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naki's blog

春のインポッシブル_(2150文字)

父ちゃんと、

太郎くんと二郎くんがインポッシブルにやってきた。

「あのブログの波(巻末*1)はどこですか?」父ちゃん

「あれはジェフリーズです」私

「いい波でしたね」父ちゃん

「飛んでいきそうだったね」太郎

「センカイです」二郎

「お前、それはエンダードラゴンだろ?」太郎

さて、インポッシブル。

ここはよくある護岸悲劇の滅岸である。

漫画家に西岸良平さんがいるが、

滅岸良平という名前で、

こういうことについて書く人がいればいい。

奄美大島の嘉徳海岸は、

いまだに予断を許さない状況で、

碇山勇生(ユウセイ)くんに電話すると、

「NHK鹿児島がこのことを取り上げてくれました」

「民放は?」

「民放はまだです」

「世論に訴えよう」

そんなことになっています。

詳しくは巻末リンク*2をご覧ください。

話がまた逸れて、

インポッシブルに戻ると、

無人でサーフできるので、仲間が集まった日。

積み上げられた消波ブロック。

これを使って子どもたちが基地を作ったり、

なかなかのセットアップでありました。

そういえば、

インポッシブルに向かう際に

「ヘビだ!」

二郎くんが叫んだ。

消波ブロックの中を指さすので、

そこを見ると、

とぐろを巻いた大きなアオダイショウ。

ピカピカの生蛇に一同驚く。

春ですね。

ヘビは珍しいので、

子どもたちに蛇を主題とした話をしたくなった。

蛇を龍とし、それが人に乗り移ったとしたら?

ならば水滸伝の

『九紋龍大閙史家村』はどうだろう。

王進(おうしん)師範が、

鼻持ちならないほど強い史進を鍛えるエピソードに龍を入れこむ。

話が逸れまくった。

市原マーちゃんから

スキッパーフィッシュをお借りした。

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6’0″

.

それをお借りすると、

タジ・バロウPRO版とは違う乗り味に驚いた。

クアッドとトライの違いをまざまざと、

視界がグレイからレモンイエローとなると、

ここまで違くなるものかと思い知らされた。

Catch Surf ®ODYSEA Plank 7′

.

父ちゃんお得意のレイルワーク。

インポッシブルは、

波が堤防によってウエッジし、

太東岬と河口堤防という地形によって、

極端にシフトする。

父ちゃんは四国の河口でサーフしていただけあって、

卓越した滑りを見せてくれた。

堤防の上から見ていると、

サーフィンはより楽しそうに写る。

Raca Taro on

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish x Taj Barrow Pro 6’0″

.

天真爛漫な太郎くん。

プロサーファー志望の10歳児であります。

彼に向けて

『プロサーファーになるために』

そんなことを書いたな。

あれは38ヶ条だったか。(巻末リンク*3)

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish x JOB Pro 6’6″

.

太郎くんのスキッパーフィッシュ66にも乗った。

この渦浮力さが斜面を伝わる起となり、

総和となるのだと気づいた。

写真係をしようと上がると、

二郎くんが私のことを待ち受けていた。

「はいこれ、野球好きのナキさんにあげる」

二郎くんは野球のボールを発見した。

彼たちのディスカバリー教室です。

Keisuke on

Catch Surf ®ODYSEA Plank 7′

.

夷隅界隈で、

密教であるオルタナティブ、

ウナクネ式を今も伝えるケイスケ。

完璧なノーズライド。

Nacky on

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish x JOB Pro 6’6″

.

ナッキーは、

トップターンのきっかけとなる前足荷重の重要さに気づいた。

前を踏んで、

滑降したらテイルを踏む。

簡単に書くとそんなことです。

Yamachan on

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6’6″

.

パンクロッカーの山ちゃんまでもやってきた。

彼とはバリで知り合いました。

Nino on

Catch Surf ®ODYSEA Plank 7′

.

ニノちゃんも、

無限にも続く波に乗ってびっくりどっきり。

Tuna / DJ Tantei on

Nation Champagne 7’0″

.

ツナくんが、

「もうガニマタしません」

そんな誓いを立てたのは、

ちばてつやさんが描いた

『ちかいの魔球』を読んだからに他ならず、

主人公の二宮光くんの投げる魔球に魅せられているようだ。

『心を鬼にした長嶋の説得』

私が好きな箇所です。

(昭和30年代の作品です)

Mar Chan on

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6’0″

.

インポッシブルでロングライドすると、

「当分帰ってこないサーファー」となる。

そのくらいロングライドでき、

そして強烈な流れのコンビネーション。

マーちゃんは、

冒頭のイエロースキッパーで何本もかっとんでいったので、

当分戻って来ないどころか、

ほとんどいなかったのではないか、

というほど遠くまで乗っていた。

楽しく、

ハッピーサーフィンしました。

かんたんです!

【巻末リンク*1:父ちゃんが主題としている波とは?】

【サーフィン研究所:小説】昨日の波_(1700文字)

【巻末リンク*2:これを読んでください】

奄美ブルー_ヘルプ嘉徳_(1926文字)

【巻末リンク*3:プロサーファー】

【サーフィン研究所教頭編】プロサーファーになるための35ヶ条_(2033文字)

【巻末リンク*4:前回のインポッシブル】

【特大号】ECサーフボード『フリーライド』_無限地獄インポッシブルに知る護岸の怖ろしさ_(2709文字)

Happy Surfing!!