これは本日の気圧配置。
ちなみにナウファス数値は、
茨城鹿島港の東向きブイだ。
昨日は7時くらいまでが微弱の西風で、
それから北東風の予想だった。
タマサキ(一宮)の風向きで言うと、
7時までがほぼ無風のオフショア、
そして強いサイド・オンショアということだ。
しかも北東風は一日中しっかりと吹くという。

で、
総料理長の愛弟子である涼(りょう)くんが来る日だったので、
のんびりサーフしようと、
ノース・ジュクオンに向かったのだが、
これが大正解だった。
オンショアからオフショアに変わった直後なので、
各波はピークし、
波面は揃い、
小さなパーフェクト・バレルとなっていた。
ご覧のように腰くらいで、
しかも全くの無人だった。
朝の状況を見た波情報社が悪く書いたようで、
そうなると誰も来ないようだ。
ややあって消防士のKさんがやってきて、
最近の一宮サーフの混雑は異常ですと言う。

そういえば、
こんな広々とした海はひさしぶりだと感じ入った。
26km南下したサーファーとしてのハピネスを北東風のなか味わった。
逆に考えると、
これもそれも一宮の混雑のおかげだと、
逆算的にその幸せを反芻(はんすう)した。
涼くんはさすが総料理長関係なので、
粘りがすごかった。
写真はないが、
シバちゃんのスーパーライドを数本見て、
突然上達した彼に一同が唖然としたことを思い出した。
ナッキーは、
このミッドレンジTheOneが気に入ったようで、
「サーフィンって、
とにかく楽しいものだって確認できた」
そう名言していた。
さてさて、
昨日ここに見出しだけ書いたホッシーのブライト・ロマンチカ。
TheOneのクローン・プロジェクトによってドロップされたボードだ。
グルービー・フィン・シリーズ6ビンテージが、
宝刀のように装着され、
フィン色と合わせてブルーのステンシル・スプレーということになった。
スプレーの利点は、
とにかく手軽だということで、
けれど欠点もある。
「経年劣化というか、
スプレー部はいつか消えちゃうよ」
「その感じがいいと思います」
「お!ホッシー、スプレーできる?」
「昔、プラモデルやっていたんで大丈夫です」
そんな会話があり、
ホッシーは躊躇(ちゅうちょ)なくシューーとやって、
分単位で完成した。
「この上から透明ラッカーを吹けば、
色は定着するんじゃないですか?」
「それもすでに博士に聞いているんだよ」
「ほう」
「なんでも透明ラッカーはさ、
紫外線で黄ばむらしいので避けろとのことなんだ」
「そうですよね。
わかりました」
ステンシルをはがすと、
下絵であるロマンチカ・バードが出現した。
ホッシーは、
この後すぐにオルタナ・ベースコートを電子レンジにかけて、
(500W/30秒)グリグリと塗り、
すかさずジェフリーズに向かい、
見事な良波に乗っていた。
「こんな緩波で乗れるんですね」
ホッシーは大感動して、
ご家族でタカラ亭経由で帰路についていた。
で、
これを書くために、
ホッシーに連絡して、
乗った風味を教えてください〜とやると、
「テイクオフはちょっとびっくりしましたね〜
小波にも関わらず波がテールを押してくれる感覚がありました〜」
とあり、
「ぼくのようなレベル感なので大したことは言えないのですが、
6.4とは思えないテイクオフの速さと、
ターン時にグンと加速するのはとても気持ちがよかったです。
あの弱い波だったので、
パドルトレのつもりで入ったにも関わらず、
とにかく遊べたのでうれしい誤算です。
やはりマジックでした!!」
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【巻末リンク:ブライト・ロマンチカ】
【巻末リンク*2:涼くんの師匠のこと】
【サーフィン研究所千葉特大号】ドラグラ最高指導者ラカ法王&タキビ神と、総料理長コジマさん@ジェフリーズ!!_( 2618文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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