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【サーフィン研究所】あきらめないテイクオフ_タイラー・ウォーレンとトム・カレンのメキシコ旅_(1052文字)

Makala Smith @Seea

Amami Oshima, Japan

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先日波が上がったとここに書いた。

その際にこんなシークエンスがあった。

そこで、

今日のテーマを

『あきらめないこと』としてみた。

この日の波は、

奔放というか、

荒れ系で、

まともに乗れるのは短く、

良い(セクションが広い)波は、

全てこのようにワイルドだった。

例によって

「決めたら行く」

そんなことで、

テイクオフを決行した。

視界は全く無理と伝えているが、

そんな情報を無視してテイクオフした。

レイルを立てて、

テイルとそれをつないでいたが、

滑走面全てが泡となって、

ゴトゴトと落下しているだけという感覚だった。

波飛沫で何も見えなかった。

手前で見ているのは、

土佐のサニー・ガルシアと呼ばれているよっちゃん。

私は落下しながら、

ワイプアウトなのか、

どうなっているのか不明でいた。

けれど、

飛ばされるまで
沈められるまで

そんなことになるまでは、

息が続かなくとも、

絶対に諦めないと誓っていた。

よっちゃんはこれを見て、

全く無理だと思ったことだろう。

実際に私は泡の中に入っていた。

でもあきらめなかったら、

泡の前に押されて出てきた。

視界も少々確保。

あと少しなのもわかった。

レイルを入れられるだけ入れていたので、

泡にバウンドしながらも、

セクション出口に向かっていった。

フェイスが出現した。

成せば成ると再確認した瞬間だった。

分厚いセクションがやってきた。

もし巻かれたら、

とんでもないほど沈められ、

そして吹き飛ばされていたことだろう。

ショートピリオド、

間隔が狭い風波なのに、

なぜかやたらとパワフルな波の日だった。

(通常は間隔の長いグランド・スウェルの方が、

同サイズなら波のパワーがある)

6’7″のツインフィン。

忘れられない波に乗ったオレンジ色のマジックボード。

バリでも日本でも。

(巻末リンク)

このボードの誕生主のタイラーに

お礼と近況報告を兼ねて連絡をした。

結局、

長話となってしまったのは、

サーフボード談議が密に入ったからで、

サーフィン研究所の関係者としては、

こういう話が一番おもしろい。

さらには、

彼と一緒にメキシコにいたトム・カレンのことも伝え聞いた。

さらにボブ・マクタビッシュが、

ミッドレングスでジョージ・グリーノウの処女作に出ていた話や、

彼のファースト・シェイプや

5本目となった7’2″ダイヤモンド・テイルの描写が興味深かった。

【巻末リンク:ドリーム・フィッシュお披露目頃】

【特大号】タイラー・ウォーレンのドリームフィッシュ@ビッグロックス_(2079文字)

Happy Surfing!!