これは今日の気圧配置と、
波の分布を色分けしたものだ。
熱低があるので、
東うねりかと思ったが、
きっとこの北風のせいで沖で消滅しているようだ。
一昨日はノース・ジュクオンでサーフしたが、
極小サイズの干潮だと、
ファースト・セクションが終わった瞬間、
フィンが砂浜に刺さってしまい、
まるでスケートボードの練習みたくなった。
そして昨日。
タマサキでもサーフできたのだが、
ジャッキーが北海道から来ていたので、
より良い波を探していた。
けれどあいにくわりと強い(5m/秒)北東風なので、
マリエルかレガロかなと思っていた。
すると、
波に詳しいタキビ神が、
「干潮クアトリーノですかも、オンオン」
こんなことを教えてくれた。
昨日の干潮は35cmと低かった。
干潮を狙って行ってみると、
ちょうどSさん夫妻がやってきた。
彼らも干潮クアトリーノが浮かんだようだ。
北東風であおられていたが、
私の大好きなショアブレイク。
ボードブレーカーと異名を取るパワフルな波だ。
人生初のショアブレイクに苦戦するジャッキーだが、
かなりの数の教えと気付きがあったという。
Nacky on
Cosmos Surfboards TheOne6’8″
.
コスタリカの激波を経験し、
チュラさんの張りつきの術を会得したナッキーにとっては、
わりとかんたん系の波質だ。
だが、
二人はイベント帰りで疲れ果てていたのか、
なかなかコミットメントできなかったように見えた。
Cosmos Surfboards TheOne6’4”
Groovy Fins Twinzer set
.
台風後、
南風のおかげか、
水温が低下したのでひさしぶりにスーツを着た。
現在は26度程度だ。
ウェーブ・オブ・ザ・デーは、
前出のSさんが得ていた。
ちなみにSさんはTheOne6’6”をオーダー中である。
夕方からエンスーラボに行き、
長いレイルラインのボードに目を入れていった。
これは10’2”。
ひたすら美しい。
さらには、
私の9’8”(294cm)のシェイプが完成していた。
謙虚で研究熱心の博士は、
たゆまぬ勉強と実践を続けている。
数十年前からマジックボード数値に気づき、
自身のオーナーシェイプでそれを具現化すると、
多くのファンを獲得し、
私もその中の一人となったのだ。
さまざまなシェイパーを見てきたが、
彼ほどエゴもなく、
純粋で、
卓越した技術を持っているシェイパーは世界でも稀だ。
しかもワンマンショーというか、
たったひとりでグラッシングし、
ホットコート、
フィンプレースメント、
サンディング、
トップコート(グロス等)をし、
バフィングまですべて100%博士が制作する。
いわゆる特上のプレミアム・サーフボードだ。
唯一の欠点は、
時間がかかることだが、
中国産や第三国の大量生産品を多く見かける昨今では、
むしろありがたいと感じている。
そのまま博士の弟分のユウタを連れて長者町まで行き、
炭酸水で焼き鳥各種をいただいて幸せな時間となった。
次回の台風はトリスケルでサーフする約束も取り付けた。
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【巻末リンク:ケルナーと原宿のビリー・ジョエル】
【サーフィン研究所】タキビ神とピラミッド波のアッチェレランド_エンスーラボ_ハマグリとケルナー、そしてフィッシュゴッド_74歳のビリー・ジョエルに72年前のカバヤ児童文庫_(1260文字)
【巻末リンク*2:エンスーラボ】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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