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【サーフィン研究所:出発編】台風接近_土佐から千葉まで_(2223文字)

Cosmos Surfboards TheOne 6’4”

Cosmos Original Twin Fin

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とても長く世間を騒がしている台風6号。

「もういい加減にしてほしい」

奄美沖縄地方の人たちが口をそろえてそう言っていた。

さらに新しい台風が発生した。

今度は南海からではなく、

南東から列島の真ん中にやってくるという。

この7号の予想中心気圧が955hPaであり、

とすると、

最大瞬間風速50〜60mだろうか。

風速60mとなると、

電柱が折れるとか、

ワンボックスカーやトラックが横転するとあった。

災害なく通過するか、

まはたどこかに逸れるか消失して欲しいが、

こればかりは誰もわからない。

チュラさんことベンチュラ・セイジの本業は、

南カリフォルニアでのワイナリーの経営だ。

私とアメリカ時代がかぶるので、

とてもお世話になったワイナリーである。

この2022の新作が完成したというので、

シャルドネとカベルネをテイスティングとしていただいた。

本来ならば、

しかるべきレストランで開栓すべきなのだろうが、

たぶんきっと総料理長とソムリエ、

または横山泰介さんとナルちゃん(Surfers)たちといただいて、

評されるのだろう。

ちなみにベンチュラ・コータ(小児)は、

ワイナリー経営ではなく、

F1レーサーになるという。

どちらにしても楽しみだ。

土佐にあるUSAショッピングセンターでは、

先週まで白桃が並んでいたが、

そろそろ梨の季節になったようだ。

その土佐のおばちゃんこと、

冨永さん家に遊びに行くと、

さまざまな作物を見せてくれた。

「(家の前で)釣りをして、

物々交換すれば、ほぼ自給自足できるんやで〜

そんなことをおっしゃっていたが、

すばらしい人生だ。

私たちが千葉に出発するというと、

とっておきのスイカを切ってくれた。

「甘いで〜」

冨永さんは、

この横浪半島出身だが、

大阪にもいたので、

ミックスダブルというか、

チャンポンの方言であるらしかった。

冨永さんからいただいたトマトと、

シャッチョさんのハラペーニョでチポーレ・ソースを作り、

USAショッピングで買った豚トロを焼き、

自家製トルティーヤの上にのせてみた。

さらにブシュカン(酢ミカン)を絞っていただくと、

いままで食べたどのタコスよりもおいしいのだった。

ニャーズ(巻末リンクを参照ください)にも

「行ってきます」と言い、

夜明け前に土佐を後にした。

徳島道と高松道がつながっておらず、

4kmほど離れているので、

ひとたび「藍住IC」で下車し、

「板野IC」を目指す。

この途中に秀逸な道の駅がある。

この巨大なコショウダイが500円だなんて、

ハモも450円〜というのは、

昭和価格というかなんというか。

釣りの帰りにこれらをクーラーボックスに入れたら、

大漁旗だと気づいた。

この道の駅の駐車場内より、

隣接するガソリンスタンドに裏口から入れるのもハナマルだ。

(高知県のガソリンがなぜかやたらと高いので、

徳島で入れ、次の滋賀または三重、または静岡を目指す)

それから淡路島を目指して時速80kmでひた走ると、

すぐに鳴門海峡を越え、

さらに明石海峡大橋が見えてきて、

シャーっと渡ると、

もうそこは神戸であり、

列島本土となった。

便利だ。

初めて四国に渡ったときは、

カーフェリーを並んで待って乗船したものだが、

橋という存在のすごさと、

ありがたさを再び知ることになった。

さらにさらに北上だったり東にひたすら向かっていくと、

このように富士山が見えた。

雪がないとイメージとは違うので、

一瞬違う山かと思ってしまったほどだ。

徳島の道の駅からちょうど555kmに御殿場ICがあり、

ここで下車して給油と食事、

そして車中泊の用意をした。

土佐を出てから740kmを走ったことになる。

このあたりはごらんのように標高が高いので、

夏の車中泊にはありがたい。

(日中32度もあったが、

夜半に23度まで下がった)

夕陽富士山を拝み、

足柄サービスエリアに行くと、

ガソリン価格が200円を超えていて驚かさせられた。

ここからもわかるように、

電気自動車を推進する政府による価格設定だと感じるが、

国民は何もできないのが歯がゆい。

深夜に起きてサーファーズ岬を目指そうと思ったが、

直感的にトリスケルだと感じ、

東京湾アクアラインを通過して、

夜明け前に到着すると、

なんと前田博士が同時に現れた。

約束はもちろんのこと、

お互いにここにいるとは情報を交換していないので全くの偶然だったが、

こうして同時にやってきて、

一緒にパドルアウトできることがうれしかった。

よく見ると、

後ろの雲が火を噴く龍と、

サバ手で浮かんだ魚鳥みたいに見え、

こんな不思議があるのだと感じ入った。

博士はロングボード研究中であるらしく、

トリムセットと、

ステイ・パワーゾーンという二つの項目の重要性に気づき、

それからというものPigボードを見事に操っていた。

ショートボード出身なのに、

飲み込みが早いことにも驚かさせられた。

(明日に続きます)

Photo by @jet_akira

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これはサーファーズ岬をジェット・アキラが撮ったもので、

左からタキロー、

ナルちゃん(成瀬さん、サーファーズ)、

そして横山泰介さんのショットである。

こちらもサーファーズ岬のきんちゃん。

すばらしい波であったようだ。

【巻末リンク:ニャーズ登場】

【サーフィン研究所】シンボライズされたニックネーム_ニャーズ_(1044文字)

【巻末リンク*2:こちらも台風】

【サーフィン研究所】台風の連休!?_さよならアンナミラーズ_umicafeの絶品かき氷_(982文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!