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【サーフィン研究所】三部作について_未来の人へのプレゼント_台風波アソート_室戸おいしいもの研究所_(2088文字)

The Boss on 5’8″ Fish at the WBP

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WBPでシャチョーが、

眠狂四郎(ねむり・きょうしろう)の円月殺法(えんげつ・さっぽう)を繰り出し、

ネムリ・キョウ・シャチョーとなってシャッチョ三部作を終えた。

三部作にこだわるのは、

1970年代に細野晴臣さんが、

トロピカル三部作としてこの世に説いたが、

全く売れないどころか、

「いままで聴いていた人たちがみんな離れちゃった。」

——細野晴臣さんと、

鈴木惣一郎さんとの共著

「分福茶釜」(写真)より

《眠狂社長所蔵》

ということであり、

ファンが離れても

「これは良い音楽ですよ、これこそが自分の表現だ」

と止めなかった。

さらには、

『僕のやる音楽は、
“現在”に対してパワーを持つものではなく、
それは”未来”に対して持つ。
よって「泰安洋行」は、未来の人間へのプレゼントだ。』

と44年も前に書いてあったことに胸を打たれた。

(巻末リンクを参照ください)

そして今、

私たちがその時代の細野さんの楽曲を聴きこんでいる。

(タキビ神と、シャチョーとセイジ、ロレックス松本さん)

細野さんは、

この理解されない時代を経て、

YMOが大成功してコシミハル、

星野源さんたちを従えた今がある。

表現をするものにとって、

「今」

でなくても良いというのは、

とてもうれしいものである。

Catch Surf® Skipper Fish 6’0″

Nakisurf Original Twin X 2 / Mega Quad

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パドルアウトすると波が光っていた。

「光る波ですよ。ナキさん〜」

うれしそうにそう言ったシャチョーの顔が忘れられない。

(光る波については、巻末リンク*2を参照ください)

これはSR日。

ジミヘンTで乗った波は、

まさに『ARE YOU EXPERIENCED?』であり、

彼の命日(今月18日)のことを考えていた。

そしてドノバンのことも。

これは台風メイサーク(9号)のレキくんのセットアップ。

波にベタリと張り付くのにも、

さまざまなスタイルがあるが、

私たちは彼のスタイルを敬愛している。

手前のサーファーもすばらしいターンを繰り出していて、

四国のサーファーのレベルの高さを知ることができるだろう。

これはハイシェン(台風10号)のときのティムさん。

卓越したサーフ力と、

抜けられるバレルを見極める眼力は、

世界でもトップクラスだろう。

彼の母国オーストラリアでの英雄でもある。

同場所。

これはサンオノフレ・サーフカンパニーの

「ローリング・ストーンズT」を着て、

『エモーショナル・レスキュー』ではなく、

細野晴臣さんの「蝶々さん(1976)」をシャチョーと、

口ずさんでいたことを思いだした。

セオリーとは違うので、

先日もオーストラリアから来たジョニーに

「これじゃフィンが大きすぎると思うよ」

そう指摘されたのだが、

「これでいいのです」

バカボンパパの気持ちになってそう返した。

(なぜこれでいいのかは、巻末リンク*3を参照ください)

室戸岬付近で、

驚くほど良い波を見つけた。

ただ、

インサイドは、

大きな岩ばかりなので、

数100m程度、

迂回パドリングしてイン・アウトする。

日本には、

まだ知られていない波がある。

土佐高知に来て、

おいしいものがたくさんあることに驚いた。

そして室戸を知ると、

なんだかすごい濃さでおいしいものがあった。

室戸岬から少し行ったところに西山台地という農地があるが、

ここは黒潮が台地に吹け上がって、

これら作物を美味しくしているという。

濃い味の野菜、

砂糖漬けのように甘い果物、

まさに奇跡の味である。

ハガツオとか、

カンパチの甘いこと。

目の前が深海だから深海魚である金目鯛もとんでもなくおいしい。

船の燃料代が安くすむのか、

季節的なことかはわからぬが、

今回の魚体価格にそれが反映されている。

信じられないほどおいしいブリに、

サバ、

そしてシイラ(マヒマヒ)

そして美しい。

室戸岬は、

そんなところであり、

スカイアンドシー・ムロトに併設されている

『おいしいもの研究所』は、

これら食材に由来しているのです。

台風10号は、

友人たちがサーファーズ岬に集まったそうで、

岸さんとナルちゃん、

タキローたちの話を聞くのはいつも楽しい。

これは出発前だ。

ジローくんと一緒に読書をした。

ジローは、

将来はDGPの弘法大師になるとされているけど、

作家でもいいなぁ。

夢枕獏さんのようになればいいのに。

(ジローについては、

巻末リンク*4を参照ください)

タキビ神は、

その長身ゆえに10フィートのボードを軽く持つことができる。

彼のパラレルスタンスは、

ハンニャハラミツ、

唱えれば、

心はNIRVANAよ。

そんな歌詞みたいなラインが浮かんできた。

【巻末リンク:細野さんからのプレゼント】

【サーフィン研究所:特大号続編】昭汰の夏_スキッパーフィッシュの拡張性_44年前の未来へのプレゼント_(1737文字)

【巻末リンク*2:光る波の歌詞】

【ドラゴン・グライド・プロダクションズ】タキビシン『フダラック』歌詞_(595文字)

【巻末リンク*3:フィンはこれでいいのだ】

【サーフィン研究所:感動号続編】大日如来_さまざまな神_強波チューンのメガ・クアッド_(1854文字)

【巻末リンク*4:ジローについて】

【ドラゴン・グライド・プロダクションズ:世界サーフ文学館】『サーフ王さま』byじろう_(1675文字)

Happy Surfing and Happy Summer!!