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【サーフィン研究所】冷やし中華うまいかまずいか_「宝島」の糸井重里さんが伝えたのは方向性から解き放たれること_(1458文字)

冷やし中華の季節がやってきた。

人生で1番好きなのは、

小学生のときに食べた「北海屋」の冷やし中華だ。

北海道由来なのか、

缶詰のコーンがこれでもかというほど入っていて、

固ゆで玉子の黄身を多めのツユに溶かして食べてから、

(昭和50年頃の話だから煮卵なんか存在しない)

冷やし中華にゆで卵が付いていると47年経ったいまも同じことをしている。

カリフォルニア州のカツ丼の一例

.

スーパーやコンビニの冷やし中華とカツ丼が好きなのは、

ちょっとまずくて、

そのまずい味にひそかな愉しみを持っているからだ。

先日、

イオン系のスーパー・マーケットで購入した冷やし中華はまずすぎて、

なぜか昭和給食マーガリンの合成ぽい味が蘇ってきた。

味覚というのは不思議だ。

冷やし中華の季節となると、

Tシャツとトランクスだけのサーフセッションが存在する。

昨日がまさにそんな日で、

麗らかなそらの下、

いつまでもその海の揺れみたいな、

ふくらみに乗っていった。

さて、閑話休題。

私はたいてい1時か2時に起床し、

お昼ごろまで一気に執筆や写真作業やデザインをしている。

波次第だが、

夕方までみっしりと作業するときもあるし、

または夜明けまで作業して、

サーフ後の空いている時間は図書館で作業している。

四万十図書館が秀逸なのは、

Wi-Fi環境にあることと、

サインアップすれば電源も供給してくれる。

しかも図書館なので「書きもの」の情報はたいていそろっている。

最近大流行のスマグリはんこと、

スマイリー・グリズリーも夜明けから、

ときには休みつつ、

ずっと波に乗っていた。

スマグリはんの場合は夜勤であるので、

夜半に出勤し、

夜明けごろに終業して海に来ているのであった。

それにしてもすばらしいターンをしている。

こうしてしっかりとテイルを踏んでレイルワークさせるというのは、

見た目はかんたんだが、

実際にできるサーファーは多くない。

先日もここで紹介した北山耕平さんの宝島だが、

1975年に糸井重里さんはここに

『チューサン階級のトモ」を媒介として寄稿していた。

この年は、

『かもめのジョナサン』が日本に紹介された瞬間であるが、

引用してみると、

糸井さんはその冷やし中華頃にこんなことを書いていた。

“細野晴臣らの、「はっぴいえんど」「ティンパンアレイ」等の活動は、
方向性から解き放たれ、不安と共に逃走し続けた痛快な一例である”

細野さん一派は、

いまだに魂の巡業を続けているのだが、

この「はっぴいえんど」には大瀧詠一さんや、

松本隆さんがいて、

ティンパンのその後には忌野清志郎さんや矢野顕子さん、

大滝さん系では山下達郎さんという彗星を産みだした。

松本隆さんは、

松田聖子さんや薬師丸ひろ子さんたちの作詞を手がけ、

いわゆる「ネオ歌謡曲」の礎を作った人だ。

松本さんはどこかのインタビューでこんなことを語っていた。

「僕がドラムを叩くとはっぴいえんどで、

林立夫が叩くとティン・パン・アレー、

ユキヒロ(高橋幸宏)が叩けばYMO。

全部細野さんの音なのに」

とすると、

その昔からその世界では、

細野さんがメインだったとわかる。

YMO時代は中学生だったので、

坂本龍一さんのものだと思っていたが、

細野さんが坂本さんと高橋さんに声をかけて、

あのテクノサウンドが始まったと知って驚いた。

【巻末リンク:先日紹介した『宝島』のこと】

【サーフィン研究所渾身号】ドラグラ=自由真剣主義の宝島_(2133文字)

【巻末リンク*2:師範たち】

まとめますと_(1458文字)

【巻末リンク*3:アメリカのおいしいもの】

CJネルソン@フォードアーズ2日目_シボレー・サボルト_本マグロのポキ丼_(1836文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!