夏は青い空に……
中原中也
夏は青い空に、
白い雲を浮ばせ、
わが嘆きをうたふ。
わが知らぬ、
とほきとほきとほき深みにて
青空は、
白い雲を呼ぶ。
わが嘆きわが悲しみよ、
かうべを昂げよ。
――記憶も、去るにあらずや……
湧き起る歓喜のためには
人の情けも、
小さきものとみゆるにあらずや
□
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昭和初期ごろに活動した中原中也は、
「夭逝した天才詩人」
としていまも広く知られている。
上記した名作「夏は青い空に……」は、
「旧仮名」なので読みづらいが、
オリジナルをそのまま掲載してみた。
およそ2週間前にここで、
土佐はエーゲ海のようだと書いたが、
やはり海の水色(すいしょく)が美しい。
(巻末リンクを参照ください)
スマイリー・グリズリーのぬいぐるみが売っていた。
ガォ〜!
The Smiley Grizzly
at the Kuma Beach
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ホンモノとくらべると、
ずいぶんとかわいいものだが、
よく考えると、
デフォルメ、
いや、
もはや風刺だとも感じた。
高知の針木あたりで農林水産大賞の常連といえば、
チュラ(森本)家の新高梨だろう。
この梨は、
高い糖度と、
うまみがバランスよく凝縮されている。
そして果実の大きさはジローくん級だ。
突然ジローくんといってもわからないだろうが、
ここでは、
「大きくて詰まっている」
という代名詞で使わせていただいている。
これを読まれた華厳さんの評がよかった。
「強烈な印象を与え続けている二郎くんの、
最初期の詩を代表する一作だね」
話を戻すと、
ニイタカナシのことだった。
稀代の天才であり、
ドラグラとモナコの総料理長は、
その最高峰の新高梨を使って前菜をしたためた。
近海ホンマグロとサンタ・バーバラ赤雲丹
根セロリのグリエと新高梨
そんな野趣と洗練。
いよいよコーヒーの季節となってきた。
今日はコロンビア産の、
ピンクブルボン(浅煎り)を淹れてみた。
20gの粉に80度&40gのお湯を、
粉の中央に静かに注ぎ30秒待つ。
それからお湯80g、
コーヒーの落ち方に合わせて40gを4回落としている。
倍、4倍、倍・倍・倍・倍
最終的にコーヒーは粉の15倍程度となる。
https://mandalacoffeejapan.com/
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【巻末リンク:エーゲ海のこと】
【巻末リンク*2:総料理長とチュラ梨の関係】
【巻末リンク*3:ジローと詩人】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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