフィンは、

やはりかっこいい。

「こういうスタイルは良い」

「すばらしい」などと、

望遠レンズを向けて写真を撮っていると、

海から上がってくるなり、

こちらを見て「NAKIか!」と言うのです。

驚いた私は、

「なぜあなたは私を知っているのですか!?」

「知っているから知っているようだ」

「感激です。日本はどうですか?」

「最高だよ」

ここで私のポケットに入れていたiPhoneから野球中継が聞こえていました。

「野球を聞いているのか?」

「そうです」

「どっちが勝っている?」

「野球好きなのですか?」

「無論大好きだ。私は大のヤンキースファンである。CSゲーム6を見たか?」

「もちろんです」

「あのホームランでやられたのだ。ううぅ」

(アンドリューは大きく失意の表情を見せた)

「アルトゥーベの一発ですね」

「そうだ。でもだからこそ私はアストロズを応援しているのだ。

なぜならあの偉大なる今年のヤンキースに正々堂々と勝ったチームだからね」

「すばらしいファンですね!」

「で、で、試合はどうなっているんだい?」

「1ジップ(ゼロ)でアストロズです」

「わがヤンキースに勝ったアストロズは、このシリーズを勝てるかな?」

「かなりの確率で勝つと思いますよ」

「そう思うかい?」

「はい、チーム力が倍くらい違います」

「ほう!」

「ナショナルズは1,2戦は策に完全にはまりましたが、

通常で組めばアストロズの方が強いです」

「とすると、行方はまだわからないと言うのだね」

「というより、まだまだアストロズ有利だと思います」

「あのときのヤンキースのようにか!?」

「そうです1996年のヤンキースです」

「むう。それにしても良い波だ」

「昨日はもっと良かったんですよ」

「知っている。言うな。いつも私はそうなのだ。

一日遅いと言われることは慣れておる」

「私も同じです」

「明日、あなたが行くであろう平野のヴェニュー(開催地)には、

東うねりを受ける岬があります。波が少しでもあれば、

そこであなたは忘れられない波を得るでしょう」

(愛の石田さん岬のことであります。巻末リンク*3へ)

「そうなのか。じつはどこに行くのか無視していたのだよ」

「日本には良い波がありますからどうぞ楽しんでいってください」

なんと、

オーストラリア人と深い野球話をするとは思えず、

さらにはこの人こそが、

あの『リトマス』の作者アンドリュー・キッドマンだし、

人生いろいろ、

奇妙なこともあるものだと、

河合和尚と「きた本」のランチに向かった。

(続く)

【巻末リンク:河合和尚のスピーチ。巻末へ】

【特別講演】ダライ・ラカ法王38世『真のサーファー救済へのメッセージ』_(6454文字)

【巻末リンク*2:偉人タマちゃん認定について】

【文藝短編】ジグザグ玉ちゃんとベンチュラ・セイジのワイナリー=(イコール)カレラワイン=三輪酒_(1836文字)

【巻末リンク*3:愛の石田さん岬のこと】

【特大号】龍の地で石田さんと愛のセッション_(2772文字)

Happy Surfing!!