「何かを得るためには何かを失わなねばならない」
こんな原則がある。
波とは事象だが、
波に乗るということは、
自身が導いた行動だ。
私は40数年も波に乗り続けてきた。
最初のステージ(30年間)は、
一にも二にも経験だと、
あらゆる経験を重ねていった。
ややあってから質を求めるようになった。
たったひとりで沖に出て、
真の波に乗るというのは、
自身を孤立させ、
みなぎるものを凝縮させなければならない。
波には圧倒的な圧力だったり、
波先という強靱な牙がある。
その波へ際して想像力を発揮し、
自分自身が滑るラインを見いだす。
波から逃れつつ、
もしくは逃れられないときは、
海中深く潜り、
意識や感覚を閉じる。
波に乗るクライマックスは、
テイクオフ直後に現れることが多い。
ラインを読む。
カンだけに頼るときもあるし、
あらかじめ周到なる観察によって、
だいたいの構成を持っていたりもする。
Catch Surf® Skipper Fish 6’0″
Photo by @happysurfingokinawa
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やがてテイクオフがはじまり、
ボードの上に立ち上がって、
行く先(ライン)を求める。
ラインというのは、
自身が進む(滑る)方向のことだ。
ときにそれは真下であるときもあるし、
はるか遠くに見える壁の向こうだったりもする。
サーフィンというものをブレイクダウンしていると、
こんなことが書けた。
今日もすばらしい日でありますように。
台風6号が接近している。
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【巻末リンク:12年前ごろ】
モンスター南うねり予想_すばらしいローカリズム_マイク・ヤング_ヱビスビール_ココナッツ・フェスティバルのフラ道_波乗道に近道なし_(2511文字)
【巻末リンク*2:研究シリーズ】
【サーフィン研究所沖縄道場】アオゲバ・ダニー先生_ストール参究_政府愚策のエース_それでもフィッシュ・タコス_(1593文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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