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持ってきたサーフボード_超高級リゾートに何想う?_(1590文字)

今回ここに持ってきたボードだが、

3本入りのボードケースに4本みっしりと詰めてきた。

波もあったのでこれが大正解。

アラスカ航空にて、

チェックイン時のオーバーチャージは、

「ボードが何本か」 という単位ではなく、

「ボードバッグが何袋か」という料金設定。

よって一袋50ドルで持って来られた。

1本でも50ドル、

4本でも同様。

ポンパドール・ラウンド。

これも乗ると、

真夏日のソルトクリークを思い出した。

美しい模様をまとったフライングタートル。

ビーチブレイク、

そしてポイントブレイクに。

結果、

イスラエルがやたら気に入った1本。

 

 

イスラエルから9’4″ロングボードを借りた。

滑走感とピュアな世界がこのグライド・フィールの持ち味だろう。

歴史あるメキシコ。

自然がたっぷりなこの地にも

【観光開発】

という名のビジネスの波が押し寄せてきたようだ。

ミタ岬内はすでに

「一泊7万円から〜」

という超高級リゾート群に侵略されてしまった。

セントレジス、

フォーシーズンズ、

カサ・デ・ミタ。

宮殿のような豪邸。

全ては新興国における外貨獲得のための理由なのだろうが、

普段は裸足でバラック、

土間に住む人々は、

靴を履いてのウエイター、

そしてドアマンその他として働いている。

それらホテル一泊の料金は、

彼らの月収を軽く上回るものだ。

違和感を持つが、

たくましい彼らは私が思っている以上に精神力が強く、

常に前を向きで、

うれしいほど陽気なことに安心した。