Fruit moon 2020
Sturgeon moon
Grain moon at Tamasaki Shrine’s beach,
Chiba, Japan
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不思議な月を見た。
この玉前神社の前浜。
東向きの、陽が昇る海。
そんな場所でサーフしている奇跡。
ここ玉前神社には、
唯一、
一柱の祭神として、
玉依姫命 (たまよりひめのみこと) が祀られている。
玉依姫命はこの海から陸に上がり、
初代天皇となる神武天皇を産んだとされている。
天皇は、
7世紀頃以前までは大王(おおきみ)と呼ばれ、
世界で最も古い君主制の象徴であり、
平安時代までは、
政治や祭祀の頂点だった。
自分の成り立ちのことを考えると、
歴史に入り込んでしまう。
さて、
後の『かんたん大師』となるジロー氏は、
奇しくも神武天皇と同じポーズだったという奇跡があり、
ならば、
ご一緒にサーフしましょうということになった。
Catch Surf ®ODYSEA Surf Camp Special 10’0″
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こうして見ると、
とっても大きくなりました。
↑2018年5月。
最初に会ったとき、
「25kgでボクは大きいよ」
(巻末リンク*3を参照ください)
と言っていたのに、
今はさらに45kgと、
大人並になってきたジローくん。
(たった二年三ヶ月の成長が著しい!)
お兄ちゃんのタローくんは、
小学校6年生で、
10フィートのサーフボードに乗ることができます。
いつも笑顔で、
餃子が大好きな次期ラカ法王です。
私たちの法王になるためには、
サーフィンや柔術、
スケートボードに乗りものの操縦、
そして学業が最上位でなくてはなりません。
けれど、
そんなことよりも一番重要なのは、
『観音菩薩の化身』ということで、
全ての事柄に笑顔で対応します。
さて、
テクニック編。
最近、
他サーファーと交流することが多く、
お話すると、
「いつかはエアリアル360などをぶちかましたい」
と思っている初心者が多くいるのは、
YouTubeの影響だろうか。
「あなたはエアリアル360などをできない」
とは言わないが、
そのためには毎朝暗いうちに起き、
しっかりとみっちりと波乗りを日々して、
どんなことをしても3年はかかるだろう。
これを週に2回だけで実現しようとすると、
1年で104回だけのサーフ機会なので、
数字計算だけで10年と半年かかる。
このためには心身共に健康でなくてはならず、
怪我をすると、
そのブランクだけでまた数年かかってしまう。
10年間もあれば筋力も落ちてくる。
なので、
このエアリアル360などをぶちかましたいという願いは、
毎日みっしりサーフできる環境になければ、
そんなことは早々とあきらめて、
「しっかりとしたラインを波上に出す」
ということを目指した方が良い。
その方がエアリアル360などをぶちかますよりも、
長く、
幸せなサーフ人生となるだろうから。
さて、
そのしっかりとしたラインというのは、
オフ・ザ・ボトム、
そしてオフ・ザ・リップという波の上下へのアプローチである。
一点を見据えて、
そこにボードを操作する技術能力。
遠心力や慣性を利用した速度感覚。
そんなことの結集である。
波トップのラインを見て、
波際、
縁(ヘリ)、
角とありとあらゆるところにそのクリッピング・ポイントがある。
そこにぶち当てたら、
体幹をしっかりさせて、
体が開かないようにボトムを目指す。
ボトムに降りたら、
またトップに行くのか、
または陸に向かっていく。
陸と言っても、
フィンが砂浜に付くまでだ。
浅くなってきたら、
ソフト・フットという緩やかな前方荷重として、
フィンが海底に当たるのを防ぐ乗り方も会得していただきたい。
見るサーファーのほとんどが、
乗ってきたボードは泡になるといらなくなるようで、
蹴り出したり、
強制終了させているのがもったいない。
Happy Surfing!!
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【夏休みのおまけ編】
鳥巣さんたちと満月パーティをしていると、
地元の漁師さんが、
私たちに岩牡蠣を分けてくれた。
「開け方は、
ここに貝柱があるから、
まずは片方の殻からこうはがすんだ」
漁師さんは、
ジローくんにそう教えてくれた。
さらにドライバーを殻の間にこじ入れるのですが、
その隙間をプライヤーで作るジローくん。
ここからは、
鳥巣さんが珠玉の作品を撮ってくださったので、
彼女(写真上の左)の画像をお楽しみください。
Photo by @torisuyuko
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「あぁおいしい!」
そう言うと思いましたが、
産まれて初めて食べた生ガキは、
Photo by @torisuyuko
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「なんかビミョー」
だということで、
ジローくんは、
みんなの殻を開けてくれるのですが、
自らカキを口に入れることは2度となかった。
Photo by @torisuyuko
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鳥巣さんにとって、
かけがえのないかき氷機で、
ジンジャーエールかき氷などをいただき、
Photo by @torisuyuko
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ジローくんの屈託のない笑顔に癒されるのでした。
Photo by @torisuyuko
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日焼けで真っ赤になったルリエル。
Photo by @torisuyuko
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忘れられない令和二年の盛夏のはじまり。
この地に、
そして日本にありがとう。
【巻末リンク:玉前神社についてもう少し1】
【巻末リンク*2:玉前神社についてもう少し2】
【巻末リンク*3:ジローくんが25kgのとき】
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