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naki's blog

ケリー・スレーターと、JOBのパイププロに学んだイカスミ_(1160文字)

 

Ventura, California

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ベンチュラに来ている。

西北西と南南西からのダブルスウェル。

「もしかしたらあそこが良いかもしれない」

行ってみると、

そこはアメリカン・エックスという波質で、

(エックスは文字のように波が交差するという意)

Nacky on

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6’6″

Special Fins

.

このように左からの南南西と、

右からやってくる西北西が重なると、

真性エックス系で、

ピークだけはパイプラインかバックドアのように掘れ上がる。

ブレイク名はわからないが、

岬波で、例によって誰もいない。

ちょうど2016ボルコムパイプ・プロのヒートをYou Tubeで見ていた。

マカイ・マクナマラ、JOB、ブルース・アイアンズと、

ケリー・スレーターの4人ヒートだったが、

(巻末注釈リンク*2です)

「あんなに波側に体を落とす」

そんなバックサイドバレルの極意を得たナッキーは、

ケリーかJOBばりのドロップをメイクした。

うーむ。

完璧であります。

サイズに怯まなければ、

きっと乗ってメイクしてしまうだろう。

そんな簡単ではないが、

乗ってからどうにもならないよりはマシだろう。

Catch Surf Stamp 5’0″

.

帰る頃になると青いキャッチサーフを持った人が現れた。

歩き方からタダモノではないとカメラを向けていると、

一本目からここのバックドアやパイプライン系をメイクした。

この付近のサーファーだろうが、

波に慣れていると感じた瞬間、

ノースハワイのイナリーズを思い出した。

(巻末注釈リンク*1へ)

【おまけ】

ミラー家にスキレットがあったので、

ブロッコリーとキノコ、

ジャガイモをシチリアのオリーブオイルで焦がし、

水分が出てきたところでヒマラヤ・ピンクソルトを振り、

その余熱でフルーツトマトに熱と味を入れ、

イカスミスパゲッティ麺を使って

「農園風イカスミ・パスタ」を作った。

私は感激系の味だったが、

ミラーは好きではなかったようです。

というのは、

食感や風味というのは「慣れ」が必要。

するとイカスミというものは、

アメリカ人のほとんどが慣れていないのだと知り、

いつかどこかでアメリカ人が、

「焼き栗」を食べた瞬間に吐き出したことを思い出した。

そんなまずいものではないけど、

栗の持つ、

濃いような苦みを嫌ったのかもしれない。

だって、

その人はモンブランはおいしいと言っていたので、

栗自体の風味は好きなはずだから。

料理は食べ物。

そんなことを実感したおいしい(私には)パスタでした。

【巻末注釈リンク*1:イナリーズについて】

人生で最長のバレル記録を更新_アンディ・アイアンズを思い出す場所_12フィート@11秒308度角のイナリーズ_(1188文字)

【巻末注釈リンク*2:パイププロ】

マカイ・マクナマラ(リアムの息子)のワイプアウトが怖ろしい…。

Hard Surfing!!