Sunset at Cape Muroto
.
美しい夕陽。
室戸岬にいると、
朝陽と夕陽が水平線に見える。
島でも行かないかぎりなかなかない地形であり、
深海から陸地に上ってくる潮流があったりして、
そう考えると強いパワースポットというのは間違いがない。
前線をともなう低気圧があり、
それほどまでのうねりをつくらないだろうと予想していた。
TYLER WARREN / naki SPECIAL(ワン・オフモデル)
6’5″ x 19-5/8″ x 2-1/2″
.
だが、
波はみるみるとサイズアップし、
硬い斜面でサーフボードを滑らせることができた。
ベンチュラ・セイジが
以前ここの特大号で特集した
『張り付き』説こそが上達の近道だとかかげてくれていて、
波乗りはレイルワークと重心移動が基本なのだと再確認した。
(張り付きについては、巻末リンクをご覧ください)
トンネルを過ぎると異空間となる。
まるで安倍晴明の言葉のようだが、
よく考えると川端康成の『雪国』の冒頭でもあった。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
その文章は、
「夜の底が白くなった。」と続くのだが、
私の場合は、
「波の底が蒼くなった。」
ということでもあった。
須崎市のマスコットキャラクターがこの「しんじょう君」だ。
バルーンというのかな、
屋根にのっているしんじょう君が一番好きで、
ここを通りかかるたびに笑顔になってしまう。
そして衛星写真で上から見ると、
やはり丸いしんじょう君があって、これまたうれしくなった。
同様にガソリンスタンドの上にのっている
『ポン太・バルーン』も航空写真で確認してみると、
やはりこちらもしんじょう君と同様、
丸いかたまりが屋根の上にあった。
「しんじょう君の丸い姿を抜けるとポン太であった」
そうやって川端康成文体になるポン太はめずらしいだろう。(笑)
□
【巻末リンク:上達一直線】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
◎