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【サーフィン研究所】梅雨前のオーバーヘッド_NAKIPHOTOアクリル作品2種_(1278文字)

すぐ沖を低気圧が通過していったようで、

うねりのはじまりのような波がやってきていた。

天気図を確認してみると、

その波群を吐き出したというか、

風を吹かせた低気圧は目の前を東北東に抜けていっていた。

それにしても低気圧だらけだ。

この前線が動かなくなると(停滞)、

いわゆる梅雨となるのだろう。

ハービー・フレッチャーのボード棚には、

サーフィンというもののほぼ全てが閉じこめられているようだ。

ここには1950年代のログから、

マーヴェリックス用のビッグ・ウェイブ・クアッド・ガンまである。

Nathan Fletcher

.

これはハービー次男のネイザン・フレッチャーのものだ。

このボードラックは、

半世紀以上もかけて、

サーフィンという日々が積層されているようにも見えた。

もちろん博物館で並べられているものではなく、

すぐにでも海に持ち出せるボードであり、

これまで乗ったボードの記憶であり、

生死に関わる際の相棒だとか、

自身の発火装置だったり、

啓示や全てを集めた堆積だ。

エア・ブラシにピグメント、

ティントなどがあり、

さらには紫外線による焼けや傷、

さまざまなフィン・システムにいたるまでの膨大なデータがここにはある。

さらにサーフィンの真実を知るハービーによって、

このボードルームに持ってくるかどうかのフィルターがかけられ、

新品ボードや開梱していないボードも含めてすべて鎮座している。

ここにあるサーフボードは、

たった1本だけでも辣腕収集家がひれ伏すものだが、

先に書いたように「飾る」サーフボードではなく、

「乗る」ボード群の聚合(集結)だ。

深いサーフィンファンにとっては、

「ずっとずっと眺めていられる」

そんなものでもあろう。

この作品のプリントを希望される方も多いので、

今回はNAKISURF千葉でアクリルプリントを展開してみた。

サイズ:54.5cm × 27cm

アクリル・プリントは滑らかな光沢と、

奥行きのあるクリア感が気に入っている。

また作品に傷が付きにくく、

湿気はもちろんのこと、

水にも強く、

また劣化しにくいのでとても気に入っているメディアだ。

ちょうど村上春樹さんつながりで、

ハナレイ・ベイ作品のご要望があったので、

このハービー・フレッチャーのボードラック作品と同時に作品アーカイブしてみた。

カウアイ島のノースショアにハナレイがある。

私のブログでは、

「満月湾」として登場する世界屈指のライトハンダー。

(巻末リンク*1〜2を参照ください)

そこにやってきたうねりとサンセットを、

キング・カメハメハ由来の王家跡地の上からシャッターを押した。

超パワースポットの深い景色とともに、

サーフ巡礼の旅のひとつの区切りとなった意味のある作品です。

27cm x 27cm

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/hanalei.html

【巻末リンク:ハナレイ・ベイ=満月湾】

タイラー・ウォーレンのボンザー@満月湾_ときめく広い斜面_人気総菜屋さんとファーマーズマーケット_(1430文字)

【巻末リンク*2:14年前のハナレイ・ベイ】

うねりの角度が変わると_昨日のパイプを検証するリック_グルメと波の比較研究結果_ヘンドリックスの波乗りスタイルは誰似?_ウコッケイ・イシハラが誕生しました!

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!