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naki's blog

【サーフィン研究所&ドラグラ新春特大号】ウェーブプールVSザ・クレセント_ワールドクラス波_(3258文字)

あけましておめでとうございます。

年が明けてから7回目のポストです。

多くの方が仕事始めとなったので、

今年初めて読まれる方も多くいらっしゃるでしょう。

本年もどうぞよろしくお願いします。

今日は新春特大号です。

かなり長いですが、

のんびり読んでいっていただけたらと思います。

自然の波VS人工波—[実際編]

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VT

at Misakimachi

.

上の波は自然の波だ。

ものすごい風が海上を揺らし動かし、

それらがまとまって高く、

分厚いうねりとなる。

一定方向に進むうねり群は、

陸地または浅瀬で波となる。

ただ、

何かしらのパワーで波を創り出すこともできる。

海のようなものは大変だが、

限定的なものならできる。

さて人工波。

オーストラリアでは、

シドニーに次いで二番目の大都市メルボルン。

この空港から20数分の場所にウェーブプールがオープンしたと去年知った。

日中はもちろん、

ナイターまであって大人気だと聞こえてきた。

試しに予約しようとしたら、

あちらは夏ということもあるのだろうが、

来週まで完売していた。

このプールには、

さまざまな波質があり、

それぞれの波によって違う料金体系となっている。

このバレル上級者用が最も高額で、

オーバー・ヘッド・サイズ、

分厚いワールド・クラス波に12秒以上乗ることができ、

それが18本(1時間)で129オーストラリア・ドル。

今日の換算レートで10,291円。

とすると、

1本の波が571円。

安いか高いかというと、

ドンキホーテ破格値である。

説明すると、

ワールドクラスの波というのは、

そこに至るまでは大変な労力を要する。

さらに「波」を待つ時間が長い。

ようやく、

結局なんだね、

いざ波が出たとなっても

「うねりのピークは夜です」

「風が悪い」

そんなことが多いので、

『ワールドクラス波』の希少価値はさらに上がる。

結局、

ワールドクラスの波に乗るのは、

一年間、

または数年間の総額から割り出すので、

1本あたり何万円もかかるだろうか。

プールには、

千葉エックスやクレセントみたいな波があって、

こちらにはインターミディエイト(中級者)と名付けられていた。

こちらには子ども料金があり、

1時間5500円だった。

大人は6300円。

つまり父ちゃん(太郎くんと二郎くんの父。アキくん)が、

このプールにタローくんとジローくんを連れていくと、

1時間(だけ)サーフする料金が、

217ドル=約17,300円かかる計算となる。

メルボルンの人口を調べてみると、

都市圏人口が508万人だった。

(推定:2019年6月現在)

日本で考えるのならどこだろうか。

福岡県の人口が510万人なので、

(福岡市=153万人とすると規模が違う)

例えば福岡空港から20分数分以内の地に、

この波の出るプールがあるということになる。

バラエティ豊かな波なので、

貸し切りのイベントとかをしたらどうだろうか?

スポンサーを集め、

両界歌合戦(詳細は巻末リンクに)もここで開催すれば、

仲間が好きな波に乗れる。

両界歌合戦の話題になったので公開するが、

今回は「白浜越え」の人気がとても高かった。

ラカリマス・イブが次点で、

特別賞がタキビ神三部作だった。

このことをトロちゃんに聞いてみると、

『白浜越え』のメイン・パフォーマーの今村厚さん。

(IRIE COFFEE & SEA所属)

「パフォーマンスの精確さはもちろんですが、

ライブだけが持つグルーヴ感、

熱さというふくらみが上昇気流みたくなって、

そう感じたのではないでしょうか」

うーむ、さすがだ。

話が逸れそうなので戻していくと、

「人工波は、多くの人が、

波に乗る歓びを得られることがすばらしい」

デューク・カハナモクのような気持ちになった。

そうまとめてみた。

さて、

ザ・クレセント。

3日前にここで、

「私たちが歴史上初めて乗った波」をお伝えした。

タローくんとジローくんに

「ウェーブプールみたいだよ」

そう言うと、

「うわすごい!最高!😊」

二人はそう言って、

ウエットスーツに着替え始めた。

タローくんは、

なんでも万能である。

視界が広く、

運動するための指針というか、

神経がプレミアムな人だ。

ほっぺたもジローくん並に丸い。

そんなことを感じた。

スキムボードも上手で、

タローくんはこんなことも言う。

うれしいので、

文字4まで大きくしてみた。

「ブレア・コンクリンみたいになりたいです」

@blairconklin

繰り返すが、

そんなことを言う小学生はすばらしいと諸手を掲げた。

だって最近の子どもたちは、

たいていみんなオリンピックの評価だったり、

コンテストの結果でしかないので、

「違う(ショートボード以外)もすばらしい」

そんなオルタナ視点の評価をすべきではないかと感じながら

『えんとつ町のプペル』を見たら感情移入してしまった。

Raca Taro on

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VT

at The Crescent

.

クレセントは左右から波が集まる性質だ。

よって、

運良くその中心にいると、

前述したインターミディエイトの波質ですら、

エキスパート級なテイクオフとなる。

距離は短いけど、

貸し切りだし、

時間制限もないし、

何よりも海水というのがうれしい。

ただ、

海底はリーフなので危ないが、

ハワイなどもこうなので、

幼少時にこういうところでサーフしていると、

鍛えられて怪我などはしなくなる。

人工波とくらべると、

こんなマイナス要素があるが、

「人生鍛錬」という観点で見たらプラスだろう。

例えば、

波乗りを武術として考えたら

こちら自然波はフルコンタクトで、

あちら人工波は防具だろう。

そういえば、

防具から『最防具』だとNISIさんを思いだし、

タキローにメールすると、

ラカミッドの断面図が送られてきた。

これも長くなるので後日に回し、

すでに字数オーバーなので先を急ぐ。

タローくんは、

「左右から合わさってやたらと切り立つ波」

というのを

「かんた〜ん」とばかりに軽々とメイクしてみせた。

さすがであります。

いいね!

これが海水というのもすばらしい。

でもウェーブ・プールは淡水だけならいいけど、

衛生のためには塩素はマストだろう。

こちら海水は天然殺菌の源なので、

こんなミッド・コロナ時代にはとてもありがたいものだ。

ジローくんも大喜び。

「なんだ、かんたんでした!」

かんたん節が炸裂して一同笑顔。

ハッピーサーフィン大師。

ジローくんお得意のチャブ台スタンスで®。

「真剣になると、タコの口になる」

この設定は、

まるで柔道部物語(©小林まことさん)の三五十五である。

(巻末リンクを参照ください)

ジローくんがうれしそうにサーフするのを見て、

私もチャージされた。

一緒に乗る(関与すること)喜びというものもある。

さらに書くと、

ここは湾の内部深くだ。

なので、

晴れた日の午後は、

水がやたらと温まるというボーナスもあり、

「人工波に勝てますね」

父ちゃんにそう言ってみた。

「ウェーブプール2時間分です。

僕たちだけで、

17,300円x2=34,600円儲かりました」

そう言って喜んでいた。

サーフィンは高価なものになってきた。

私も童心に返り、

とにかく波に乗ることを楽しんだ。

サイズは小さいけど、

最高な天然波セッションでした。

『ジローとのハイタッチ』

父ちゃんが沖側から見ていたり、

タローくんが見えたり、

もうそれはプライスレス。

またクレセントで遊びましょう〜!

そのメルボルンのウェーブプールとほぼ同時に発売された

『ニュー・サバット』ビジュアル。

そしてこれらは、

すでに1年前のことになろうとしている。

【巻末リンク:両界歌合戦】

【ドラゴン・グライド・プロダクションズ】『第四十回DGP両界曼荼羅歌合戦』の曲順_(2755文字)

【巻末リンク:ジローくんのチャブ台スタンス考】

【サーフィン研究所】(冷水時に)攻める姿勢となったジロー_(1737文字)

【巻末リンク:今村厚さんについて】

【サーフィン研究所】「光る波」徹底研究_入江カフェの地下には!?_38段_(1359文字)

【巻末リンク:クレセントで初サーフ】

【サーフィン研究所】タキビ神とザ・クレセント_ピナクルな会社へ_新春おいしいもの_(1413文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!