Cosmos Surfboards
The Glider 9’8”(295cm)
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離れていった低気圧は、
波を圧縮したようで、
現在1m@12秒となった。
ちなみに昨日の平均周期が11秒。
波と波が1秒離れるということは、
原則的にうねりの裾野距離が増えているということだ。
うねりの進む速度は、
時速6〜7kmくらいだろうか。
とすると、
1秒間ものあいだ、
うねり(波)が離れるということは、
波速度が時速6kmならば、
秒速1.7mとなるので、
「波の裾野が170cm以上も増えた」
と考えたらいい。
2秒ならば340cm、
これが3秒ならば、
510cm幅の波本体が移動していると考えてみると、
周期の意味がわかる。
(詳しくは巻末リンク*2へ)
これは昨日のモニースで、
武蔵中原の名店Ohana大将がパドルインしているのが写っている。
初乗りとなった大将たちは、
大満足のマンライですと、
富津からやってきたSさんとも大喜びされていた。
グルービーフィンが届いた。
今回のテーマは「ビンテージ」。
なんのビンテージかというと、
上画像の当時オリジナルのように1970年代に着目しつつ、
ポスト・ヒッピーに合わせたのだ。
グルービーはシングルフィン・シリーズが続いていたが、
今回はツイン2種と、
小さなタブフィンが届いた。
積層から仕上げまで同一人物が行い、
しかも日本一の老舗であり、
その工房で全てが完了する。
他国製品とは、
技術もプライドも段違いに高い。
私は常々、
フィンは鋭利でないものをと唱えてきた。
これによって、
友人家族たちの大怪我を未然に防いできた。
このグルービー・フィンは、
「鋭利なところはありません」
そんなコンセプトの安全設計で、
最重要のテンプレートは、
歴史的な名作群を使用している。
このツインザーは、
生涯マジックボード認定されたTheOneセットアップの完全再現だ。
(前田博士@エンスーラボ特製)
ベースが長いキール・フィンは、
タブ(ゲタ)のプレースメントにこだわり、
ドライブ感と操作性のバランスが最も高くなった。
グルービーは、
「透け」にもこだわった。
積層中央下部分に施された白ピグメントが、
青の透けをノックダウンし、
それがビンテージ・オレンジと続く。
ぱっと見ると、
通り過ぎてしまうことだが、
こんなことにこだわっているのが痛快だと思う。
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【巻末リンク:グルービーフィン】
【サーフィン研究所渾身号】4連符のざわめき_グルービー・フィン_室戸キントキとバター_グライダー9’8”_(2250文字)
【巻末リンク*2:波周期の基本】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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