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naki's blog

【サーフィン研究所特大号】砂浜美術館のハッピー・サーフ・デー!!_(2719文字)

四国の西南部には、

観音が降臨してくるという補陀洛(蹉跎山)があり、

その東浜に面した美しい白砂海岸には、

すばらしい波がやってくる。

古文だが、

この美しい海岸を評した文章がある。

土佐ノ西南部

太平洋岸ノ砂丘ニアリ

延長三十町

西方蹉跎岬ノ諸山ヲ望ミ

東方井ノ岬ニ対シ

海山ノ風光ヲ

一眸ノ中ニ収ム

四國ニ於ケル

屈指ノ松原ナリ

Nacky on

Catch Surf® ODYSEA x NAKISURF 2+1Special 7’6”

at Museum Bank

.

サーフィン歴、

5年一ヶ月のナッキーの上達めざましく、

これもフィンレス&ノー○○○○(日本は禁止用語なので伏せ字で)の賜物(たまもの)だと、

沖縄超級師範のダニー・メルハドに断言されていた。

こちらは13歳の藤澤然一(ふじさわ ぜんいち)くん。

亡くなってしまった石田さんつながりで、

お父さんの学(まなぶ)くんが乗っていたシングルフィンを引き継いだ中学生。

彼もノー○○○○でサーフしていて、

しかもこのスタイル。

このビーチのグッドサーファー率が高いのは当然だと感じた。

ゼンのサーフスタイルは、

まるで1970年代のジェリー・ロペスのようだ。

子どもたちの多くがオリンピックを向いているのは、

当然良いのだが、

結局は競技推奨が気になる。

負けると敗者となるからだ。

サーフィンには敗者などない。

こうしてゼンのように古式こそを継承したい少年もいるわけだから、

多様なサーフ・コミュニティとして、

成熟しているのがここ西南フダラク・エリアだろう。

ここは日本でも類を見ない

『海岸美術館』という土地でもある。

よって、

美しいビーチブレイクが拡がっている。

宝石のようなスタイルのサーファーは、

ここに初めて来たときに見かけたサーファーでもある。

そのとき横にいた学くんに

「グッドサーファーですね」と言うと、

「ああ、コウスケと言ます」

「ノー○○○○で怒られないんですね」

「誰も怒りませんよ。

むしろそうすべきだとローカルのみんなは知っています」

「すばらしい!」

コウスケはこんな超次元のノーズライドをし、

私を感動させた。

で、

次の波に乗った関西都市部ナンバーの人は、

ボトムまで行って、

真正5フィンボンザー(新品)を思い切り蹴り出していた。

なぜ蹴り出すのかというと、

波が終わったので、

サーフボードを少しでも自分の遠くにしたいからに他ならず、

けれど○○○○をしているから蹴り出してもその紐をつかんでまたパドルアウトしていく。

それがとっても恥ずかしいフィニッシュとなっていることはわかっていない。

さらに書くと、

いざというとき、

例えば視界に突然他のサーファーが出てきたとする。

この蹴り出し系は、

自分だけ助かりたく、

いつもそうしているように

こちらに向けてサーフボードを蹴り出してくる。

こうなってくると、

ノー○○○○を推奨すべきだとわかるのだが、

なぜか成熟したくないほとんどのサーフコミュニティは、

これを推奨するどころか忌み嫌う。

ただ、

こういう多様化を受け入れるサーフ・コミュニティこそが、

本来のサーファーズパラダイスだと思う。

なので、

たくさんのサーファーがかっこいいのだ。

ゼンのお父さんの学くんが、

スラッシュバックを決めた。

彼はNAKISURFでも販売している

ほうばいうどんの「ヘンプうどん」の父でもある。

このあたりで私が好きなスタイルのサーファーはおよそ8人ほどいるが、

その一人がこのマサヤ。

彼はログに乗らせても超一流で、

昨日はこのチャンネル・フィッシュで美しく波の上を舞っていた。

マサヤはジャパニーズ・アッシャー・ペイシーか。

アッシャーは、

ログには乗れないので、

どちらに軍配を上げるかは、

ラカ法王の思し召し次第だろう。

この樋口自動車のとおるくんも、

私が掲げる

「フダラク・グレイトサーファー8人衆」のひとりであり、

彼もまたログ、

画像のメガフィッシュ、

シングルフィンやミニ・フィッシュなどで、

エレガント・スタイルで波に乗っていた。

キャッチサーフのステッカーがまた良いです。

上手なサーファーとは別に、

スマイリー・グリズリーこそが、

純粋なハッピーサーファーの結晶(一人)だろう。

いつもニコニコして、

じつは熊並に強いことと、

260kgの体重だと、

ハンティング・ベイあたりでも知られている。

(巻末リンクを参照ください)

サーフ誌などで取り上げられているノーズライドも見事だ。

グリズリーは260kgには見えないが、

クマの筋肉は重いのだろうか。

(クマではなくカッパ説は、巻末リンク*2を参照ください)

『グレイトサーフ8人衆』のひとりであるターボーくんは、

私と同じ歳。

そして「お好み焼きまるや」の総料理長、

シェフ・ド・キュイジーヌであり、

(巻末リンク*3を参照ください)

ダブリの高校38年生は、

ミラ・ジーノのボンネットに67番のマグネットを貼りつけ、

横浪半島をシャコタン☆ブギしているという。

ペヤング・マガジンで好評連載中の「カシラモジT」。

主人公のTが、

横浪スカイラインで乗る平成16年式(2004)ミラジーノ・L700型、

通称「ジノやん」はターボーくんの愛車である。

そんなことから、

ターボーくんはこのマンガのモデルだと、

黒潮町のノスタルあたりで噂されていた。

(巻末リンク*4を参照ください)

Catch Surf® Heritage Collection Nose-rider 8’6″

at Museum Beach

.

昨日はかなりいい波にも乗ったし、

真夏日だったから何度もサーフした。

ウエットスーツを着替えないというのは、

こんなにサーフするのが楽なのかと、

コスタリカの日々を思い出していた。

ちなみに『サーフ・ウォッシュ』で、

着たままでサーフし、

上がってくると水洗いして干すという洗濯いらずの

ライフハック(Lifehack=上手な人生)である。

Tシャツは、

先日仕上がったスカシーこと、

スカイアンドシー・ムロト謹製Tであります。

「空と海だけ」

こんなテーマが胸にあるので、

波待ちしているあいだも空と海を見ながら悦に入っていた。

波を撮ったら、

顔のようなものが映っていた。

まったくの偶然なんだけど、

なんだかかわいかったので、

ここに共有しますね。

わかるかな、

目と笑った口。

まだまだフダラク波とサーファー話は続くのだけど、

2500字を越してしまったので、

続きはまた明日ということで。

【巻末リンク:260kgの体重!?】

【サーフィン研究所】黒潮町〜四万十でスマイリー・グリズリーと38(サバ)大王降臨予感_(1783文字)

【巻末リンク*2:グリズリー、カッパ説】

【サーフィン研究所特大号:三部作】小波日の浮力目安_コニャックに漬けたマンダラ・コーヒー_グリズリーベアVS河童_(2222文字)

【巻末リンク*3:シェフ・ド・キュイジーヌがいる】

【サーフィン研究所】スマイリー・グリズリーのハッピーサーフィン_国と人種を越えたデューク思想のペンギン村_(1558文字)

【巻末リンク*4:ミラジーノ登場】

【サーフィン研究所】コーヒー焙煎_黒潮町から東洋町_クワイエット・ファンクさんで美の探求_(1223文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!