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naki's blog

【サーフィン研究所】沖縄市長選から見える税金使用版の防災堤防海岸という未来_(1458文字)

これは少し前の画像だけど、

沖縄は外海なので、

時折巨大なセットが入ってくる。

通常は膝サイズ、

これは胸くらいあった。

乗れたらよかったんだけど、

このときはGoProをかまえていたので、

撮ることに専念してシャッターを押した。

これがその日の通常波で、

ナッキーとミウちゃんが乗った波だ。

ささやかだが、

〈浅いリーフ〉というガリギザ・エフェクトがあるので、

それなりにスリルあふれるサーフィンだった。

され本日は市長選の投票最終日。

沖縄も全国の例によって選挙カーがけたたましい。

辺野古基地を反対する市長と、

賛成派の市長対決となった名護市が全国で知られているだろうか。

ある市長選のことだ。

ここにこの市と候補者名を出さないのは、

こんなことを言っているぞとバレると、

反社会勢力によってひどい目に遭うらしいからだ。

私が滞在している市の候補者がこの土木建築関係出身者らしく、

市長になった際の公約に

「魚釣り公園の建設」と、

「安心な護岸を約束する」

と声高に掲げている。

だけど、

海好きのみなさんにはこの護岸工事が国民にとってどれだけ有害で、

市民にとって意味のないことがわかるだろう。

かんたんに書くと環境破壊そのものだ。

釣りをする人にとって、

これだけ海に囲まれているのにわざわざ釣り用の堤防を作らなくていいし、

何よりも災害目的という消波ブロックと堤防建設は税金の無駄使いだと、

東日本大震災のときに国民が身に刻んだはずだ。

例えば津波の際には崩れた消波ブロックが潮を漂い、

建造物を破壊するので危険であるし、

一個20トンもあるので、

もし下にはさまれたら命は失われてしまう。

とにかく有害なのだ。

けれど、

時が経つと、

こういう工事予定が立ち、

それが採択されると、

国から巨額の工事費が舞い込んでくるので、

赤面もなくこうして〈公約〉に入れ、

「私はやりますよ〜」と触れ回っている。

「地元民に多くの仕事をお約束します」ということでもある。

候補者Aは、

上記したように建設関係の票田がたくさんあると聞いた。

巨大堤防工事や、

消波ブロック投入を発注することができれば、

それは数百億円以上の規模なので、

建設業界から票以外にも懐に、

最中やお菓子に隠されて「リベート(現金)」が、

建設業からたくさん懐に入ってくるのだろうか?

現代はそれはできないとしても、

自分に票を入れてくれるので、

おいしい市長職に再選することもできるだろう。

 

さらに書くと、

私は国民として上に掲げた公約を一つとして了承できないが、

よくわからない市民は、

「一生懸命選挙をしているね〜」

とか、

「よくわからないから人気があるほうに」

そうやって大金を使った金満候補に投票傾向で、

逆に「自然を大切にしよう」とする候補には、

票が集まっていないという。

私には何もできないが、

このままいくと、

来年にはこの美しい海にたくさんの人工物が入るようになるのだろうか。

子どもたちと野球をやっていると、

例の候補者Aの選挙カーがやってきて、

「大切なお子さまたちの明るい未来のために」

と声を大きくして流していたけど、

本当の未来を考えるのなら、

人工物を取り去って、

元々の沖縄に戻したほうが良いですよと説きたくなった。

【巻末リンク:辺野古の愚行】

【サーフィン研究所沖縄道場】アオゲバ・ダニー先生_ストール参究_政府愚策のエース_それでもフィッシュ・タコス_(1593文字)

【巻末リンク*2:奄美大島の愚行】

【特大号】奄美大島発_自然の危機を救おう_嘉徳海岸の巨大堤防建設について_(3898文字)

【巻末リンク*3:消波ブロックの値段】

【サーフィン研究所】一個52万6000円のテトラポッド_(2395文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!