新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

Z1サーフスーツ最新作”THE WING”(ウイング)完成のお知らせ!_(2019文字)

Z1 Surfsuits “The Wing”

Photo by Brian Miller

.

ウエットスーツ界の権威とされる石井博士がNAKISURF千葉にやってきた。

20歳代のときから彼を知るので、

かれこれ30年近いお付き合いとなる。

当時彼の会社(サングロウさん)は、

ボディグローブを日本で生産する権利を持ち、

石井さんがそのウエットスーツ担当部長。

プロライダーたちが使用して大人気を誇った

『オーラ・ファイバー(Aura Fiber)』は、

コスト高で市販できないのを逆手に取り、

「それならば、NAKISURFは直販できるので市販しましょう」

そうやって薄利で販売を始めたのが

『Z1サーフスーツ』の始まり。

初年度に記念すべきユーザーたちがこのスーツを手に入れて、

翌年にはユーザーが3倍にも増え、

そしてウエットスーツ界ではちょっとしたムーブメントとなって、

今に至るのはサーファー視点での製品作り、

直売による適正価格ということが人気を博したのだろう。

カーゴポケット
リバーシブルウエットスーツ
手足が長く見えるカット

そんな流行を作り、

石井博士が選ぶウエットスーツ工場、

そして世界に拡がる材質選びをしての製品開発なので、

まさに職人と現場が一体となった物作りが評価されたのだろう。

そんな彼はよくNAKISURFにやって来られる。

勝浦デニーズでお会いしたこともある。

その場では来期新商品の話というか、

開発への手がかりの話を進めていく。

「NAKIくん、次はロングチェスト・ジップモデルが主流だよ」

「え、ネックエントリーはもう下火なんですか?」

「そういうわけではないけど、

セッションの間に上半身を脱いだり、

または極寒時に素早く着脱したいというニーズが多い結果なんだよ」

「そうなんですね。でも慣れたらネックエントリーでも素早いですよ」

「NAKIくんみたいに、すでに500回以上脱ぎ着していたらそうだろうけど、

一般的には少しもたつくのが実情だからね」

「で、そのロングなんたらというのはどんなものですか?」

「ロングチェスト・ジップは、その名の通り長いジッパーが胸部に入っている」

「そこから脱ぎ着すると」

「そう。サンプルを作ろう。コスト高だけどEXY(エクシー)で作ったらいいよ」

「千葉の真冬、東北でも平気ですか?」

「それはSMC(スーパーファーベストマグマコア)にすれば大丈夫」

「すごいです」

そうなったのが、昨年の夏。

(The Wing試作ファースト)

.

それから試作を重ねて、

今年の5月に完全版への注文を石井博士にしました。

(巻末注釈リンク*1を参照)

ブラック&ホワイトで培った

「手足の長く見えるカット」を採用し、

軽く、温かく、簡単に脱ぎ着できるサーフスーツとなった。

これもZ1サーフスーツの誇る各種素材と、

ロングチェスト・ジッパーのなせる匠技だろう。

さらにこのジッパーは10%も伸びるそうで、

ネックエントリーまではいかないまでも、

肩にかかる負荷をかなり軽減している。

これはサンプル第3弾への指示書。

動きは全てよかったので、

「各部たるみ」と、

「下腹部のカットを変更」し、

たるみを抑えて製品として完成したのが先週。

Z1サーフスーツが誕生して8年となります。

その結晶となるのが、

このZ1サーフスーツ・ウイング。

詳細ページも完成しましたので、

どうぞご覧になってください!

The Wing

私はこうしてアース系のカラーを入れるのが好きですが、

穏便派サーファーは真っ黒でもいいですね。

または全身ピンクとか。(笑)

ちなみに昨日のタイラーは、

ほぼ全身茶色のスーツを着ていた。

NATION Eagle 5’11” and Z1 Surfsuits “The Wing”

Photo by Brian Miller

.

私は黒とディープグリーン。

【Z1ウイングのかんたん着脱動画】

【巻末注釈リンク*1:Z1ウイング第2サンプル】

[特大号]ノースハワイ(カウアイ)現況_日本を振り返って_Z1サーフスーツとNAKISURF&日本最古のキャッチサーフ取り扱い店_RVCAストアTOKYO!!_(2655文字)

【巻末注釈リンク*2:石井博士のワークショップ前日】

『特大号ゴールデンウィークスペシャル』NAKISURFキャッチサーフ祭り!_(2754文字)

【おまけ】

このブログの閲覧結果を見ていたら、

なんとボディサーフ動画が2位となった。

とするとこのブログの読者は、

「見せかけのサーファーではなく、本物を目指している」

そんなことがわかるほど、

熱く、うれしいTop2記事だった。

(ランキング情報は常時集計され、このブログの左下方にあります)

ちなみにブログ前日に戻られたり、

アーカイブ上で翌日に進むのは、

最下部のこの題名リンクをクリックしてください。

タキビシヤスくんなどは、

「以下の記事もあわせてどうぞ」

までクリックしてくれるそうで、

「たまにですけど、5時間くらい読んでしまうときがあります」

そんなことをうれしそうに、

そして深い表情でぼそぼそと教えてくれるのだった。

大好きタキビシ!

さてさて、Z1ウイングの切手デザインが、

NAKISURFアート部から提出された。

とても良いと思いました。(by 二郎)

Happy Surfing!!


Comments are closed.