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【サーフィン研究所】寒気と沖縄&ハワイ_(1520文字)

Tyler Warren “2+1″ / 6’5”

Greenough 4A-9″ + VEKTOR VMK

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ひゃぁ寒い。

凍り付くような夜明けだった。

Rolex Matsumoto’s Happy View 2020 December

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ダニー・メルハドというサーファーがいて、

彼もまたハッピーサーフィンを掲げている。

ダニーとは、

WBP&ブルードラゴンで一緒にサーフし、

その彼のグレイト・サーフ術というか、

頂点とも言える波乗道を目撃した。

だんだんとわかってきたことは、

ダニーはASP、

WSL/WCT等を経て、

いまは沖縄を定住の地とし、

ハッピーサーフィンを掲げている。

そんな奇特な彼が、

このハッピーサーフィン・ステッカーをとっても気に入ってくれた。

そのダニーと電話をした。

昔は電話は当たり前だったが今は珍しい。

ただただ、

ダニーと話せることがうれしかった。

「この季節は(沖縄で)バレル波に乗るには運がいるね」

ふむふむ。

「でもロングボード波で良ければ毎日デキマスネ」

そんなことを言う。

ロングボード大好きです。

いつでも乗ります。

そんなようなことを言うと、

「ヨミタンわかる?すぐに来るとイイヨ」

読谷のことであろう。

彼はその辺りにいるらしい。

この話には一切関係がないが、

ノースハワイ(カウアイ島)にラワイという静かな町があり、

そのハイウェイ沿いにあった商店のイナリ寿司が好きだった。

(写真左上)

この商店は『メネフネ・マート』というのだけど、

このイナリ寿司も開発というか投資のエジキとなり、

絶滅してしまった。

つまりメネフネ・マートはビッグセーブに売却され、

いまではセブンイレブンとなって、

空港で売っているものと同じサンドウィッチや

スパム・ムスビが売られてひさしい。

「ひさしい」というのは、

もうすでに時間が経っているということだ。

ここでダニーがいる沖縄本島に戻る。

前回沖縄に行ったときに商店で、

メネフネ・マートのイナリ寿司と全く同じものを発見した。

(巻末リンク*3を参照ください)

前述したもの、

メネフネ・マートのイナリ寿司と同じで、

味はもちろんのこと、

形や重さまでも一緒だった。

よーく考えてみると、

メネフネ・マートの前身は、

『マツウラ・ストア』という名前だったという。

1885(明治18)年には、

日本とハワイのあいだに『官約移民』があり、

1894年まで、

およそ2万9千人が契約移民として、

日本からハワイに渡ったのがはじまりだ。

このときにハワイに渡ってきた沖縄の人が伝えた食がそのまま、

カウアイ島に残っていたとしたら?

そう仮説を立ててみると、

どうやらいろいろなことが落ち着いてきた。

『香りと音楽の記憶は永遠だ』

そんなことを言ったのは久保田麻琴さん。

彼は、

細野晴臣さんに沖縄音楽を導き、

横山泰介さんの2年年下なので、

マコッチャンと呼ばれていたが、

そのことよりも味や香りの記憶というのは、

かなり正確だと信じている一人でもある。

マヒマヒとアジ。

マヒマヒはシイラ。

ハワイでは超高級魚であるが、

日本ではかなりお安い魚くんである。

鮮度が良いからか、

ハワイよりもおいしいのでぜひ食卓にどうぞ。

最初はバター焼きか、

マヨネーズをかけて、

オリーブオイル焼きでいかがでしょう。

激烈においしいのです。

室戸ついでに、

これは隠れ名店のサンシャイン室戸の魚売り場。

天然ハマチが20切れも入っていて400円。

一切れ20円なので、

2かんで100円のスシローよりもお安い。

【巻末リンク:あのボード】

【サーフィン研究所2】タイラー・ウォーレン『ワン・オフ』_(1494文字)

【巻末リンク*2:イナリ寿司由来の波】

すばらしイナリーズ_『滑降の挑戦者』_土曜夜熱_(2888文字、中短編です)

【巻末リンク*3:沖縄イナリ】

沖縄_明日からの予告_(2394文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!