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【サーフィン研究所千葉特大号】ドラグラ最高指導者ラカ法王&タキビ神と総料理長コジマさん@ジェフリーズ!!後編Bon Surfant(ハッピーサーフィン)_( 2899文字)

The Pope Raca XXXVlll on

Catch Surf® ODYSEA Plank 8′

at the Jefferey’s Chiba

.

ダライ・ラカは、

ドラグラ派において最重要指導者の化身だが、

次いで重要なのはスーパー・タキビ神だ。

ドラゴングライドでは、

二人が最高指導者の両巨塔とみなされている。

ドラグラの人々は、

この密接な関係を太陽とアンタレスになぞらえた。

Super Takibi God at Jeffreys, Chiba

.

タキビ神はドラグラ神話の主神であり、

全知全能の存在とされている。

ローマ神話ではジュピター(ユーピテル)、

中国神話での天帝、

キリスト教やイスラムの唯一神と同じ

『最高神(supreme god)」だ。

通常『最高神』は、

創造的能力や人格的性質を持ち、

全知全能だとされている。

タキビ神は全宇宙や火を支配する天空神であり、

法王と神々双方の秩序を守護する王である。

焚き火用のロング・トングと、

キャッチサーフのバリー・マッギー・モデル各種で森羅万象を操り、

多神教の中ですら

唯一神的な性格を帯びるほど絶対的で強大な力を持つ。

Super Takibi God on

Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee 7′

.

タキローがまだ権威を持っていたウナクネ(ドラグラ原型)時には、

森羅万象はガイアの支配領域で、

よって未熟な私たちには、

波も流れも思うようにはならなかった。

メディアの発達、

競技人口の拡大は、

サーフィンをオリンピック競技に引き上げた。

その前哨戦であるJPSA千葉戦が、

私たちの聖地ジェフリーズの380m南側で始まると、

海は停滞前線から吐き出されてきたオンショアに満たされた。

それまで隆起していた波は、

流れと起伏を複雑混沌化させた。

夜明け前は、

豪雨を伴う雷と強いオンショア。

勤勉な波情報は、

ここ最近で最も低い評価をつけたと聞いた。

こうなると、

この界隈に見えるのはヒラメとシーバス狙いのアングラーか、

犬を散歩させる人だけとなった。

けれど、

この日はラカ法王と小島総料理長がジェフリーズにやって来られる日だ。

「それならタキビポーズでラカラカすれば大丈夫です」

そんなことを言い放って、

ドラグラ宇宙を統制するタキビ神が、

森羅万象を押さえ込んだ。

具体的にはオンショアを弱め、

ジェフリーズの地形を再びその意に従わせた。

オンショアはもはや波を揺らがせなくなり、

波も平穏に戻った。

タキビ神はこのエリアを平定し、

再びジェフリーズに調和が訪れた。

小島さんと法王。

前夜はドラグラ会館で晩餐会が催され、

マカロニグラタンを食べられたという法王。

そして美食派の信仰全域で至上最高の原理として仰がれる小島さん。

現実世界とドラグラ界でも『総料理長』であり、

この世界への帰依(きえ)と敬虔さが小島さんに日々捧げられている。

Three Treasures refers to Pope Raca, Takibi God and Master Chef.

(帰依三宝は法王・タキビ神・総料理長です)

この三宝が集まると、

惑星直列のようになったのか、

その運命すらも超越しはじめた。

具体としては、

オンショアを無風に変えて、

うねりを持ち上げ、

ジェフリーズに相応しい威厳を取り戻したのだった。

以下はその集まりの記録である。

6月となって水も温み、

すばらしい天候にもなった。

何度も書くが、

完全無人のジェフリーズだった。

ラカ法王は、

私たちが掲げる『ハッピーサーフィン派』の事実上の領袖(りょうしゅう)だ。

領袖とは、

集団の中心となる人物を指す言葉である。

法王はホーオーと発音されるが、

文武両道、

身体能力にとても長けている。

Catch Surf ®ODYSEA X Nakisurf 7’6″

Original Twin Fin

.

そのホーオーの真似をして波に乗ると、

波乗りがさらに楽しくなった。

タキビポーズ(後述)をする筆者。

ラカ法王と同じ波に乗ることができて、

心満意足(しんまんいそく)の至福のときだったと、

忘れられない神秘体験となった。

Takibi God on

Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee 7′

.

タキビ神の真骨頂は、

その長い滑走距離にある。

マンライというのは満足ライディングだが、

彼はそれをベースラインにして成仏を目指している。

(タキビ神の澄明な滑走は、

巻末リンク*3にございます)

成仏というのは、

「(サーフィンをして)上陸すること」

を指しているのだが、

この成仏によって、

滑走距離の伸びは大谷翔平クラスだとStat Castが計測していた。

成仏(上陸)の際にこのタキビポーズをすると、

大日如来の境地を体感するとされている。

スカシーこと、

スカイアンドシー室戸の河合さんによると、

「成仏とは、現世で最高の悟りを成就(じょうじゅ)する」

そう金剛頂経に書いてありましたと教えてくれた。

とすると、

サーファーたちがハッピーサーフィンの教えに出会い、

精進して修行し、

マンライ・ロングライド上陸の際にタキビポーズをすれば、

円鏡力の故に実覚智なり、

宇宙の森羅万象を構成する要素を理解することができる。

そんなことを得心された小島さんは、

「悟りや意識のすべてを超越して清浄な光となったよ。

さまざまな因縁から離れてわかったのは、

波の教えは虚空と等しいということだね」

小島総料理長はそうおっしゃって、

七里ヶ浜ロア波に乗り続けられた。

ロア波と言っても1980年代のものであり、

すでに堤防やヨットハーバー建設によって、

同じ波は存在しない諸行無常系のことだ。

普段長いボードを乗らないんだよという小島さんだが、

秀逸なレイルワークは、

生きている全ての存在を救い、

悟りを得させる衆生済度(しゅじょうさいど)の誓願にも映った。

Kei Kojima on

Catch Surf ®ODYSEA X Nakisurf 7’6″

Original Twin Fin

.

そして一本目から成仏(上陸)されて、

タキビポーズで虚空をあらわし、

存在全てを両手の中に包括しているようにも見えた。

総料理長は、

『セテ・トロ・ボン(C’était trop bon)』

フランス語で最高だとおっしゃり、

『Bon Surfant(ハッピーサーフィン)』を掲げられた。

(巻末リンクをご覧ください)

次の波にも、

そしてまた次の波にも乗られて、

マンライ成仏を繰り返し、

タキビポーズで即身を顕現し、

真理を体得しつつ、

法王(ホーオー)の影、

衆生の心水(しんすい)を表現されていた。

筆者も何を書いているかが、

わからなくなったので、

ここに波乗り編を置くが、

字数の関係でサーフ後に法王たちと行った道の駅の項は明日にゆずるとしよう。

これはJR上総一ノ宮駅前の物産ストア。

(明日に続きます)

【巻末リンク:フランス語の聖なる日】

【サーフィン研究所特大号】 小島さんの天界味覚とハッピーサーフィンの絆_『ベージュ アラン・デュカス東京』_(4743文字)

【巻末リンク*2:ご存知とは思うけど前編ね】

【サーフィン研究所千葉特大号】ドラグラ最高指導者ラカ法王&タキビ神と、総料理長コジマさん@ジェフリーズ!!_( 2618文字)

【巻末リンク*3:美しいメロディ】

【サーフィン研究所千葉支局】タキビ神の澄明な滑走_(568文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!