ずっと強い波に乗っていないと、
「果てしないほどの波に叩きつけられたい」
と切に感じるようになる。
もちろん、
実際に叩きつけられるような状況のときは全くもってそうは思わないのだが、
弱い波が続くと、
どうやらそんな感覚となるのが不思議だ。
話は違うが、
この写真の男の子はそろそろ10歳くらいだろうか。
昔の写真を見ると、
そんなことを思ってしまう。
Catch Surf® Special Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)
.
これは波とボードのサイズが合わず、
速度が落ちてボードが波の中に沈んでしまっている瞬間が写っている。
浮力があるとされているキャッチサーフ6でもだめだった。
具体的には、
7フィートくらいの長さがないと沈んでしまう優しき波だ。
けれど、
時速2kmくらいの遅速の中でもサーフィンは感じられる。
これは詩になりそうなことでもある。
ドラグラ新聞より抜粋
.
おそらくきっとこんなことだろう。
ジローくんは、
何年経っても、
あのファーストサーフの記憶が強烈に焼き付いている。
(この日のことは巻末リンク*2を参照ください〜)
こんなか弱き波のときは、
大きなボードに乗れば、
快速で楽しいサーフとなっただろうとは、
今ではわかる。
そのときは気づかないものだ。
昨日、
昔から私を知るサーファーとジェフリーズでお会いした。
私の文体のことや、
はたまた仏教、
サーフボードのこと、
写真のことについてしばし話をした。
このときの話題にはしなかったが、
一緒にサーフしたジェフリーズは、
そのころ
——35年前までは——
このあたりでは誰もサーフしておらず、
東浪見の一角か、
志田か太東まで行かなければ、
サーファーたちを見かけなかった。
昔の記憶になると、
松風レストランや凡鳥弁当、
あぶらやとか、
部原のストリーマーズのことなどを思い出していた。
そう考えると、
私たちがこのあたりでサーフしていることは、
隔世の感がある。
その後、
シンゴくんがやってきたので、
水温の話となり、
彼の水銀棒状温度計を見ると、
先週の19度から1度も下がっていた。
いよいよ冷水がやってくるのだろうか。
(水温についてはカンパチの回をご覧ください。巻末リンク)
□
【巻末リンク:海水温をアナログ計測】
【巻末リンク*2:ジローくんがまだ25キロだったころ】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎