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【サーフィン研究所重要号】波の周期とは?_Groovy_Fins第6弾『Vintage』_(1026文字)

Cosmos Surfboards

The Glider 9’8”(295cm)

.

離れていった低気圧は、

波を圧縮したようで、

現在1m@12秒となった。

ちなみに昨日の平均周期が11秒。

波と波が1秒離れるということは、

原則的にうねりの裾野距離が増えているということだ。

うねりの進む速度は、

時速6〜7kmくらいだろうか。

とすると、

1秒間ものあいだ、

うねり(波)が離れるということは、

波速度が時速6kmならば、

秒速1.7mとなるので、

「波の裾野が170cm以上も増えた」

と考えたらいい。

2秒ならば340cm、

これが3秒ならば、

510cm幅の波本体が移動していると考えてみると、

周期の意味がわかる。

(詳しくは巻末リンク*2へ)

これは昨日のモニースで、

武蔵中原の名店Ohana大将がパドルインしているのが写っている。

初乗りとなった大将たちは、

大満足のマンライですと、

富津からやってきたSさんとも大喜びされていた。

グルービーフィンが届いた。

今回のテーマは「ビンテージ」。

なんのビンテージかというと、

上画像の当時オリジナルのように1970年代に着目しつつ、

ポスト・ヒッピーに合わせたのだ。

グルービーはシングルフィン・シリーズが続いていたが、

今回はツイン2種と、

小さなタブフィンが届いた。

積層から仕上げまで同一人物が行い、

しかも日本一の老舗であり、

その工房で全てが完了する。

他国製品とは、

技術もプライドも段違いに高い。

私は常々、

フィンは鋭利でないものをと唱えてきた。

これによって、

友人家族たちの大怪我を未然に防いできた。

このグルービー・フィンは、

「鋭利なところはありません」

そんなコンセプトの安全設計で、

最重要のテンプレートは、

歴史的な名作群を使用している。

このツインザーは、

生涯マジックボード認定されたTheOneセットアップの完全再現だ。

(前田博士@エンスーラボ特製)

ベースが長いキール・フィンは、

タブ(ゲタ)のプレースメントにこだわり、

ドライブ感と操作性のバランスが最も高くなった。

グルービーは、

「透け」にもこだわった。

積層中央下部分に施された白ピグメントが、

青の透けをノックダウンし、

それがビンテージ・オレンジと続く。

ぱっと見ると、

通り過ぎてしまうことだが、

こんなことにこだわっているのが痛快だと思う。

【巻末リンク:グルービーフィン】

【サーフィン研究所渾身号】4連符のざわめき_グルービー・フィン_室戸キントキとバター_グライダー9’8”_(2250文字)

【巻末リンク*2:波周期の基本】

【サーフィン研究所】ナウファスの重要性_グラフィックT_(1089文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!