A Long Vacation
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同名の大瀧詠一さんの名作アルバムがあるが、
まだ高校生だった私は、
オーディオ・マニアとなって、
ラジカセのタイマー機能を駆使して、
エアチェックを繰り返していた。
永井博さんのジャケットに魅せられたのと、
レコード集めまでしていたので新星堂でLPを購入した。
当時はヴァケイションという言葉は、
あまりわからずに週末だけのものだと思っていたが、
いま考えてみると、
『ヴァケイション』は人生そのものだと思えてきた。
そういえば、
今朝の夢で大瀧さんが青いネルシャツを着て登場して、
「きみはなかなかスルドイね」
そう褒めてくれたのを思い出した。
天界という言葉があるが、
私もそろそろそこに近づいているのだろう。
Catch Surf® Heritage Collection Nose-rider 8’6″
at the Pacifico
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強い波はもちろん、
小波も大好きだが、
この日はまさにその小波のすばらしさを味わった。
真夏日、
白い砂、
青い海、
まさに冒頭に掲げた大瀧さんのイメージそのままだったのかもしれない。
(巻末リンクを参照ください)
少年3人が浜にやってきて海で遊びはじめた。
だが、
わざわざシャツを着て、
ロングパンツを履いてという服装だった。
沖縄でもそうだったが、
水着で泳ぐ、
またはトランクス一枚というのは、
南方では一般的ではないようで、
みんなTシャツを着ていたり、
普段の格好みたいなのをしていたから、
日本でも北と南ではいろいろと違うのだろう。
ちなみに私がTシャツを着ている理由は、
スレ防止ということと、
『サーフウォッシュ』という洗濯観念によってのものだ。
(巻末リンク*2を参照ください)
三人組の一人が、
こちらをずっと見ていたので、
きっとサーフィンがしたいのだろうと直感して、
サーフボードをお貸しすると大喜びしていた。
三人で順番に乗り始めると、
1時間は戻って来ず、
その楽しそうな笑顔に波乗りの原風景を見たような気がした。
極小波=激浅→フィンが引っかかる
なので、
フィンを外すと、
遅速ですら難易度が高くなり、
体幹筋が鍛えられて、
アパッチ亮太のようになれた気がした。
室戸岬は、
朝日が東海岸に上り、
夕陽が西海岸に沈む。
そんな地形はなかなか珍しく、
奄美大島の友人たちのことを思い出していた。
道の駅名店『キラメッセ室戸』の野菜群がすばらしく、
なぜかたまに他県産のが売られているが、
それを外せば、
たいていは最高の野菜が食べられる。
河合さんのとっておきのスパークリングに、
私が静岡で購入してきた生ワサビをすりおろし、
野菜を並べてオーブンで焼き、
(250℃=20分)
そしてさらにマカロニグラタンを作るに至った。
鶏出汁を作り、
それをマカロニに吸わせてベシャメルソースで煮て、
それからチーズをかけて焼いたので、
マカロニへの味の入り方が、
法王への敬意そのものだと、
SMSで画像が出回ったほどのおいしいグラタンでした。
けれど、
そろそろ季節がオーブンを欲しがらなくなるので、
グラタン・ブームもそろそろ終わってしまうと話していた。
関係ないけど、
2年半前のジャイアン。
@_toshiyukikobayashi_
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【巻末リンク:40年前】
【巻末リンク*2:サーフウォッシュ】
【巻末リンク*3:法王のグラタン】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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