
mandala coffee Seventies Tee
真夏の喧噪というか、
ざわめきが4連符でやってきましたと、
音楽雑誌のコラムに書いたところで、
スカシーの河合さんからSMSがあった。
「もうすぐキントキとバターの発売日です!」
時の経つのは早いと、
いつものように意識の帰結をみせた。
まずはグルービー・フィンのビジュアルから。
このグルービー・フィンは、
4シリーズ目となり、
まるでディズニーチャンネルのドラマシリーズのようだが、
5シリーズ目の製作にとりかかっている。
完売したシリーズの焼き直しであり、
グリーノウや、
ストゥ・ケンソンのJT(ジョエル・チューダー)テンプレートの別サイズがドロップされる。
プレビィアス(これまで)モデルのことは、
巻末リンク*3を参照してください。
真夏ということで、
たくさんのサーフ道入門者たちが千葉タマサキにやってきています。
上画像はライトくんで、
彼はあっという間に横へ滑ることができるようになった。
さらにはチューブ系の波壁を得て、
サーフィンの持つ異次元さに目を白黒させていた。
こちら相撲発祥地より鎌倉に越してきた中川さんが、
ガラさんと一緒にタマサキにやってきてくれた。
彼もまたすばらしいタマサキ波壁を夢想する毎日となったようだ。
水温は、
3日前まで22度でヒンヤリとしていたのだが、
一昨日から26度となり、
温かいのはいいのだが、
クラゲもいるし、
昨日は浮き輪の人が波に乗ってきたので驚いた。
以前、
浮き輪で波に乗ろうとしたことがあり、
全くというほど乗れなかったので、
もしかすると達人かもしれないとお顔を見ると、
どこかの娘さんで、
波乗りの素質が満開ですと言いかけた。
市原マーチャンは、
夜明け前からやってきて、
上がってくると、
この折りたたみ椅子を出して各人の滑りを見つつ、
混雑が緩和されると、
またパドルアウトして、
サーフオールディを実現している。
デューク・カハナモクを愛するマーチャンは、
サーフィンの本質をわかっている。
リッスン・トゥ・デュークですよ。
「デュークさまの声を聞かないとなりません」
そんな話になるのだが、
聞こえてくるのは、
どこがロング禁止とか、
これもだめあれもだめという謎規制だ。
たとえば、
制限速度というのが道路にある。
それを守る人もいれば守らない人もいる。
守らない人がいただけで、
その守らない人がしていたスタイルを禁止するのはどういうことだろうか?
例えば、
日焼けして真っ黒の人が銭湯にやってきて、
XXをしたからといって、
「日焼けした人の入場を禁止します」
ということをしているのがサーフ業界であり、
危ないからとか、
子どもがマネをするからと正論風の意見を真顔で、
しかも大声で押しつけられるのが痛いし辛い。
沖縄で起業し、
いまオーストラリアにいるアツシ・スギモトくんが、
スレッドでサーフ界についての本質をスルドク書いていたので、
後日ここに紹介したい。
ジェフリーズのレフトは、
少し前までマーチャンズと呼ばれていたが、
となりのモニースからスーパーレフトに乗ると、
ここまでつながるというのはあまり知られていない。
さてようやくグルービー・フィンのことだが、
100%国産で、
積層37枚の超耐久製だ。
のみならず、
刃先側のエッジを丸め、
ネジ部を後方に設置したり、
各宗派の偉人たちによるデザインが反映されている。
今回はオールラウンド(*タイラー・ウォーレン)の、
大サイズボラン・フィンが入荷したが、
瞬時にご近所のマシコさんの胸に抱かれるにいたった。
ノーズライダーの武器は、
大きなフィンであり、
しかもピボット系が良いとされるなか、
オールラウンドで操作しながらノーズに向かおうとするのは、
長期に渡るサーフ人生を見すえてのことだと思う。
パウ・パトロールが大好きなハナもやってきて、
いつものようにNAKISURFパトロールをしていた。
Photo by @supertakibishiyasu
.
毎週日曜日は、
ここで『銀鯖道の夜』を連載している。
カルト人気というか、
およそ38人くらいの熱狂を感じている。
掲載と解説をお願いしている華厳さんに、
それらの熱きメールやDMを転送すると、
「ミヤサバ先生を慕うことや敬うことが深くなりました。
多くの方が先生を愛すると、
そのなかに分派が生まれます。
ドラグラもそうです。
ドラグラ、
つまりハッピーサーフ分派は争いがおこるでしょう。
いくらラカ法王のご加護を持ってしても分派の統合が成しえないことは、
歴史が証明し、
そして分派をマルチバースとして先生が描いていました」
そんなようなことを発言されていた。
先日、
とはいっても冬にカルちゃんがやってきて、
モノリスではないが、
10’2”グライダーという置き土産を私と前田博士に残した。
すると、
その滑走のマジック具合に、
前田博士はスキャンしてコピーして、
さらには98にダウンサイズして、
プレシェイプがエンスーラボまで届いたのだ。
グライダーなので、
わりと小さめのグルービー・フィンを付けると、
シュッターとスキップ・フライか、
クリスチャン・ワックのように波に乗れるようになる。
「このボードは、
私のサーフ人生と共にあるような決意」
というのを生まれてはじめて感じた日。
□
【巻末リンク:サーフィンの始祖デューク】
【巻末リンク*2:デューク・カハナモクのことを書いたブルー誌コラム】
【巻末リンク*3:グルービー・フィンについて】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!