Eric Christenson Cosmic Fonzer 7’2″
Bonzer Fins setups
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あいにくの雨だったが、
長く速い波に乗った。
千葉のインポッシブルそっくりの波質。
違いは海底。
千葉は黒砂であるのに対し、
こちらはリーフと岩で形成されている。
このサイズではなく、
6〜8フィート程度になれば、
間違いなくワールドクラスになる資質を感じた。
今回の旅も後半になるが、
お世話になったのが河合さん夫妻の龍の家。
こうして内海の、
横浪半島側に建っている。
ここは、
精霊が多く棲んでいるようで、
とてもインスパイアされた。
青龍寺の裏にあり、
龍に見える横浪半島の宇佐側に陽が昇る。
ここで得た霊感を燃料にかなりの原稿仕事がはかどった。
この家での書いたものは、
BLUE誌:巻頭コラム『そらと海がもたらす真理』
NALU誌:連載コラム『波』
NALU誌:巻頭特集『タイラー・ウォーレン』
ハワイスタイル誌:フォトエッセー『ポリハレ』
8ホテル:連載グルメガイド『臥薪嘗胆』
ウナクネ通信:『ラッコ自由化について』
カラーズマガジン:『シンジツのサーフィン』
土佐食マガジン:『仁淀ブルーは宇宙を映す』
宇佐うまいものガイド:『ウルメイワシの魔力』
MLB通信:『なぜ大谷翔平は中堅方向に強い打球を飛ばすのか?』
別冊ムック『ウナクネ(龍)思想大事典:満月と龍の関係とは/波切不動明王の階級について』
そしてここで散見できる毎日ブログを書きつつ、
波乗りに行き、タローマンと遭遇し、
おいしいものを食べて、眠り、
その間に空海についての書物を漁り読んでいる。
細かい砂利の浜には大量の貝殻があった。
貝や小石を投げて、
その跳ねる海面を撮ると、
それはさまざまなものが映り込み、
まるで龍だったり、
または精霊だったり、
はたまた違う世界の入り口のようなものがカメラに焼き付いていた。
暖色でありながら逆の色相の青が映るのは、
ちょっとした奇跡だと思うし、
そんな妙なことを朝陽が昇る時間に体験できる夢のような場所でもありました。
これは確か、
ケーズデンキで会った日のタローマン。
「近くにさ、かわいいのがいるから見に行こうよ」
そうやってしんじょう君の駅に連れてこられたり、
歩いていると、
クワガタを踏みそうになったり、前出のタローマンに
「森本果樹園の帰りにさ、
いのICがあるからその近くにあるSO-ANというところでランチ食べてみてよ」
そう言われてやってくると、
SO-ANさんは、野菜中心の多国籍料理でありまして、
そのおいしさに心が打たれたのであります。
さらに言うと、
この斜め向かいが無人のキノコ販売店で、
山で採れた恵みがたくさん売っているのでありました。
ついに肋骨が激痛となり、
ケン先生に施しを受けたのでありました。
ゴッドハンド、
しんの整体師、
グレイトサーファー(ウナクネ式)のケンくんは、
土佐では名士とされるほど有名で、
みんなその開業時間である10時半とか、
水曜日は午後休診というのが、
ラインナップでよく話題になっていた。
先生はウナクネ式なので、
こうして私たちの挨拶であるサバ手を交換して、
涙のお別れとなった。
そろそろ瀬戸大橋経由で京都、
湘南に向けて出発のときが来た。
幸運と、四国という地、
そして新しくできた大きく、
すばらしい友人たちに乾杯した。
エリックのフォンザーは、
最後はこんなフィンセットアップになったが、
悔やまれるのがプロスフィンと、
エウレカを持ってこなかったことであろう。
左から土佐王子の龍平さん、
仁淀のしんのローカル望くん、
そしてジグザグコーヒーのおなじみのタマちゃん。
しんのローカルというのは、
「しんの人間」と同じ意味であります。
「しん」というのは、
真だったり、
神
深
心
紾
芯
進
慎
沁
辛
震
身
紳
信
森
だったりするのを受け手であったり、
その時々の心象風景で表現するためのひらがな。
(巻末リンク*1:しんの波乗りを参照ください)
たまちゃんにコーヒー豆のアソート焙煎をお願いし、
エチオピアは京都のラッコ旦那(京都酒蔵館)に、
そしてエルサルバドルは河合会長に持っていこうと思っている。
(リンク*2:銘品ジグザグコーヒーを参照)
帰りの道のりをちらり見ると、
こんな具合。
およそ20時間。
けれど、京都には寄ろうと思っているので、
10時間ずつの瞑想的な運転がちょっぴりと、
そして各地の仲間に会えるのがうれしい。
そろそろ出発します!
Happy Surfing Forever!!
【リンク*1:しんについて】
【リンク*2:ジグザグコーヒー】
◎