3Dウエッジの朝陽。
うっとりするほど美しい。
波が両側から合わさり、
そして海底の起伏が波腹を引き込む。
それがピークを形成する。
独特かつ最高の波である。
潮位が100cmくらいあれば、
中級者でも乗れるが、
それ以上下がると、
名のあるサーファー志望というほどに切れ上がる。
そんな道場波。
ピークはこんな風で、
けれどサイズが下がると、
常に混雑しているので人を避けていかねばならない。
あの人が行くかな?
そう思って、
乗りすぎてはいけないと、
パドリングを止めて見ていると、
「あれ?いかないんだ」
そんなことになる。
「これ波ならいけるだろう」
「あれまた止めた」
こんなことの繰り返しであります。
なんだかもったいない。
ノースヘバラ編でも書いたけど、
いざパドリングを始めたら
「こんなに波が掘れ上がるとは思いませんでした」
と理由を付けて、
パドリングを止めてはならないということであります。
ちなみにノースショアでは、
1度でもひるんで止めてしまうと、
そのセッションでは2度と波を分けてもらえない
“不文律”というのがあります。
1度でも漕ぐと、
全員が乗るまで待つ、
またはインサイドに行く。
そんなことです。
ファーストセクションだけでキックアウト(プルアウト)しても同じで、
インサイドまできちんと乗ったかどうかで、
波の乗る順番が与えられるのは、
さすがサーフ先進国だと感心したことでもあります。
日本もサーフ人口が膨張しているけど、
ここのあたりも成長していくべきだと思います。
閑話。
これは山羊島。
東シナ海にある小さな島です。
山羊のようであり、
龍が顔を伏せて潜っているようでもあります。
ここに波が立つと豪傑なレフトとなります。
パンダの待ち伏せにあった。
さて、今日は何をしようかな?
Happy Surfing!!
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【テイクオフの心得】
◎