Cosmos TheOne 6’8”
Cosmos Original Twin Fin
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ずっと今まで考えていたことがあり、
そのことを華厳さんに話すと、
「それはサーフィン原理学というものだよ」
と、教えてくださった。
原理学というが、
歴史は古い。
古代ギリシャの先進者たちは、
論理的に自然のことを解こうとしていた。
アリストテレスの唱えた
『フィジックス(physics、自然学)』というものを知ったとき、
サーフィンの原理と似ていると感じた記憶が戻ってきた。
アリストテレスの師範プラトンは、
「真理は目に見えないものにある」
と唱えていた。
これに対してアリストテレスは、
「真理は物質にある」とした。
そのアリストテレスのフィジックスは天文学、
幾何学、
数学や原子論から語られている。
2300年前の学論だなんて信じられないが、
人間の奇跡と不思議。
そして何年経っても戦争をしている人類の不思議。
アリストテレスは、
二元論を基にして説明していた。
二元論というのは、
背反する二つの原理と、
基本要素から構成されるもの、
または二区分へと分けられる概念のことだ。
たとえば、
「善と悪」を原理側で考察し、
精神と物体という要素で、
二者択一的に選択していくことを二元論という。
大日如来@両界曼荼羅図
東寺所蔵
©石元泰博
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空海はインド、
唐(長安)経由で即身を会得し、
今世にまでさまざまを伝えている。
私たちドラグラ界では、
チューブライドのことを即身(ソクシン)という。
例えば即身し、
最後まで乗って上陸することを
「ソクシン・ジョーブツ」として賞賛している。
この即身を「存在」という言葉に置きかえてみた。
しっくりとくる反面で、
意味がわからない井上陽水さんの歌詞のような響きを帯びる。
もっと書くと、
スーパートランプのロジャー・ホジソンが書いた
ロジカルソング”The Logical Song”の内容と、
村上春樹訳のJ・D・サリンジャー
『ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye)』
で作者たちが伝えたいことがまざまざと浮かび上がった。
その内容は、
子どもの時の驚きを経て、
思春期の混乱となり、
大人になると、
それらの興味すべてが皮肉、
または幻滅に終わってしまう人生の怖さを潜ませている。
「私は誰なのでしょうか?」
「または落ちていく私を助けてください」
と結ばれる。
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【巻末リンク:問答とは?】
【巻末リンク*2:裏書きというか根拠】
【巻末リンク*3:華厳さんのエッセイ】
【巻末リンク*4:その”The Logical Song”】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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