40年前の最新パーソナル・コンピューターは、
16ビットバスだった。
これは、
任天堂のスーパーファミコンと同様の処理速度だ。
そう考えると、
このジャンルは日進月歩で進化してきたといえる。
サーフボードは、
進化を繰り返しているようでそんなことはない。
スニーカーや音楽も大きく見ると、
50年くらいは変わっていないはずだ。
(確かにハイテクやヒップホップがあるが大概は同じだろう)
サーフボードの歴史を見ると、
1960年代後半に、
折れたロングボードを用いたショートボード・レボリューションがあった。
そこから1970年代にデザインは進化したように見えたが、
結局はそこまで進化していないように思える。
1990年代に、
ケリー・スレーターのモメンタム世代がボードを薄く小さくした。
これは一見すると、
定着したように見えるが、
上級者のみをクリティカルなポジションに導いただけとも言える。
つまりケリー・スレーターのボード指針では、
「(中級以下には)波をつかむことすらできない」
という踏み絵状態で今日までいたっている。
このボード指針が適正浮力という宇宙からの使者に見えるが、
じつのところ
「乗れない人は浮いててね」
業界からの痛烈なメッセージでありつつ、
毎年更新されるニュー・デザインに心を踊らせ、
すぐに壊れる薄いグラッシングによって、
それらの購買機会を増やし、
存続させるという業界苦心の努力によってここまで普及したのだ。
このことを考えてみると、
ペラペラ・ボード(適正浮力)で波に乗れないのは、
自身の修練が足りないからだと、
そこに着地する人が後を絶たない。
うまく人の上昇思考に操作したとも言える。
あまりこういうことを書いていないのは、
周りに低浮力のボードに乗った人がいても危害が少ないので、
「ボードが小さいよ」
そう教えるのは、
自身(たち)にとって諸刃の剣だと知っているからだ。
逆に考えてみると、
もしも大浮力の人が大食漢、
身勝手、
強欲、
支配欲があれば、
周りのサーファーはちょっとした悲劇になる。
そういう人がありったけの波に乗っていくのをまれに見てきた。
で、
うれしくない人が陳情して
「ロングボード禁止」となっていることもある。
これは私たちとは違う人種だが、
周りから見ると同じに見えるのがくやしい。
話はそれたが、
弱い波質には、
ぼってりとした浮力が必要とされるのは原則だ。
この1970年代のボード・ボリューム、
または少し肉つけして、
ミッドレングス愛好家が増えているのは自明の理だろう。

Cosmos TheOne6’4” Groovy Fins Twinzer/by @hiroyuki_maeda Photo @nakisurf_chiba
昔話からのテキストが長くなった。
週末に突然冷えた。
タマサキ(千葉北)では、
17度近くまで上がった水温も下がり、
一度13度まで下がり、
現在は15度となっている。
私は、
14度以下でブーツがいるとしているので、
土曜日くらいからブーツ時代にタイムスリップした。
スリップしたが、
逆にスリップしずらくなったようだとDJ VCAくんと話した。
上画像はコスモス・ネオピグを持った市原マーちゃんと、
サーフ後に波チェックするSS氏だ。
彼らもまた低浮力、
適正浮力黒魔術から逃れた人たちだ。
三寒四温とは言うけど、
なかなかドラスティックな気温と水温の3月末日。
ナッキーもレバレッジ・フィッシュに乗って、
驚き&感動セッションとなったと教えてくれた。
マックスのオーバービューで、
リョウくんが個展をしているというので行ってきた。
「楽しむアート」
というジャンルのミックス・メディア。
依頼されていないが、
勝手に見どころを書くとこうなるだろうか。
.
りょうさんの作品は、
今日までどのように伝えられてきたのでしょうか。
本展は、
しみずりょうさん(@ry0shimizu)が制作したコレクションに焦点を当てています。
人びとの心を楽しませるアートに憧れ、
さまざまな人びとに自身のアートを紹介するべく、
作品26点以上を展示しました。
本展をとおして、
しみずりょうさんが受けた感動を、
レイヤーやマッティング、
新しい視点での現像方法もふくめて来展者へと伝えてゆきます。
イタズラと爛漫二刀流のハナは、
ピンク・バージョンのシナモロールを持って、
妹のリンと遊びに来てくれた。
うれしくかわいく、
けれど、
あいも変わらずイタズラ度合いがすごかった。
気づいたのは、
これはまるで本家二刀流の大谷翔平くんと同じで、
イタズラに専念にしているように思えた。
「ヨネモト(近所の整形外科)に行くよ」
病院に行く結末を想像させても止まらないほど、
全速力であたりを走り回っていた。
結局、
転んで大泣きしていた。
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【巻末リンク:歴史の勉強;スティング】
【巻末リンク*2:こちらはフィッシュの歴史】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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