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naki's blog

【テクニック編&特大号】OCEANS&ノースハワイ_高間教授が家族で向きあうサーフ原風景_もしリーシュが切れたら?_ケリー・スレーターのウエイブプールが木更津北ICに!!_(3023文字)

【まずはお知らせ】

ノースハワイ(カウアイ島)取材が、

雑誌オーシャンズの誌面になりました。

このブログでもご紹介していた、

先月の終わりから今月の頭にかけて行っていたカウアイ島のキャンプ旅が、

OCEANSの誌面に、

しかも10ページとなって焼き付きました。

どうぞご覧になってください。

Catch Surf Odysea® Skipper Fish 6’0″ Finless

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こちらはバリ。

「タナロット寺院の向こうにウナクネビーチがあります」

「逆真流です」

「まるで壱岐島(いきのしま)です」

「もしかすると、天比登都柱(あめひとつばしら)です」

そんなふれ込みでクドゥング・ビーチに連れてきていただいた。

英国英語と、インドネシア語をペーラペラと話す友人、

つまり壱岐サーファーのひとり高間(たかま)教授

(なんとオックスフォード大学)がいて、

彼が連れてきてくれた美しい海岸。

そして彼の息子ふたり。

お兄ちゃんは龍馬くん、そして弟のタイガくん。

Catch Surf Odysea® x JOB Pro Skipper Fish 6’6″

Special Fins

.

「息子たちは、特に龍馬はショートボードに夢中ですので、

こんなダラ厚波に乗りたくないと思っています」

「波乗りの多様性を求めない年齢だもんね」

「そうなんです。波乗りの歴史や深層を知りたくない歳です」

「私もNAKISURFでは、波乗りの一極化ではなく、多面で見るようにと、

そして知るようにと伝えているよ」

「NAKIさんのお子さんのときはどうしていましたか?」

「好きなようにさせていたよ。無理強いさせるものでもないし」

「強制させるものでもありませんよね」

「そうだね。無理にやらせても結局は止めちゃうだけだしね」

「では、自分たちが見本を示すと」

「それがいいね。こういう波はフィンレスがいいので、私がフィンレスをやって」

「ぼくがミッドレングスのフィッシュに乗ります。マカシヤ」

そんなことになった。

Catch Surf Odysea® Skipper Fish 6’0″ Finless

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子どもたちに見本を示すのは楽しいと、

2年間特訓したフィンレスで、

この美しい部原風クドゥング波にドリフトだったり、

バックワーズ・スピンを披露し、

大マンライで上がってくると、

龍馬くんとタイガーは、

砂遊びに夢中で、海は何も見ていなかったという。

がっかり。

けれど、ミッドレングスが戻ってくるやいなや、

「タイガとタンデムするよ!」

そんなことになったので、

目を細めながら彼らを見送った。

お父さんが伴走してパドルアウトするが、

ボード前方にタイガがこうして座っているので、

足の抵抗でテイクオフできなかった龍馬くんは、

突然弟が邪魔になったようで、

「降りて」とばかりにタイガをボードから降ろしてしまった。

沖でひとり泳ぐタイガ。

弟は大変である。

だから弟は強いのだと再確認していると、

お父さんが近づいていって救出した。

まさに『助け舟』である。

「もー、お兄ちゃんはしょうがないね」

いつもの優しい文体でタイガをなぐさめる教授。

お兄ちゃんは、

「弟さえいなければ、ジョンジョンのようにサーフできるよ」

そんな水を得た魚ターンの龍馬くん。

この子が海でモップを洗っていた。

これこそがバリぽいショットであろう。

「ぼくは噂のNAKISURFミニフィンを試します。

あれ、スモールフィンでしたっけ?」

「どちらでもいいんですよ」

「多面性ですね」

「そーです。ご自由にです」

タイガは、

自分のショートボードで部原波をすいすいと乗っていく。

教授いわく、

「彼はバリ波で育ちましたから、

ダブルくらいまでは何も怖がらず波に乗ることができます。

やはり人間は順応性が高いということの証明ですね」

部原、じゃなかったクドゥングの正面ピークは、

たまにこんなパーフェクトオバケセットが現れる。

さすがインド洋の冬である。

つまり南極が嵐のうねりが届く場所でもあります。

Catch Surf Odysea® x JOB Pro Skipper Fish 6’6″

Special Fins

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ナッキーもその部原メインピークのライトにテイクオフし、

複雑なセクションをウネウネと抜けていった。

教授、マンライ後(のち)終了。

「フィンが小さいと、摩擦係数が減るとは思っていましたが、

ここまで速度が出るとは思いませんでした」

「パドリング時の体幹筋力がいかに重要かを知りました」

そんな感想であるらしかった。

お寿司が食べられると、

この「アボカドラバー」というメニューを注文したが、

寿司飯でなく、

赤野菜を混ぜただけの味がまったくのプレーンなものだった。

私は酸味と甘味がまざったすしご飯が好きなので、

それが食べたかったから注文した。

アボカドの円いような淡い味と、

普通のご飯の対比が凡庸だった。

つまり見た目は美しく、とってもいいのだが、

はっきり言っておいしくはなく、

添えられた自家製甘酢ショウガだけを頼りにいただいた。

やはり基本は重要である。

日本人シェフなのに残念。

【あまり知られていない基本というか重要なこと】

これは先日のチャングーでの一コマだが、

ダックダイブしたヤマちゃんがプッツリとリーシュを切ってしまい、

それでもなんとか戻ってこられて、

「生きていて良かったね〜」と、この笑顔の写真を得た。

リーシュは岩だったり、フィンで簡単に切れてしまうので、

「サーファーはしっかり泳げないといけませんね」

そんなヤマちゃんの言葉には実感がこもっていた。

ちなみに波はこんなパーフェクトで、

レフトのインサイドは岩だらけ。

ボードが身の回りからなくなった後の大事なことは、

1.まずはボディサーフする

2.ボディサーフできない爆発波なら、波に巻かれながら陸に近づく

3.離岸流が現れたら、とにかく流れ吸われて、流れが落ち着いてから陸に向かう

4.必ず顔を出したオーストラリア・クロールで泳ぐこと(平泳ぎでは、海の流れには立ち向かえない)

5.疲れてきたら、とにかく浮かんでいること

6.泳いで戻るルートを確認しておく

7.海に入る前に、沖から泳いで戻って来られるかを自分に必ず問う

8.誰も助けには来ない(もし来ても浮力体がなければ、双方が溺れる)ことを知っておくこと

9.絶対にあきらめないこと(浮いていれば生きていられるチャンスがある)

こんな九ヶ条であります。

これも良く聞くが、

波乗りはディズニーランドのアトラクションではないし、

自然に向きあう危険なものです。

どうぞ安全に、そして楽しくサーフしてください。

【最後まで読んでくれた人へのお知らせ】

ケリー・スレーターの世界一のウエイブプール

『The Ranch』が、

木更津北インターに建設することが決定しました!

https://mainichi.jp/articles/20180625/ddl/k12/050/022000c

完成は2020年3月であるという。

千葉NAKISURFから車で30分程度。

アクアラインを降りたあたりなので、

都内からも40分程度の、

長さ580mのパーフェクトな波。

オリンピックも含めて本当に楽しみです。

(一宮町の自然波は予選等で使用するとされている)

サーフィンを取り巻く全てが変わっていく。

新時代に乾杯。

【カイラが行ったケリーのプール】

【ノースハワイのリンク】

【テクニック編】1本のラインで斜面を滑ること_ドノバンのお店【The Barn 808】_(1818文字)