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【サーフィン研究所:感動号続編】大日如来_さまざまな神_強波チューンのメガ・クアッド_(1854文字)

Catch Surf® Skipper Fish 6’0″

Nakisurf Original Twin X 2 / Mega Quad

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(昨日の続き)

唐に渡った空海は、

密教を学び、

恵果師範(けいか・あじゃり)より奥義が授けられていく。

そして、

2年後には、

密教の頂点の正式なる証『灌頂』を授かることになった。

当時の唐と言えば、

ローマ帝国以来の隆盛を極めた都市であり、

空海という日本から来た修行僧が、

その宗教の頂点に立つというのは、

どんなに謙遜して書いても奇跡である。

これが今から1215年も前、

西暦805年のことだ。

空海は六月に胎蔵界、

七月には金剛界、

八月に阿闍梨位の伝法灌頂を受けた。

空海は密教の正統なる伝承者となった。

全ての灌頂には、
「投華得仏」という儀式があり、
それは灌頂を受ける者が目隠しをし、
曼荼羅の前に立ち、そこに花を投げる。
曼荼羅というのは、
ありとあらゆる仏の図式だ。
落ちた花の仏を持って、灌頂者の縁とする。

高野大師行状図画「灌頂受法」より

その「投華得仏」で空海が高く投げた花は、

全て、

三回とも大日如来の上に落ちたという。

そして翌年、

日本が大同元年(平城天皇、嵯峨天皇)となり、

空海へ帰国許可が降り、

同年8月、

遣唐使船復路便で帰国の途に就いた。

(明日に続きます)

さて、

こちら奇跡の土佐。

夢にまで見た波だったので、

これでもかとサーフしまくっていると、

突然、

林健太くんが現れた。

人格者の父を持つスゴウデ・サーファーである。

健太くんにチューブの秘訣をいくつか聞いた。

感じたのは、

考えていることをちゃんとした言葉にできるのは、

彼の大きな才能だと思う。

サーフィン大学の教授職があれば、

今の彼の天職になるだろうか。

この波はシークエンスであるので、

いつか「特大号」としてご紹介したい。

そして、

すぐにアパッチこと亮太が現れた。

テイクオフしてすぐにバレルインするのは、

バレルマスターの証明であり、

ジローくんのショウメイとかぶるのであります。

(巻末リンクを参照ください)

亮太のフィッシュ。

伊豆で会ったときも同じだったような。

よく見ると、

壊れた箇所を丁寧に修理していて、

実直なる亮太の人柄あふれる美しいサーフボードだった。

風がめまぐるしく変わる。

全くの無風になったと思えば、

突然雨となり、

風速8m(河合和尚調べ)のオンショアになったが、

それぞれの波を楽しんだ。

今日のメニューは、

このスキッパーフィッシュ6フィート・モデル。

じつは波乗りしすぎて、

再び肋間神経痛となってしまった。

具体的には硬いボードに寝そべると痛いので、

キャッチサーフという強制選択だ。

Nakisurf Original Twin X 2 / Mega Quad

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ちょっとしたチューニングも行った。

この硬い波斜面へ相対するにあたり、

ツインフィンをダブル装着し、

メガ・クアッドとした。

これは、

ソフトボード特有の「たわみ」があり、

よってフィンの根もたわむので、

そのロスというか、

誤差を減らすため、

最大負荷とした

「強波チューン」です。

波が大きな日にぜひお試しください。

Maguyan on

Catch Surf® Skipper Fish 6’6″

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怖がりのマグヤンは、

ワイプアウトを怖れるあまり、

グラブレイルの必殺技を出した。

これで体が開かないので、

クリティカル・セクションでは重要な行為となる。

Eiji Kawai on

Catch Surf® Skipper Fish 6’6″

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「人生でトップ10に入る波に乗りました」

そんな河合和尚は、

普段はスカイアンドシー・ムロトの館長をされていて、

おいしいもの研究や、

天日による清掃関係に余念がない。

千葉の一ノ宮に『バレリーナ』というブレイクがあり、

そこで修練した私は、

土佐の波でバレエを披露するのでありました。

おいしいもの研究所のヒトコマ。

昨日のキンメダイがあり、

そのアラを煮付けてみた。

マグヤンが初めて魚の目玉を食べた日でもある。

気が抜けているのか、

暑くてなのかはわからないが、

ときどきとんでもない自爆例を見る。

ガシラハウスに到着すると、

高知新聞の金山さんが朝刊を届けてくれた。

デジタル版で毎日読んでいる安部みゆきさんの連載

『三島屋変調百物語〜よって件のごとし〜』

が紙面で読める。

うれしいことのひとつでもあります。

【巻末リンク:チューブの証明とは?】

【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】二郎くんのハッピーサーフィン日記『チューブをショウメイしました』_(2944文字)

【巻末リンク*2:さまざまな神さま】

【サーフィン研究所】波から知った超越的なこと_(1269文字)

Happy Surfing and Happy Summer!!