さまざまに散らばる奔放なピークは、
威力はたっぷり、
たまにやってくるオバケセットを喰らってしまうと、
かなりのあいだ陸まで引きずられていく。
これは少し前の画像だ。
なぜ今ポストするかというと、
波は、
偶然の産物だからだ。
よって、
ここでもその奇遇みたいな縁を表現したいと思っている。
または一緒に入るサーファーがいたとしたら、
そう考えての敬意みたいなものだ。
(例えば「今日です、これは昨日です」
そう掲載すると、不本意な混雑を誘発する)
Catch Surf® Special Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)
.
奔放なピーク。
セクションの引っかかりから降りることができた。
最近は「(波を)降りる」というよりは、
「(波の中に)入る」
という言葉を使っているかもしれない。
一昨日(おととい)のことだが、
「石垣島〜サンゴ礁は石垣島をどう育てた?〜」
タモリさんの番組を見た。
珊瑚礁が陸地となるような何十万年とか、
何千年というスケールと、
大自然が育んだ壮大さに感じいった。
珊瑚=サンゴの隆起は〈縁脚(reef)〉だと知っていた。
土手状に群生する隆起全体の緩斜面は、
「礁原(しょうげん)」と言うとわかった。
土手斜面には、
高まりであるピナクル(塔)が発達し、
私たちはここでサーフしているだろう。
発達するのは、
リーフ=刺胞動物が、
より多くの太陽光を求めて海面付近にせり上がってくるからだとあった。
せり上がりのピナクル(この場合は「頂き」という意)は、
礁嶺(しょうれい)と名前がついていた。
礁原の内湾(陸側)には、
珊瑚の死骸が砂粒状になり、
静隠な水域を発生させる。
いわゆるアウトリーフのあいだにあるちょっとした深みだ。
このエリアを礁池(しょうち、moat)ですよと、
先生が発言すると、
タモリさんは「ラグーンじゃないの?」と聞いた。
でも水深10m以下のエリアは、
ラグーンとは正式に言えないのだそうで、
私はいままでラグーンと言っていたのを棚に上げて、
ディズニーランドのアトラクション「タイフーン・ラグーン」は、
「タイフーン・リーフ」へと、
名称変更したほうが良いのになどと思ってしまった。(笑)
ちなみにこの静穏エリアは、
南のリーフエリアならサーファーでなくとも使っているはずだと、
調べてみると、
沖縄地方では〈イノー〉だとあった。
【お知らせ】
BLUE誌の新年号が発売されています。
ここには私が連載で巻頭コラムを書いている。
毎回ここに数本書き、
その中から選りすぐりをT編集長に送信して、
このページになっていく。
もう10年間は続いている連載だ。
今回は、
サーフ・カルチャーの思想として
〈サーフフィック・ジェネレーション〉と掲げた。
このサーフフィック・ジェネレーションとは、
私の造語であるが、
スピリチュアル世界を探究し、
経済的または物質、
標準という価値を拒否し、
サーファーの希求と葛藤を明示的に描写する思想のことです。
興味があれば読んでみてください。
さらにいろいろありますが、
ドラゴン・グライド・プロダクションズの聖式カルちゃんも、
不定期連載のコラム「SURFER’S HAIR CUT」を寄せていた。
the Seea
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【巻末リンク:BLUE誌コラムアーカイブ】
【巻末リンク:BLUE誌コラムアーカイブ2】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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