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naki's blog

【サーフィン研究所特大号】1971ボンザーの奇縁はルンビニ玉前で!?_今週末は伊豆でアンディ・デイビス原画とグループ展_(3005文字)

一宮のアウトサイドがバックドアみたくなっていた。

実際には、

あの例の引き攣れたように崩れる、

トップというか泡リップ。

けれど斜面は長く、

そして切り立ったり、

緩やかになったり、

まるでスノーボードのようだった。

玉前神社由来で思わず、

『玉前バックドア』と名付けるに至る。

ボンザー1971は、

その波運を引き寄せ続けている。

またそれは奇跡のようだ。

ラカ太郎と二郎くん。

父ちゃんことアキくんが、

「ブバラカ見ましたが、風が悪いです」

「マリエル、入ります」

「やはり入るのを止めました。夷隅に戻ります」

「いすみクローズです」

そんなことを聞き、

私の知っている一宮から数百m沖のサンドバーを伝えたが、

まだまだ海が落ち着いていないという。

満潮に近づく昼頃、

その一宮沖を見に行くと、

くだんのバックドアのようなセット波を沖で見た。

すかさずアキくんに電話し、

「ここ、かなりいいです!」

そんなことを伝え、

あわててウエットに着替えて出撃しようとすると、

遙か向こう、

海水浴場からひとりのサーファーが戻ってきた。

流れはどのくらいあったのかを聞いてみようと待つあいだ、

ボンザー1971にワックスを塗る。

テイルエリアやレイル付近は内側(ボトム)まで。

これで滑らない。

手から離れていかない。

戻ってきたそのサーファーのボードの持ち方から上級者と判断し、

流れを聞いてみると、

「すごい流れです。戻れません」

「沖でも?」

「はい、沖も白子の方に流れています」

それを聞いて新しい作戦を考えた。

それは、

玉前バックドアの上流(200m太東側)から沖に出て、

なるべくバックドアに留まり、

ワンチャンスで狙うということ。

もし流されたら堤防北側のライトに乗り、

そのまま海水浴場に上がるというものだ。

パドルアウトするも、

堤防のラインからなかなか進まずにいた。

ようやく沖まで出て、

「この辺りかな」

そうやって波待ちしていると、

こんなセットが来て、

思い切り喰らって、

ボンザーごとキンメダイの生息地くらいまで沈められた。

ワックスをちゃんと塗ってあって良かった。

(ボードを離してしまうと、浮上までが遠くなる)

結局、

まだそこはインサイド・セクションだったと知らされた。

そこから具体的に左腕50回目のパドリングで、

ようやくピーク辺りに到着したのだが、

そこからは大きな堤防の沖側の全容が見えた。

陸から見ていると、

ここまで遠く感じなかったが、

海とは広いものである。

これが1本目。

長く、

まるでケリー・スレーターのウエーブプールもこうなるのではないか、

そんなことを思った。

しかもショルダー翼が長い、

数百mに渡るスロープが視界に届く。

ボトムターンをすると、

背中しか見えなくなってしまうほどのエグレだった。

この波の良さに震える。

なんと運が良いボードだろう。

誕生してからというもの、

さまざまな斜面を滑る幸運の金狼。

(巻末リンクを参照ください)

お、バレルかと瞬時に判断して張り付くが、

砂地なのでそこまで掘れ上がらず、

全速のまま、

次のセクションへ。

このエリアは、

たぷたぷの、

千葉ドリームと言いますか、

そんな波質。

ややあって、

次のセクションと結合した。

セクション後方に入ってしまったが、

ボンザー1971の

『持続する加速性能』を知っている身としては、

まだまだ大丈夫だと確信する泡距離だった。

波の前まで出て、

ウニーっとばかりにテイルを踏めば、

こんな感じで前に出られる。

やはり距離が出るボードデザインは傑作だと思う。

これで泡の下で直下してしまうと、

斜めにブレイクしていく8ビートの波の芯から外れてしまう。

セカンド・セクションが終わる。

終わってもさらに次のセクションがやってくる。

出来の良い映画のようだ。

サードはそこまで切り立たず、

それはまるで大きなセクションとの連結部分のようだった。

多分堤防からの流れが関係しているのだろう。

掘れ上がらずに、

ウエーブプールのような壁を通過する。

フォース(4th)・セクションは、

リッパブルだった。

Dセンパイではないが、

クヌヤロ・クヌヤロとぶちかましていることだろう。

ここを距離の出るオフザトップで進む。

バウンスして、

長く引っぱりながら降り、

この泡のセクションの前に出る。

フローターと言えばそうだが、

ヒッティングしているのでオフザトップだと思う。

降りながら速度を保ち、

また次のセクション待ちとする。

前出した波の芯のエネルギーは、

ここまでサイズを下げても残っていて、

波のパワーゾーンが継続する。

まだ続く。

フィフィス・セクションだ。

偉大な波と、

さらなる波が重なった5番目の山。

結局6番目のセクションにクヌヤロしたところで、

フィンが砂に付いて上陸と相成った。

タキビ神の言うところの『成仏』である。

「これはですね、
“目覚めたもの”ということを意味していますハイ」

タキビ神の教えは、

ドラグラ徒にとっては宇宙の真理とされるので、

ここまで長い波に乗って上陸すると、

その真意が少しだけ読み解けた気がした。

ボンザーに大感動。

千葉の波に改めてありがとう。

河合和尚にジマンして、

「200mは乗りました」

そうSMSで伝えるも、

はて、もっとあったかもしれない。

そんなことを思い、

グーグルマップを引っ張り出して、

200m縮尺ルーラーを当ててみると、

ちょうど2本、400mもあった。

写真はPで撮られたものだ。

驚愕。

さて、父ちゃんアキくんも、

「なんだ、かんたんだなと思いました」

そんな感じでパドルアウトしてきてこの波を得た。

Catch Surf ODYSEA® X DFW Barry McGee Pro 7′

Nakisurf Original Twin fin

.

さすがである。

父ちゃんは、

軽〜く堤防横まで乗って、

こちらも二郎くんではないが、

「かんたんでした!」

二世代オリジナルのかんたんライドを見せた。

ああ、すばらしき日。

そして前出したタキビ神に報告すると、

ここが龍滑巡礼の八大聖地のひとつ、

ルンビニではないかとおっしゃっていた。

ならば、

『ルンビニ・玉前(たまさき)』と、

リ・ネームしてこの稿を閉じたい。

【お知らせ】

伊豆下田市。

道の駅開国下田みなとの特別展示室で、

ホストタウン記念で製作したアンディー・デイビスの大型原画の公開があります。

2019年11月30日15時より(入場無料)

同時に写真展も開催され、

伊豆の奇跡土屋ターさん、

レジェンド&人格者水口さん、

新鋭マリーさんと、

私のカリフォルニア作品を展示いたします。

さらには、

サーフィン映画では、

あの伝説作をショート版とし、

デジタル版で上映するので、

前述した父ちゃん、

ラカ太郎&二郎くんに聞くと、

「行きます!」

そんなイベントとなりました。

ケイスケたちも、

瀧朗一派も来ないかな。

アンディもインスタグラムで

「もうすぐです」

というポストをしていた。

具体的には、

『ホストタウン記念・アンディー・デイビス原画を公開』

30日土曜日、道の駅開国下田みなと16時です。

これがそのポスターです。

どうぞお誘い合わせの上、

お越しください。

伊豆の予報概況ですが、

金曜日が冷えて、

土曜日がまあまあで、

日曜日の波が良さそうです。

白浜、大浜、入田浜、弓ヶ浜、

そんなビーチが目に浮かびます。

またこのくらいの波があるのかな。

小さいかな。

おいしいお食事も含めて楽しみです!

【巻末リンク:金狼とは?】

特大号【サーフィン研究所】金狼ボンザー1971完成!!_(3015文字)

Happy Surfing!!