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【サーフィン研究所】時速30kmの台風のうねり量論_すばらしいスタイルのグレイトサーファーとルール悪用くんの対比_(1038文字)

台風10号からのうねりは、

真東からのものがしばし続いた。

Cosmos Surfboards TheOne 6’4”

Cosmos Original Twin Fin

.

台風通過後の進路を見ると、

北に上がっていったわけだから真東でなく、

北東へと変化してもよさそうなのだが…。

そんなことを思っていたら、

通過3日後に北東うねりとなった。

とすると、

台風の移動がおよそ30kmだったので、

この範囲だと72時間程度のうねり圧を出すとわかった。

先日ジェフリーズで、

ミッドレングスのグレイトサーファーを見かけた。

正確には8月29日の午後17:30ごろだ。

グレイトサーファー氏は、

トランクスの履きかた良く、

パドリングの姿勢よく、

もちろん片手漕ぎなど一度もしない。

乗ると、

必ず陸まで目指していく。

私たちの目指すジョーブツがそれだ。

スープになっても次のセクションを狙い、

氏はハワイアン・スタイルであり、

その人のオリジナル・スタイルのようだった。

「うーむ」

そうやって感動していると、

氏の向こうにいたサーフ雑誌お勧めスタイルのサーファーが、

自分のセクションでもないのに「ヘイ!」と大声を出して、

長い時間をかけて波を待っていた女の子から波をかすめとった。

これは他者を思いやれない人が、

ルールの悪用をしていたのだとわかるが、

——他のサーファー——

みんなは見て見ぬふりどころか、

誰も一切というか、

まったく見ていないのだった。

さらに書くと悪用くんは、

せっかくずっとずっと波を待って、

ようやくタイミングがあった子から波を得た瞬間には、

ものすごい勢いでボードを蹴り出していた。

もったいないというか、

何というか….。

「どうなっているのだ?」

これはサーフィンの構図とも言えることだが、

人の集まるところでのふるまいに似ていると、

そんなことを思ったのでここに書いてみた。

ちなみに私は、

変なルール廃止を望むひとりである。

この場合の変なルールとは、

波のセクションではなく、

他者の後方にいると、

優先権を発生させる幼稚なものだ。

これらの変なルールを書き出すと、

かなりの枚数を要するようなので、

それはいつかここに書きつつ、

専門誌や文芸誌に発表する予定だ。

【予告】

明日は、

カタサバ先生の人気連載その4をここにお届けします。

【巻末リンク:台風10号波】

【サーフィン研究所】台風からの東うねり_ダイヤモンド・ストリートのタキビ神の深化した表現力_(1206文字)

【巻末リンク*2:諸行無常の台風波とか朝陽】

【サーフィン研究所】耽溺(たんでき)し、危機と対峙すること_(1026文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!