新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

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フィッシュフライ・ジャパン2011_FISHFRY JAPAN 2011 “On Stranger Tides”_おったまげーる_ケロちゃんVSビーターちゃん!?_(3481文字)

お伝えしましたように、

この土曜日は静岡県静波海岸に行ってきました。

この日は雨をたっぷり降らせていた前線が、

梅雨前線と認定されて”梅雨入り”が発表された日です。

台風からのうねり、というより、

前線に吹き込む南東風からの風波。

”若潮”

つまり奇妙な潮位日の開催と、

このうねりのコンビネーションはやはり難易度が高いコンディションでした。

到着すると、BLUE誌斉藤さんが、

「NAKISURFさんのブースはあちらですよ?」

と出迎えてくれました。

カッパでおわかりのように朝は強い雨でした。

こちらは、

このブログでもおなじみBLUE誌レベントン林さん(右)と、

静岡アルタネィティブサーフボード協会首相総理の長倉さん。

NAKISURFブースに行くと、

「いい場所が欲しくて、夜中から来ていました!」

と徹夜した大西とヤス、そしてゆうすけがいました。

「雨だからずっとウエットスーツでいようよ」

と5mmのオーラファイバーに着替えると、

雨は何も気にならなくなった。

ウエットってすごい!

当たり前か。

DCSK(大ちゃんさんくん)改め、

WCSK(若ちゃんさんくん)も開催前にやってきてくれました。

若潮との関係は一切ございません。(笑)

彼のお目当てだったキャノンボールと、

俺が熱望したビーター改造版を得てニッコリンの2ショット。

朝早くの波はこんなバレルだった。

無人のブレイクにニューボードで漕ぎ出て、

二本目からバレルに入り込んで、包まれて、そして脱出し、WCSKとおおはしゃぎ。

シングルフィンビーターを扱う俺にとっては、

改造版ではサイドフィンがついたので、

「鬼に金棒」、いや「コーヒーに豆乳」でした。

ちょっと違うか。

スイーピングもスルリンと、

軽くこなして「へへー」。

こんなバレル波だったんですよ。

これは脱出後の一枚かな。

予定本数に乗り、上がってきて、次なるお題は『Manray』。

Surf Prescriptions

これはマンレイとか、マンライと呼ばれていますが、

発音はどちらでも正解です。

サーフマニアが朝からたくさん来てくださり、

ボードはすぐに貸し出されていきました。

うれしいし、ありがたかったです。

マンレイもマンライで終了。

こちらにもマニアさんおふたり。

NAKISURFブース位置をお知らせしました。

声をかけてくださり、ありがとうございます。

こちらもバターゾーンの調子が良かったと、

そんな話をしながらブースにもどりました。

お、みやさん登場ですね。

早速聖剣ロスドスを試乗されていました。

京都からわざわざお越しいただいたみやさんチーム。

逆真のこころとその固い結束。(笑)

今度はみやさんからひきついだロスドスどす。(京都弁)

泡の上でトリプルパンプという、

マルイプロ時代の大技をここで披露しました。

貴公子ヨシオカさんもいらして、

「ビーターちゃんどこですか?」

とうれしそうに乗られていました。

「どうでしたか?」

「これ、最高です!

ふざけているのか?と思うほどにおもしろかったです!」

というインプレッション。

ビーターちゃんも終日絶え間なく貸し出しされ、

ボードもうれしく、みんなも笑顔となっていました。

AVISO Grass Hopper5’7″に乗って、

まじめにターンをしてみたが、

BLUE誌林さんから

「主旨とそぐわないスルドイターンはしないでください」

と叱られそうだったので、

フィッシュフライ風味のまろやかなターンを盛りつけてみた。

毎年のことだが、BDシリーズの人気は高く、

初めて見る人もいて、

「おー、なんだこれ!」

「スゲー」

「あわー…」

と感動されていたのが見慣れた俺にとっては新鮮でした。

「味噌汁と特製ホットドッグができました」

と教えてにきてくださった斉藤さん。

美味しんぼか!

というほどおいしかったです。

ごちそうさまでした。

全ブースを鋭意視察されていた林さんもやってきて、

サーフボード談義とイベント談義にしばし花を咲かせました。

他ブースは、フィッシュフライならではのツインブームでしたね。

すばらしく、クラッシック!

エクセレンテ?。

などとつぶやきながら各ブースを廻ると、

すごいボードを見つけました!

「ケロケロッ!」

と言いながら持ち上げ、

制作総指揮者SMOOTHBODYの河合祥児さんがいらしたので、

お借りしたいとお願いすると、

快く乗らせていただけることとなりました。

持って歩いているだけで、

注目度Sのハイパフォーマンスボードです。

造形がすばらしい。

目のあたりなど、

仮面の忍者赤影に出てきたガマそっくり。

問題作ならぬ傑作だろう。

湘南の大先輩であり、

大師匠である勝又さんもやってきて、

「これ、乗っていい?」

とキャノンボールがお目に止まったようです。

俺がカエルで、勝又さんがキャノンボール。

後ろには業界の名将軍ヨーヘイさんも見えます。

パドルアウトする前にWCSKとニッコリ一枚。

ピンテイルが砂に刺さります。

WCSKはBD3の順番がやっと廻ってきて、

そのうれしさからか、少し緊張気味でした。

ケロリン、じゃなかった

「おったまげーる」はカエルなので、

ニーパドルでいざいざと海面を漂いました。

沖に出ると、

周りのサーファーが喜んでくれると思いきや、

少し驚いたような顔で見られ、その次の瞬間には俺から離れていきました。(笑)

イナリーズよりは掘れない波質の中、ケロちゃんが波を滑り降ります。

ケロケロ?。

最高速で波を滑り降り、

「グエグエ?!」

と、ケロちゃんが俺の下で大喜びしていました。

そのまま岸までつなぎ、

さらにはショアブレイクまでやってきて、

ケロちゃんはここで放流。

変わるはずのない表情ですが、なぜかうれしそう。

俺がうれしいのか。

ブースに戻ると、みんなに囲まれて、

「乗れましたか?」

「ケロケロ?と発声しながらカッソーしていました」

と答えると、一同大喜び。

今日一番の盛り上がりでした。

そのまま河合さんに

「乗れましたよ?」

とケロちゃん(おったまげーる)をお返しに行くと、

今度は河合さんが隠し持たれていた未来的なボードを発見しました。

すごい!

俺は勝手にこれを『魔剣』と名付け、

こちらも試乗のお願いをすると、

「じつはまだ誰も乗っていないので、フナキさんが初乗りとなります」

「よろしいのですか?」

「ぜひ!」

ということとなり、

ここにそのスプラッシュマウンテン的記念撮影写真を。

それを浜から見守ってくださっていた河合さん。

深いボード談義をさせていただき、台風雨が蒸発していくようでした。

前足の位置が重要なのだと、新しいシェイプ理論をいただき、

ケロちゃんから西暦2050年魔剣と、

自由なるサーフボードクリエーターとご一緒できたのは、

今回のイベントでは一番の収穫だったのではないでしょうか。

すばらしいことです。

あ、マンレイが貸し出されていきました。

またもやボードを換えて、

波打ち際(ショアブレイク)まで行くと、

静波の兄弟サーファーがいました。

お兄ちゃんとは、一緒にケロちゃんに乗ったんですよ。

一本しかボードがないみたいだったので、

NAKISURFブースで「ビーターちゃんに乗ってね?」

とご案内しておきました。

ラインナップはヨシオカさん、

ハーレー社のカツさん、

GLIDE、サーフィンライフ、オンザボードでおなじみのオゴセさん、

勝又さんたちがいました。

カツさんとは、

「ファッション業界におけるアクションスポーツの存在価値」

という題目で熱く語りました。

今日一番のセットが入り、

BD3のコンケイブデッキの滑走タイムのはじまり?。

お、勝又さんは、あれからずっとキャノンボールを乗っていらして、

これこそ本当の”Cannon Ball Run”(高速な物象)でした。

ずっとウエットスーツでいたら、

雨や風が一切気にならず、

雨の日の移動や、

作業用の2ピースウエットというのを思いついた。

これはウエットスーツの権威石井さんに相談してみます。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/8077

結局、取材活動していたゆうすけ以外、全員がウエットとなり、

イベントを楽しみながら運営しました。

(この時ヤスは、ミニノーズライダー(AVISO)の試乗中)

すばらしい雨だ。

フィッシュフライ2011!

すごく有意義なイベントでした。

雨中、お集まりいただいた熱狂的なサーファーの方たち、

そしてイベントを盛り上げた他社の方たち、

快く会場を使わせていただいた地元の方たち、

最後に主催され、裏方で大変な作業を支えてくださったBLUE誌のみなさん、

ありがとうございました。

また来年もお会いしましょう!