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【サーフィン研究所】ハイライン_(1206文字)

良い波に見えるが、

ライトはピンチする。

なので難易度S級だ。

レフトはオープンなので、

波壁のお腹に張りつくことができたらメイクできる。

ライトは波壁のアゴというか、

上部を滑らせることができないと、

このチューブはメイクできない。

ピンチというのは、

pintchという英単語で、

「つまむ」

「つねる」

そんな和訳も近いが、

「縮みあがらせる」

これが一番しっくりする。

ピンチすると、

なぜメイクするのが難しいのだろうか?

波が縮みあがる=内部が狭くなる

狭くなると、

滑走者=サーファーが通り抜けられない

加えて、さらに重要なことを書くと、

狭いのにハイライン

そんなことになっているからだ。

Nacky on Catch Surf® Skipper Fish Ⅴ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VT

.

バレルの中でラインを上げることをやってみるとわかるが、

とっても難しく、

悔しいほどラインは上がらずにバレルの中に吸い込まれてしまう。

ああ。

で、

研究のためジョンジョンやJOBのバレルを凝視すると、

彼らの技術うんぬんというより、

波の鼓動と同化しているようにも見えた。

うーむ、

「(ジョンジョンたちはバレルの中で)波をどう読んでいるのか?」

そう内部というか、

自身の視界から考えたときに、

「この人たちの人生のほとんどは、バレル波を見て育っている」

ということに気づいた。

ならば、

自分もさらにバレルの波(大小関わらず)を見て、

その回数が層になれば、

今よりもましにバレルメイクできると、

そんな膨大と広大を知った日。

2+1のサイド・フィンは、

結局VMKに落ち着いた。

ツイン使いも良いけど、

バレル波には、

やはり硬いサイド・フィンが壁に切れこませやすいようだ。

これは2+1というより、

サーフボード本体のチャンネル起伏を増加させた役割のボンザーフィン。

サーフィン研究所の所長は中村竜さんだが、

彼が、

「鳳凰を見ました。西に行きました」

そんなメッセージをいただき、

なんと奄美にも鳳凰がやってきた。

まるで手塚治虫先生の『火の鳥』だ。

ホーオーホーオー!

後期『サーフT』が出てきた。

現代アートに詳しいタキビ神が、

「この字はキース・ヘリングに描いてもらったのですか?」

そう聞かれ、

やはりタキビ神はさすがだと思った。

カルト的人気があったNAKISURF-T。

BLUE誌巻頭コラム脱稿。

今回は『遠波』について、

そして対話形式でショートボードと、

ミッドレングス2本立てを書いたが、

T編集長は気に入ってくれるだろうか。

Tyler Warren 2+1 / 6’5″

Greenough 4A-9″ + VEKTOR VMK

.

ここからハイライン。

体を小さくして、

波筒が自分にかぶさってくる愉楽。

【巻末リンク:2月の台風】

【サーフィン研究所】奄美台風2号総括_バックドア3種の神器_キッチンマカロニの誠実味_(2033文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!