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naki's blog

【サーフィン研究所特大号】銀メダルとサーフ純粋抽出_補陀落鰹節とウイスキー_(2575文字)

2021年、令和三年、夏の土用の朝陽。

少し雲が出てきたかな。

華厳さんが大喜びしていたので、

聞いてみると、

「メジナにカノアが逆転のエアリバースを決めたんだ」

そう興奮されていた。

よく聞いてみると、

東京オリンピックのことで、

その後カノアくんは銀メダルを取っていた。

私がサーフィンを始めたとき、

日本人が世界で同等に競えるものは少なかった。

2021年のいま、

野球までも日本人が席巻していて、

「戦後から抱えていた私たちの劣等感を拭いさってくれるんだよ」

華厳さんはそう言って涙ぐんでいた。

カノアおめでとう〜!!

クワイエットファンクの新作は、

なんとNAKISURF・オリジナル『スナフ・ヴィー3/4oz』。

久保田さんによると、

各地でやたらと釣れていると聞いた。

NAKISURFのはぎうだも初スナフで6B4Fということであった。

記号はB=バイトで、

Fがフィッシュと聞いた。

スナフの「ヒラ打ちアクション」が効くのかな?

Nacky on Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK

Photo by @yooooo812

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ナッキーの波乗りをヨッシーが撮ってくれていた。

すばらしいボトムターン。

Shotora Sugimoto on

EC Surfboards Twin Pin 6’5″

Photo by @yooooo812

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しょう寅杉本さんも、

この夢波をエリック・クリステンソンのツインピンで駆け抜けていた。

Photo by @satoshikanayama

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こちらは高知新聞社の金山さん撮影のタマちゃん。

これはよく読まないとなんだかわからないが、

昨日も書いたが、

高知新聞社の『白いダイヤ』全3部をぜひ読んでみてください。

タマちゃんは偉人でもあります。

Shiggy-G on Catch Surf® Skipper Fish 6’6”

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK

Photo by @quiet_funk_craft_works

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五年前にシギーに再会したとき、

彼は全くと言っていいほど、

波に乗ることができなかった。

彼はグリーンヒルで借りたショートボードに乗っていた。

私は過浮力ボードがいいよと助言をし、

その後彼はキャッチサーフを購入して、

ハッピーサーフィンの日々が始まり、

ついにこの栄誉あるスペシャル波を手に入れた。

Photo by @quiet_funk_craft_works

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真剣にサーフィンをする人ならわかるけど、

サラリーマンのサーフィン歴5年ではここまでの波に乗れないものだ。

やはりハッピーサーフが基調にあり、

千葉ジェフリーズで鍛えた日々がここに昇華したのだろう。

Photo by @quiet_funk_craft_works

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そのあいだ黒潮町のスマイリー・グリズリーは、

「ガオォォ」と波を滑っていた。

Sting 1973 Ben Aipa / Hiroyuki Maeda

6’2″ x 21″ x 2-1/2″

Photo by @yooooo812

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スマイリー・グリズリーとシャッチョさんが見える。

友人たちで波に乗る歓びがあり、

サーフ魂の純粋抽出のような時間だった。

ありがとう〜!

そうです。

*マンライだらけのセッションでした。

(*マンライ=満足ライディングのこと)

その殊勲賞のシギーは、

須崎市のしんじょう君に恋をしていた。

「なんというか、

ほっぺたがジローくん風といいますか、

ゴマちゃん(少年アシベ)に通じるものがあります」

しんじょう君、

かわいいですものね。

話は一気に大岐の浜まで飛ぶ。

噂のハイビスカス食堂。

一度食べてみたいが、

なかなか開店しないので、

いつのことになるのだろうか。

今回のレンタカー。

こうしてボードを上に積んで走ると、

通りすがりに各地のサーファーからにらまれることが多くて驚いた。

別段私たちが速度を出していたとか、

音楽を大きくかけていたというわけではなく、

この「わ」ナンバーにボードを載せて、

笑顔で走っているのが気に入らないのだとわかった。(笑)

同じサーファー同士で、

しかもサーフトリップ中の人になぜそこまで敵意を持つのか?

さまざまなことが疑問になるけど、

オリンピックを機会にこういうことが変わるといいなとも思った。

「あなたはジョン・ジョンをにらみますか?」

(私はアメリカ暮らしが長いので、

たいていの日本人は、

外国人だとなぜか笑顔になるのを知っているのだ)

大岐の浜。

美しい波群。

しかも補陀落(ふだらく)東浜の奇跡。

(補陀落については巻末リンク1、2、3を参照ください)

The road to Cape Ashizuri.

足摺岬への道。

この案内図に前出のタマちゃんや、

タキビ神や法王を探してしまった。

かき氷はメロンが好きでした。

次点イチゴ。

「たけまさ商店」という老舗の鰹節屋があり、

そのアンテナショップがオープンしていた。

ここの出汁パウダーは絶品越えです。

四万十の彩市場(いろどりいちば)では、

お目当てのおはぎを見つけ大満足。

今年は鰹が豊漁で、

三十年ぶりに「頭取り機」が稼動するほど、

鰹節生産業者が沸いているという。

この本によって旅行の意味を知り、

そしてアイルランドのウイスキー製造が垣間見えた。

隠れハルキニストのシギーは、

こういう紀行文には興味がないようだが、

私は強い感銘を受けた。

最近このヘイロー(HALO、ハロ。光彩)が浮かんでいるけど、

季節的なことなのか、

それとも湿度によるものなのかという談議となった。

地球に宇宙人が来訪すると、

このヘイローが出ますと、

そしてシギパネルラはやはりあそこでいなくなりますかと、

タヌ星出身の瀧朗が言ったのが気になった。

須崎のマルナカに行くと、

前出のウイスキー紀行文で重要な役割を演じる

『タラモア・デュー』が売っていた。

このラベルを見るだけで、

作中のアイルランドの蒸溜所とパブが目に浮かび、

このタラモア・デューはどのようにして飲まれたのか?

そんなことをずっと考えていた。

【巻末リンク:補陀落(ふだらく)文体1・2・3】

【サーフィン研究所】ポタラカとフダラク_最大セット波のワンオフ_土佐西南いろいろ_(1322文字)

【巻末リンク*2:補陀落(ふだらく)文体2・3】

【ドラゴン・グライド・プロダクションズ】タキビ神三部最終作『羅迦法王』_(1549文字)

【巻末リンク*3:補陀落(ふだらく)文体3】

【サーフィン研究所】補陀落渡海について_GoTo黒潮町_(1052文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!