向こう岸からタヌ君が電話をかけてきた。
「どこにいるの?」
「ナキくんは少し薄い緑のシャツを着ているね。
前と同じ場所だよ」
「おお!待ってて、望遠レンズを持ってくるからさ」
「いいよ〜」(二郎くん系のゆるやかさで)
そして望遠レンズを持ってきて、
タヌ君がいるあたりを地形に合わせてのぞき込むのだが、
望遠レンズを使っても、
彼の姿がなんとか見て取れるだけで、
あちらの姿は、
肉眼では全く見えないのだった。
もしかしたら彼は双眼鏡を使用しているのか?
そう思ってモニターを拡大するが、
ガラケーを持った肉眼タヌ君が映っていた。
タヌくんの遠目は、
戦国時代なら重畳(ちょうじょう)されただろう。
(巻末リンクを参照ください)
そのタヌくんが
「あの4月の写真良いね〜」
そうカレンダーの作品を褒めてくれた。
Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin / Vektor VT
.
これがその写真で、
この波を想い出したとき、
サーフィン研究所所長の竜くんや、
洋之介くんのこと、
さまざまな想いが飛来しては消えていった。
飛来ついでに、
室戸のブリのことを。
春三番だか四番が吹き荒れる伊豆で、
伊東のブランチ獲れブリをいただき、
その格段のおいしさに桜吹雪が腹の中に吹いたのは、
ボブさんと直人さんのおかげだが、
(巻末リンク*2を参照ください)
室戸岬も桜吹雪系のブリが水揚げされる。
浦戸屋さんがその刺身部位をみりん漬けしてくれたので、
こんがりと焼いて、
スカシー河合館長が、
大釜でたっぷりと炊いた高知産ご飯とのマリアージュは、
私の食欲を中学生当時に変えるほどすごかった。
スカイアンドシー・ムロト
#おいしいもの研究所
美しい水と大地。
山から湧き出た水は川となり、
そして海に注ぎこむ。
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【巻末リンク:タヌくんの超視力】
【巻末リンク*2:ボブさんの銘ブリ】
Happy Surfing + Happy Life!!
◎