『サーフラインを見ると、今日の9AMより北西うねりが10?13フィートで入る』
とあった。
おお!
とカイル・マリグロ(帰化名:海流鞠黒)にどこがいいかなな?と聞くと、
「このうねりならMLBというブレイクがいいぞ」
とカイルが言うので、ウッドと親方でそのMLBへ行こうと支度をしていると、
出発前に先発したカイルから電話があり、
「おお神よ、フラットだ」と大げさである。
「ああ、波が入っていないのか。またサーフラインの誤報だあ」とショックを受けるが、次に
「ソフトサンドならダブルくらいあるかもな」
と言葉を継いだ。
俺たちは迷わずソフトサンドに向かっていると、
ウッドが「ガス欠だ…」
とぼそり。
「え”っ!」と驚くがなんとそこはハナぺぺであり、ガソリンスタンドは目の前。
以前にもこれと同じガソリンカラカラというシチュエーションはあったが、ウッドはいつもガソリン不足である。
インパネ情報にも『後0マイルでエンプティ」
と表示されている。
ぎりぎりでスタンドにすべりこみ、ほっと一息。
田舎なんだからここがしまっていたら次のワイメアまで行けないぞ、と言いそうになるのをぐっとこらえた。
こういうのは精神的にブローが効きます。
そこから45分、ハイウエイ、そして泥道をひた走りソフトサンドに到着。
ここはソフトサンドの「ジョーカー」というブレイクです。↑
波情報が知れ渡っていて、車が3台ほどすでに来ている。
普段は無人なので大賑わいである。
それでも見渡す範囲は誰もいないので、俺たちもこの人のように着替えます。
サイズはオーバーヘッド、大きいので頭半くらいかな。
セット間隔が長いので、ゆったり波を待ち、好きな波に乗りました。
圧巻はショアブレイクで、浅い砂瀬に乗りあげて緩い波が突然変貌し、このようなバレルとなります。↓
これはBESSELLのマイクロクアッドガンで、速く、安定していてしかも小回りがきくという長所を持つので、沖が厚く、インサイドで掘れるというこの波にぴったりでした。
マイクロクアッドガンに乗っている写真がようやく撮れました。
ウッドは4本連続でインサイドバレルに入り、入った瞬間の音「シュジュワッ!」と再現してご満悦。
そんなこんなで3時間半にわたるセッションをにっこにこで閉じました。
ジョーカーはいい波だなあ。
道中、新聞を読んでいると「タコベルがメキシコに出店!」とありました。
俺たちは大笑い。
だって、タコベルって世界で最もまずいメキシカンで知られていて、味オンチ、ペパロニ好きのアメリカ人だけが食べるものと知られています。
やはりとても不評みたいで、普段おいしいタコスを食べているメキシコ人の記載コメントには
「こんなのタコスじゃない」
「醜い」
とさんざんです。
当然ですね。
実はこの島に偽物回転寿司があり、それは「ゲンキスシ」というのです。
これはかろうじてお寿司の形をしていますが、まずいを通り越して、違うものとなっています。
しかもめちゃくちゃ高いのです。
極小薄切マグロ2カンで約360円。
しかもこのマグロはティラピアだと睨んでいます。
マグロの味など何もなし。
回りすぎてドライフードのようですよ。
そこで「このゲンキスシを日本で展開」と考えたら、このタコベルメキシコ出店がいかにバッドアイディアなのかがわかりますね。
GOOD LUCK TACO BELL!
と新聞につぶやき、今日は終了。
ナキさん、カッチョイィ?。キマッテマス
ガス欠で止まったこと2回、そういう時にかぎっていつも一人です。僕もけっこうマメにランプついてますけど、たしかに横に乗ってる人はひきつってますね。
大丈夫あと30キロは走るからとかいつもテキトウなことばっかいって落ち着かせてます。そのあと怒られます
経験してみたい、タコベル、そしてゲンキスシ!
怖いものみたさ、ってカンジで。
よく、メキシコ出店しましたね。ギャンブラーだなあ。
ふなきさん、カックイ?!(あられちゃん風)
今度、波のり拝見させてください☆
タコベル、
全然美味しくないなぁ…と思いつつも
よく食べていました(^_^;)
日本に上陸したら、
流行るかな??
タコベルのメキシコ出店の例え話(ゲンキズシ)が最高です!
それにしてもnakiクンのバックハンドの写真、もう砂浜じゃないですかぁ~~~(大汗:70度)
kazuさん、
燃料はお早めに、です。
私は1/4のラインを切ったら補給しないと落ち着きません。
keiさん、
タコベルは食後12時間はお腹が重いです。
空腹にならないから究極のダイエットです。
人生で2回食べてもう2度といかないと思っています。
ゲンキスシも怖いですよ。
生というのがさらに恐ろしさを増してます。
リリーさん、
タコベル日本上陸なら大丈夫だと思います。
日本から観光で来た人がタコベルを食べて「おいしい?」とやっているのを見て、引きつっています。
鉄の胃袋なのでしょうね。
mangaさん、
あれは砂浜でなく、浅いサンドバーなのです。
だから掘れ上がりがロアの70倍なのですよ。
こぐまのマスターによろしくです。
じゃなかったシュクリアだ。
プロサーファーのnakiさんには失礼な質問ですが普段短い板に乗っていて急にこのような板に換えた場合
違和感とかないのですか?
僕はまるっきり長い板が苦手になりました。
また短い板で大きい波に乗る時何か意識している事ってありますか?
しょーじ さん、
失礼なことは全くありません。
短いボードから長いボードに変えるとたしかにもたついたり、重かったりします。
ですが、逆にそれを楽しんだりしているのです。
車の運転と一緒ですね。
または小型バイク、大型バイク。
こっちの方が近いかもです。
短いボードで大きな波に乗るときはこぶの下からテイクオフすること、そしてターンの時ボードがはじかれないようにゆっくりと押さえターンしています。
極意の伝授ありがとうございます(笑)
僕は年齢、体のサイズがnakiさんとまったく同じなので板のサイズ等スキルが違い過ぎるのでマネは出来ませんが参考にさせてもらってます。
ここ数年日本では大型バイクは不要だと思って拒
否してましたが
今回大型バイクのPISTOLを購入しようと柳瀬さん
に相談しているところです。
でもあまり大型だと乗りこなす自信がないので
6’2にしようかと。
あっ!?中型バイクですかね??
しょーじさん、
6’2"いい感じです。
ホワイトハウスでサイズが上がると使うサイズですので、日本だとかなりのサイズまで使えるはずです。
波乗りのスキル、そしてフィールドを拡げるためにも必要なデザインだと思います。