本を読んでいると、
「豊満な体温」という表現があり、
そこでしばし止まるほど感動してしまった。
これを艶(つや)やかしい単語として理解するとともに、
その暖かい温度感が伝わってきた。
名表現である。
華厳さんが昭和から主宰するジャーナル(季刊)の163号を拝見した。
この号の巻頭コラムは、
『睡蓮淵の古典的な整序』という題名だった。
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印象派美術館
オランジュリー
こんな始まりで、
ことごとく熱い文字がしたためられていた。
ただし、
わりとエンスーな内容なので、
久保田さん(クワイエットファンク)あたりがお好きな文体でもあるだろうか。
コラムの主題となった絵画を見てみると、
なるほど、
印象派の池から暖かいものがやってくる。
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10月。
NAKISURFカレンダーの卓上版はこの写真だ。
美しい斜面をフィンレス・トリムで駆け抜けるゼン。
これは昨年の晩秋ごろ撮ったものだ。
今年は夏の終わりにゼンに会えた。
そうすると、
ゼンと会うのは秋が多いということになる。
「秋はええのう」
私の大好きなローカルサーファーがいて、
彼が緑に染まった山々を見上げながら言った言葉だ。
「昔はの、
台風が来ると、
あの岩の向こうからよ、あんの向っこうまで乗れたけんね」
そんなことを教えてくれた。
その距離およそ600m。
広大な波だったのだろう。
テトラとか、
堤防とかが入って浜が痩せちゃいましたね。
そう言うと、
哀しそうな顔をしてうなずいた。
The One / 6’4″x 19-5/8″ x 2-5/8″
Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda
Nakisurf Original Twin-Fins
Photo by @zenichifujisawa
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この連続写真はゼンが撮ってくれたもので、
セクション・メイクするためにしたトップターンが写っている。
道の駅の定食の味噌汁が顔に見えたので一枚撮ると、
蛍光灯の映り込みまでが口となって参加しているのだった。
バター(マーガリン不可)をパンの上においてよく焼き、
そこに蜂蜜をかけ、
バニラ・アイスクリームをのせたものがこれ。
ジローは、
運動会の翌日にこれを食べ、
「めちゃうまい!!やばっ!」
そんな名言を残したという。
マグやんとスカシー河合館長。
スカシーTとゲンゲンTがいいですね。
カラニ・ロブは、
キャッチサーフの魅力を代弁する一人だ。
楽しくサーフしましょう〜!
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【巻末リンク:華厳さんとタロジロー/スカシーT】
【サーフィン研究所感動号】精神世界&時代のフォンターナ・カットバック_スカイ・アンド・シー・ムロトの『Muroto Peaceful 1969』_(1422文字)
【巻末リンク*2:カラニ・ロブ=カラちゃん】
カラニ・ロブとウエイブ・バンディット_ワイメア・インビテーショナルのスポンサー_ベンチュラハイウエィ滞在回想_ウナクネ誕生会_ブラッド・ガーラック_(2055文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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