The Blue Dragon Sunrise
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宇宙の真実は、
天才天文学者だったカール・セーガンが解き明かそうとしていた。
彼は地球上の砂粒の数を知り、
そして宇宙の広大さ、
深遠さを解き明かしていった。
宇宙に無関心であってもグレイト・サーファーとなれる。
たとえば、
デューク・カハナモクのことを伝える重要なことは史伝だろうか。
史伝は事実でもある。
事実がないと
またはケリー・スレーターやトム・カレンたちはここにはいないだろう。
もしすごい事実がないと、
ここまで知られた存在ではないだろう。
彼らはどんな風に波を見て、
どのように波に乗るか、
いつ、
どこで、なにをしたか。
どんな滑りをするのか。
その累積と経験が、
サーファーという容れものであり、
そしていちサーファーとしての表現となる。
けれど、
宇宙から見ると、
どこまでデューク・カハナモクが優れていようとも、
トム・カレンが偉大であっても、
私たち人間は、
コーヒーカップに浮かぶ泡と同じように、
そこまで意味をなさず、
そしてどこまでも
「はかないもの」なのだろう。
Catch Surf® Skipper Fish V 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK
at Misakimachi, Tosa
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サーフし続けるのは、
自身の愉楽のためもあるが、
まだ見ぬ世界への扉を探し、
そして宇宙観を観ずるためだと言い切れるのは、
矛盾でもあるし、
反極世界への交信なのかもしれない。
そんなことを想うのは、
秋という季節だからかもしれない。
南国土佐はいまだに温水であります。
たくさんサーフをして、
無料高速等を使って、
黒潮町にやってきて名店まるやに行った。
「スジコン」、
「カス」、
または「トンペイ」の午餐だ。
(まるやについては巻末リンクを)
トンペイ。
これを食べた人は、
「何か」ここから濾過し、
そして名言を残すだろう。
食べ終わってから、
もう一度トンペイの姿を探したくなる。
「おーい、トンペイ〜」
という具合で宇宙的になってしまう。
実際にこのトンペイを探すのなら大阪か黒潮町やろか。
スジコンは、
動画でお見せできないのが残念なほど、
「かつおぶしの躍り食い」という様相だった。
具体的には、
ターボー氏によって、
メイン鉄板から、
客席鉄板へとステン・チリトリ大で運ばれた際は、
削り節がヒラヒラ、
チラヒラとダンスを踊っていた。
鮑でも魚でも
「躍り食い」はいささか下品だけど、
これなら品があってよろしいと、
モラリストの話を思いだしながら、
シェフが醤油で炊いた牛すじを頬張っていた。
市内に行き、
大型商業施設でMR(マーケット・リサーチ)をしていると、
スリーミー2122という魅惑的なベッドで、
大きなクマが寝ていた。
うーん、
黒潮町の誰かに似ていたと思ったんだけど、
誰やったかな?
出てきそうで出てこない。
こういうのは悔しいので、
前出のまるやターボー氏に電話すると、
「ゲージツ作品のことかな?」
彼はそう言うが、
それは下田公園にあるクマさんのゲージツ作品のことであり、
「違うと思うよ」
そう言おうすると、
(ゲージツ作品については巻末リンク*2を)
「あ〜!わかった!似とるけど、オレやないで」
そんなことを言った。
そのうちに思いだして、
「ニコニコしたクマさんやで」
そう気づいたのだが、
それは言わずにさよならの挨拶をして電話を置いた。
(巻末リンク*3を)
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【巻末リンク:まるやTやで】
【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】タイラー・ウォーレンの岬装備_ジミTの朝焼け_72時間限定『まるやオリジナルT』_(2719文字)
【巻末リンク2:クマさん】
【巻末リンク3:黙っていたこと】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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