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naki's blog

Arlik Yuillという世界_(1260文字)

【まずはお知らせ】

大刷新したNAKISURFカレンダー2019年度版がもうすぐ発売です。

サーファーにとって、

海が好きな人に、

そして日米に暮らす人たちにとって、

さまざまな便利機能を入れこんだ保存版カレンダーです。

どうぞご期待ください!

さて、本題というか、

今日の主題であります。

フィンレス
ツイン
ディスク
ダブルエンダー
非対称
さまざまな実験ボード
グリーノウのフレックスより細いフィンが
グラスオンで付いたミッドレングス

そんなボードでやってくるサーファーがいた。

フィンレスをしているときに気づいたのが、

同じフィンレスがいると同士というか、そんな心持ちとなり、

お互い会話をすることが多くなるということ。

Arlik Yuill on His Creates

.

彼はアーリック・ユールという名で、

「ワタシは北欧にそのルーツを持つのです」

猛々しく言うのでありました。

6フィート台の奇天烈ボードに乗ったヒゲモジャの彼。

バックサイドでそのままスライドさせるのではなく、

レイルが弾けるようなリリースをさせて、

トップまで彼自身と共に見事に浮き、

しばしその波先に留まっていたのが私の視界に焼き付いた。

彼の巨大アトリエに行き、

それらの写真を撮ったら大いに気に入ってくれて、

さらにはNALU誌にもこのように掲載されて、

アーリックと親交が深まった。(巻末注釈リンク*1)

私が日本にいるときに、

「RVCAで個展をやるから来てクダサイ」

(RVCAについては巻末注釈リンク*2を)

そんなお便りが来た彼の彫刻展。

「あいにく行けません。

なぜならワタシはバリから千葉に一度戻り、四国に行こうとしています」

そんな返信をして、

四国から戻ると、次にアーリックからの連絡は、

「アトリエ(スタジオ)を引っ越しました。遊びに来てください」

というものだった。

その新しい彼のアジトに行くと、

(agitating point:争議や政治などを指導する秘密の指令部・集会所)

彼は今年のサーファーズ・ポール・アワード授賞用の、

ブロンズ像を作っているのでありました。

アーリック・ユール。

まさに時の人となりました。

まずはこうしてファースト(初期)モールドを作成し、

それに精細な凹凸のディテールを施し、

ファインモールドを作る作業が続いていた。

彼の代表作の多くは、

現在もRVCAで展示中なので、

ここにはないが、

かなり売れたようなので、

アーリックの暮らしが楽になれたと思う。

アーティストは、

生前に売れるのが幸せだと思う。

死後売れるパターンが多いけど、

なんだかそれではあんまりだ。

アーリックは彫刻家でもあり、

総合的なアーティストでもあり、

さらには奇天烈ボードのシェイパーという現代の奇才。

正真正銘の本物。

50mm 125sec.@f1.8 NIKON D800

.

彼のシェイプルームで見た視界。

【巻末注釈リンク*1:アーリックと総帥、そしてカラニ・ロブ】

カラニロブのウナクネ入門_(1188文字)

【巻末注釈リンク*2:始皇帝親子と、

ウナクネ騎士JT、そして泰介さんとのRVCAジャパンの夜】

グリーンルーム・フェスティバル_ RVCA X H BEAUTY & YOUTH_横山泰介さんの炎のスーパーセルフィー_フレッチャー始皇帝親子とジョエル・チューダー騎士のいろいろ_(2132文字)

すばらしい土曜日をお過ごしください。

Happy Surfing!!