新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

加筆版【サーフィン研究所】サンオノフレ・サーファー、クリスチャン・フレッチャーとバリー・マッギー(2394文字)

San Onofre, California

.

サンオノフレ。

こちらではしっかりと肌を焼く女の子が多く、

どこかの国の「日焼け怖い」と、

曇なのに日傘を差していたり、

とにかく紫外線を浴びないようにと、

肌を覆うカルチャーとは違う。

紫外線は体に良いのです。

むしろ体に必要です。

「美白」だなんて、

化粧品会社の

「売れる商品マーケティング」

に踊らされているだけですよ。

頭脳明晰の識者が、

そんなことを言っていたのを思いだした。

そういえば私の時代は、

『燃えよナツコ』でした。

日焼けがすてきだという考え方もいいですよね。

そんなことを考えていると、

後ろから「NAKI」と声がした。

見ると、

瀧朗の言うところのドラちゃんであり、

クリスチャン・フレッチャーだった。

助手席にはアンドリュー・ドヒニー。

彼らもサンオノフレにやってきてサーフする時代になった。

さて、

キャッチサーフ・ジャパンの総督と、

副提督と、

少佐が日本からやってきている。

全員がジョエルのボードに乗ってしまったので、

キャッチサーフは、

売り切れ御免状態になってしまった。

けれど、

こんな1970年代のシングルフィンをどこかから出してきて、

ニコニコとパドルアウトしていった。

やはりジョエルもまた、

乗るボードを選ばないサーファーなのだとわかった。

横はデレック・ディズニー。

ちょうど同じタイミングでサーフしようということになった。

デレックは、

先日法王にご覧いただいた(ドラグラ会館で上映)

ジャック・コールマン・ムービーに出演していたので、

なぜかとても親和感があった。

タイラー・ウォーレンの6チャンネル、

ロケット・ツイン。

7’6”だと言っていたので、

ミッドレングスのサイズとなる。

見るからに走りそうなデザインだ。

こちらはJJウエッセルズ。

ゴーカートというか、

こんな乗り物ですとばかりに波に乗っていた。

ジョエルのソウルターン。

やるときはやります。

ウルトラクーク

@ultrakook

という名前でインスタグラムにおります。

ウルトラクークという意味は、

「超へたくそ」という感じでありましょうか。

バネッサ・マナラスタス。

数年前の新婚旅行で、

ジョエルと日本に来ているので、

おなじみの人も多かろう。

バネッサは、

バリー・マッギーの62(シックス・ツー)に夢中になり、

ここまで乗りこなしている。

ごらんのようにグレイトサーファーであります。

金澤さんご一行が、

フォードアーズ波に向かう。

バリー・マッギー軍団で、

オリジナルな使い方と、

ポピュレーション進化型というバリエーションでもありました。

かつ禅師は、

フィンレスでフォードアーズの斜面を駆け下りてこられた。

以前に数度ここに書いたが、

私は無宗教であります。

サーフィン研究所に恒久的に勤務し、

そしてドラグラ・プロダクションズの広報部長をしているので、

そのいわゆる各達人が、神格化するとき、

してしまったときに見られる、

「閃光」

だとか、

「降臨」

そんな動機と激しい感動を受けつつも自分なりの宗教観を育んでいる。

そして他の宗教の良いところを受けて消化させられるのは、

多くの日本の人たちと同様だと思う。

仏教には、

すばらしい指針が多く、

その中に涅槃寂静 (ねはんじゃくじょう)という言葉があった。

その意味というか、

内容が知りたかったので、

翻訳等を抜粋してみると、

「真実に目覚めないものは、

煩悩による苦の生活である。

いっさいの差別と対立の反極には、

全てが平等なのだと、

自覚することのできる境地、

それこそが悟りだ」

こんなことが書いてあった。

それを真のサーファーへの言葉だと置きかえると、

こうなるのだろうか。

「自分の欲求を求めない波乗り」
「自然と自身の真実による事実を知るべき」
「それが悟りだ」

そんなことが書いてあるように思えてきた。

さて閑話。

数日前にも書きましたが、

かつ禅師ご一行が、

渋谷/鵠沼というヒップな場所からサンクレメンテにお越しになり、

現在もキャッチサーフの国際ミーティングに参加くださっている。

私たちが初対面でもサーフィンすると打ち解けます。

かつ禅師の元門弟であるK氏、

または画太郎さんがいらして、

さらにK氏さんか、

画太郎さんのお弟子だとおっしゃるW氏は、

バリー・マッギーで神聖グライドを披露された。

私もバリマギ・タイム。

DFWという魔法、

至福、そして感動。

(この文体にまとう詳しくは巻末リンクを)

来期の激速ボードのニュースは、

ウエィブ・バンディット。

サンプルを探されるのは、

かつ禅師と助さん角さん、

そしてジョエル・マナラスタス。

ランチはスシに!

そんな勢いでやってきて、

先ほどまで助さんだった金澤さんは大人気だった。

なぜならご自分の画太郎作品をキャッチサーフのみなさんに披露しつつ、

すかさずイキさんの作品を切り札という見せ方が人気を博していた。

勉強になります。

サーモンピンク色のTシャツがジョエル。

奥の男性が、

オーストラリア社のルイ。

ジョエルの手前は、

ビーフこと、クリスモンロー。

注目すべきはかつ禅師の胸に込めたスローガン。

ソフトボード・サーフ・クラブ

これぞ私たちのしていることで、

「なんだ、自分も集まりたかったのか」

まるでチビ太が、

おそ松くんたちと遊んでいるときにふと、

こんなことを思うのであろうか。

とにかくも集まると楽しいこともあったりし、

お互いがそれぞれの題目を変えつつ、

気配を殺しつつ、

各派の精鋭が集っている。

いつか昔にBlue誌主宰で、

各国、各市の猛者だか、

鳥の化身や妖怪もどきサーファーを集めるイベントもしていたが、

少数派が知れ渡ってしまい、

全体派に呑み込まれてしまい、

涙の休止になった。

まるでスターウオーズの設定である。

ちょうど今は、

バラバラにされ、

その環境でも同士が巡り会い始めた頃だろうか。

これも同士ビーフ。

ハハハ!

【巻末リンク:DFWとは?】

DFWバリー・マッギー展_サーフィンの真意とは?_(2105文字)

Happy Surfing!