Catch Surf® Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin X 2 / Mega Quad
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(昨日の続き)
唐に渡った空海は、
密教を学び、
恵果師範(けいか・あじゃり)より奥義が授けられていく。
そして、
2年後には、
密教の頂点の正式なる証『灌頂』を授かることになった。
当時の唐と言えば、
ローマ帝国以来の隆盛を極めた都市であり、
空海という日本から来た修行僧が、
その宗教の頂点に立つというのは、
どんなに謙遜して書いても奇跡である。
これが今から1215年も前、
西暦805年のことだ。
空海は六月に胎蔵界、
七月には金剛界、
八月に阿闍梨位の伝法灌頂を受けた。
空海は密教の正統なる伝承者となった。
全ての灌頂には、
「投華得仏」という儀式があり、
それは灌頂を受ける者が目隠しをし、
曼荼羅の前に立ち、そこに花を投げる。
曼荼羅というのは、
ありとあらゆる仏の図式だ。
落ちた花の仏を持って、灌頂者の縁とする。
高野大師行状図画「灌頂受法」より
その「投華得仏」で空海が高く投げた花は、
全て、
三回とも大日如来の上に落ちたという。
そして翌年、
日本が大同元年(平城天皇、嵯峨天皇)となり、
空海へ帰国許可が降り、
同年8月、
遣唐使船復路便で帰国の途に就いた。
(明日に続きます)
さて、
こちら奇跡の土佐。
夢にまで見た波だったので、
これでもかとサーフしまくっていると、
突然、
林健太くんが現れた。
人格者の父を持つスゴウデ・サーファーである。
健太くんにチューブの秘訣をいくつか聞いた。
感じたのは、
考えていることをちゃんとした言葉にできるのは、
彼の大きな才能だと思う。
サーフィン大学の教授職があれば、
今の彼の天職になるだろうか。
この波はシークエンスであるので、
いつか「特大号」としてご紹介したい。
そして、
すぐにアパッチこと亮太が現れた。
テイクオフしてすぐにバレルインするのは、
バレルマスターの証明であり、
ジローくんのショウメイとかぶるのであります。
(巻末リンクを参照ください)
亮太のフィッシュ。
伊豆で会ったときも同じだったような。
よく見ると、
壊れた箇所を丁寧に修理していて、
実直なる亮太の人柄あふれる美しいサーフボードだった。
風がめまぐるしく変わる。
全くの無風になったと思えば、
突然雨となり、
風速8m(河合和尚調べ)のオンショアになったが、
それぞれの波を楽しんだ。
今日のメニューは、
このスキッパーフィッシュ6フィート・モデル。
じつは波乗りしすぎて、
再び肋間神経痛となってしまった。
具体的には硬いボードに寝そべると痛いので、
キャッチサーフという強制選択だ。
Nakisurf Original Twin X 2 / Mega Quad
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ちょっとしたチューニングも行った。
この硬い波斜面へ相対するにあたり、
ツインフィンをダブル装着し、
メガ・クアッドとした。
これは、
ソフトボード特有の「たわみ」があり、
よってフィンの根もたわむので、
そのロスというか、
誤差を減らすため、
最大負荷とした
「強波チューン」です。
波が大きな日にぜひお試しください。
Maguyan on
Catch Surf® Skipper Fish 6’6″
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怖がりのマグヤンは、
ワイプアウトを怖れるあまり、
グラブレイルの必殺技を出した。
これで体が開かないので、
クリティカル・セクションでは重要な行為となる。
Eiji Kawai on
Catch Surf® Skipper Fish 6’6″
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「人生でトップ10に入る波に乗りました」
そんな河合和尚は、
普段はスカイアンドシー・ムロトの館長をされていて、
おいしいもの研究や、
天日による清掃関係に余念がない。
千葉の一ノ宮に『バレリーナ』というブレイクがあり、
そこで修練した私は、
土佐の波でバレエを披露するのでありました。
おいしいもの研究所のヒトコマ。
昨日のキンメダイがあり、
そのアラを煮付けてみた。
マグヤンが初めて魚の目玉を食べた日でもある。
気が抜けているのか、
暑くてなのかはわからないが、
ときどきとんでもない自爆例を見る。
ガシラハウスに到着すると、
高知新聞の金山さんが朝刊を届けてくれた。
デジタル版で毎日読んでいる安部みゆきさんの連載
『三島屋変調百物語〜よって件のごとし〜』
が紙面で読める。
うれしいことのひとつでもあります。
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【巻末リンク:チューブの証明とは?】
【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】二郎くんのハッピーサーフィン日記『チューブをショウメイしました』_(2944文字)
【巻末リンク*2:さまざまな神さま】
Happy Surfing and Happy Summer!!
◎