【まずはお知らせ】
大刷新したNAKISURFカレンダー2019年度版がもうすぐ発売です。
サーファーにとって、
海が好きな人に、
そして日米に暮らす人たちにとって、
さまざまな便利機能を入れこんだ保存版カレンダーです。
どうぞご期待ください!
さて、本題というか、
今日の主題であります。
フィンレス
ツイン
ディスク
ダブルエンダー
非対称
さまざまな実験ボード
グリーノウのフレックスより細いフィンが
グラスオンで付いたミッドレングス
そんなボードでやってくるサーファーがいた。
フィンレスをしているときに気づいたのが、
同じフィンレスがいると同士というか、そんな心持ちとなり、
お互い会話をすることが多くなるということ。
Arlik Yuill on His Creates
.
彼はアーリック・ユールという名で、
「ワタシは北欧にそのルーツを持つのです」
猛々しく言うのでありました。
6フィート台の奇天烈ボードに乗ったヒゲモジャの彼。
バックサイドでそのままスライドさせるのではなく、
レイルが弾けるようなリリースをさせて、
トップまで彼自身と共に見事に浮き、
しばしその波先に留まっていたのが私の視界に焼き付いた。
彼の巨大アトリエに行き、
それらの写真を撮ったら大いに気に入ってくれて、
さらにはNALU誌にもこのように掲載されて、
アーリックと親交が深まった。(巻末注釈リンク*1)
私が日本にいるときに、
「RVCAで個展をやるから来てクダサイ」
(RVCAについては巻末注釈リンク*2を)
そんなお便りが来た彼の彫刻展。
「あいにく行けません。
なぜならワタシはバリから千葉に一度戻り、四国に行こうとしています」
そんな返信をして、
四国から戻ると、次にアーリックからの連絡は、
「アトリエ(スタジオ)を引っ越しました。遊びに来てください」
というものだった。
その新しい彼のアジトに行くと、
(agitating point:争議や政治などを指導する秘密の指令部・集会所)
彼は今年のサーファーズ・ポール・アワード授賞用の、
ブロンズ像を作っているのでありました。
アーリック・ユール。
まさに時の人となりました。
まずはこうしてファースト(初期)モールドを作成し、
それに精細な凹凸のディテールを施し、
ファインモールドを作る作業が続いていた。
彼の代表作の多くは、
現在もRVCAで展示中なので、
ここにはないが、
かなり売れたようなので、
アーリックの暮らしが楽になれたと思う。
アーティストは、
生前に売れるのが幸せだと思う。
死後売れるパターンが多いけど、
なんだかそれではあんまりだ。
アーリックは彫刻家でもあり、
総合的なアーティストでもあり、
さらには奇天烈ボードのシェイパーという現代の奇才。
正真正銘の本物。
50mm 125sec.@f1.8 NIKON D800
.
彼のシェイプルームで見た視界。
□
【巻末注釈リンク*1:アーリックと総帥、そしてカラニ・ロブ】
【巻末注釈リンク*2:始皇帝親子と、
ウナクネ騎士JT、そして泰介さんとのRVCAジャパンの夜】
グリーンルーム・フェスティバル_ RVCA X H BEAUTY & YOUTH_横山泰介さんの炎のスーパーセルフィー_フレッチャー始皇帝親子とジョエル・チューダー騎士のいろいろ_(2132文字)
すばらしい土曜日をお過ごしください。
Happy Surfing!!
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