千葉一ノ宮の波は
ふわりとした密度
キメ細かく
ゆるやか
なので、
背中から風を受けると、
波先はすぐに崩れてしまう。
そのくらい繊細で脆(もろ)い。
Nation The Connector 6’5″ Single Fin
Ichinomiya, Chiba 2012 December
Photo by Tuna
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だが、
ひとたび風が収まると、
もうたまらないほどの波となり、
それは生涯忘れることはできない。
近所に玉前神社があり、
それは驚くほどの由緒と、
厳かで真実の光と水を紡ぎ出す場所として、
ひっそりと、
そしてかなり多くの人に知られている。
(玉前神社については巻末に注釈リンクを付けました。
その*1をご参照ください。驚きます)
サーフ後は真剣に秒単位で荷造りをし、
河合会長のていねいな運転でハニワ道をひた走り、
成田空港にやってきたスキッパーフィッシュ(画像左)とご一行。
チェックインはバニラエアだったが、
まるでボクシングの試合前のようなg単位の計量に
でゲソゲソにやせ細った力石徹(あしたのジョー)が浮かび、
さらには燃え尽きホワイトアウトしたジョーと
ヒデヨシ(バリバリ伝説)を思い出した。
到着先はASJ。
空港コードに詳しい方なら一瞬でわかるおなじみのコードです。
そうです、奄美大島です。
グリーングッドマンことミドリくんが空港に来てくれて、
「奄美は最高よ〜」
緑くんがかなり酔うと、
出てくるのはこのフレーズだが、
それをこの地で言える幸せに浸った。
スキッパーフィッシュは、
サランラップという名の超軽量かつ、
極真会のようなフルコンタクトボードケースにくるまれ、
さらにはウエットスーツ各種と、
現地用のバッグまでもたずさえてASJの地にいま着かんとしている。
全身クッションのようなキャッチサーフならではの輸送方法。
(フィンは外してください)
そして龍郷町までやってくる。
龍郷町は、
ウナクネ=ドラゴンクネクネの由来もあって、
世界でも名だたる竜の地であります。
四国の青龍寺も同様と認識しています。
ここには、
私が最も大好きなアマミアンバックドアがあり、
ハートオブゴールド(巻末注釈リンク*2をぜひ)
手広岬
ビラビーチ
ハートロック周辺サンドバーが散らばるという、
宝石のような場所で、
その手広湾を見渡す丘に展望台を持つ(新設)グリーンヒルさんにやってきました。
さらには島随一のプロショップを併設したアジアン・タイ・タヒチ・ハワイを連想させる
『グリーンヒルカフェ(新館1F)』があり、
お母さんの作る超絶手料理が食べられて、
さらには緑くんがエスコートする島波巡り。
次男の優人(ゆうと)くんが飛ばすドローンと、
各種の島でのアクティビティ。
そのグリーンヒルカフェことG X Hさんで夕食をいただいていたら、
コトちゃんとレイアがやってきた。
コトちゃんには、
Seeaのアマンダから「コト〜に」と託されたシーア各種があったので、
それをお渡しし、
(この顛末については巻末注釈リンク*3にございます)
緑くんの姪である麗亜(れいあ)が、
すっかりスラリとしたお姉ちゃんになっていてびっくり。
聞いてみると170cm、15歳になったという。
4年半前のレイア。
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どうやら奄美大島では年月は瞬きする間に過ぎていくものらしい。
ちなみにレイアちゃんは、
ダイチこと大智くんの妹です。
そしてだいちくんこそが、
これからの奄美大島を担うグレイトサーファーであります。
口数少なく
真面目で
早起きで
レイルワークは精確で
公平で(ローカリズムを含めてということ)
グレイトサーファー
こんな人であり、
さらに言うと、
名前表記が漢字になったりするのは私の記録用にということでして、
カタカナや平仮名と切り替わるのは、後の検索のためなんです。
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【巻末注釈リンク*1:玉前神社のシンジツ】
【巻末注釈リンク*2:アマミアンバックドアについて】
【巻末注釈リンク*3:シーア・ベイブスと奄美旅】
Happy Surfing!!
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