美しい東うねり。
スマグリはんこと、
スマイリー・グリズリーだけがパドルアウトしていた。
(スマグリはんについては巻末リンクをご覧ください)
沖からこちらを見ているスマグリはんに
指を丸めて両手を上げつつ「ガォー」とやると、
瞬時にスマグリはん直印章というか、
真正ポーズが返ってきた。
スマグリはんに続くようにナッキーがパドルアウトした。
私のマジックボードである68に乗ってみたいというので、
「どうぞどうぞ」とお貸しすると、
なかなかのラインを見せた。
(この68については巻末リンクを参照ください)
Nacky on “The Mid-length 2+1”
6’8″x 19-5/8″ x 2-1/2″ at the WBP
Nakisurf Original Twin fin
Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda
.
ツイン仕様。
ナッキーは、
「浮かしてパドリングする」
そんな師範金言に留意したら良い結果になったという。
「浮かしてパドリング」とは、
サーフボードを浮かすように=揚力を高める
↓
速度を上げてパドリングする
ということを、
沖縄ハッピーサーフ大師範ダニー・メルハドから教わったのだという。
浮かしてパドルするのは、
ウルトラマンではないが、
とても限定的なものだ。
私たちですら3〜4回が「浮いている状態」を保つ限度だろうか。
ただパドリングでサーフボードを浮かせられるかそうでないかは、
サーフィンには極めて重要なことだとここに記しておく。
68は62のスティングとくらべると、
このようなサイズ感だ。
どちらもレトロ仕様のスポーツカーである。
スマイリー・グリズリー所有のロック・サバ号。
これが四万十市や黒潮町を走っているのを見ると、
なんだか無性にうれしくなって、
背筋を伸ばして両手を挙げてしまう。
たくさんサーフした後は、
黒潮町の名店中の名店「お好みまるや」へ。
シェフド・キュイジーヌのターボー氏が鋭意調理する、
ソース・ヤキソバや、
トンペイチーズを夢で見たようにいただいた。
(巻末リンク*2を参照ください)
純正というか、
真正と書けばいいのか。
伝統的かつクラシックなトンペイチーズの艶姿(あで・すがた)。
各パーツの大きさでクリスピー具合が異なるので、
自身の食感嗜好順にいただいた。
ちなみにジローくんは、
一番好きなものを最後までとっておく方式だそうで、
これは中学生の兄タローくんが、
弟のおかずを取らないということでもあるように思えた。
土佐西南は、
室戸岬と同様にお魚が豊富だ。
千葉県銚子もそうだが、
岬状の地形が魚を寄せ集めるのだろう。
サバとアジのこまいの(小さいの)が箱で200円。
見たところ20尾以上入っているから、
一尾10円以下という計算となる。
手はかかるけど、
「なめろう」とかおいしそうだ。
カツオにハマチ。
一尾でこの値段だと、
刺身一人前あたり20円くらいだろうか。
魚が好きなら、
このビジュアルの美しさは感じていただけるだろう。
「スマグリはん寝とるね」
「夜勤明けだと言ってたよ」
「ええ寝顔や。ここで寝慣れている風やね」
「本当だね」
「ここで寝て夜勤行ったらヤチンいらんから家計助かるんやないの」
「ここにもスマグリはんグッズが売っているよ」
「ほんまやね。リボンしてかわい子ぶっとるけど」
「本当は無敵熊なのを誰も知らないんだね」
「そやね」
(ターボーくんと、このいろいろについては、
巻末リンク*4〜5を参照ください)
これがこれからの土佐波予想であるが、
どうやら少しのあいだは波がありそうだ。
□
【巻末リンク:スマグリはんについて】
【サーフィン研究所特大号:動画あり】不空の生まれ変わりは空海_ニコニコ・クマさん=スマイリー・グリズリー_(2502文字)
【巻末リンク*2:スマグリはんの生息地北東側付近。または名店マルヤ】
【巻末リンク*3:そのマジックボード68について】
【巻末リンク*4:ターボーくん】
【巻末リンク*5:黒潮町】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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