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【サーフィン研究所特大号】NALU誌のテラさん_うねりが東から東南東に振れると_週末記念巻末リンク六連奏_(2060文字)

NALU誌の連載コラムを書き終えた。

偉大な元バスプロであり、

サーフィンでもドラグラ系で、

さらに書くと、

文系のJsの岡田修平さんの筆頭門下生の寺内さんは、

天才編集者となった。

これはその彼より数年前より依頼された連載コラムである。

今回はテラさんが多忙のため、

クマさんから依頼を受けた。

けれど、

いつものように

テラさんのお顔を思い浮かべながら書いた。

このNALU誌コラムには、

今まで落語も書いたし、

ちょうど800年前の

『宇治拾遺物語』

(うじしゅういものがたり)文体でも書かせていただいた。

BLUE誌同様に自由に書いていいのだ。

まれに抱井さんと、

向かい合わせになっていたりすると、

どきりとする。

なぜなら私は、

抱井さんのコラムをきっかけとして、

このサーフ文章世界に突入したからだ。

彼はサーフ界のオビワンであり、

ルーク・スカイウォーカーでもある。

今回のコラムは、

最近受けた宇宙的感覚について書いた。

まだ書くべきではないと思っていたが、

明日のことはわからないので、

全力投球で、

現時点のことをテラさんに向けて書いた。

テラさんならどう感じて、

どう読んでくれるだろうか?

そんなことを思いながら推敲していた。

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK

at Misakimachi, Tosa

.

「宇宙的感覚を受けた」

という決定打はこの日の波からだった。

セッション後半に波が良くなったことを思いだした。

この岬町波は、

岩盤の上でブレイクする。

砂が一粒も存在しないので、

波底は常に一定である。

私にはこの波への持論がある。

それは、

「(うねりが)東基調から東南東に振れていくとき」

この状態が最良、

最善だと仮説を立てている。

バリに住む天才高間教授の例を出さずとも、

「学術に仮説を立てる」

というのはとても重要なことだ。

この時代となると、

私たちのような海遊びの民にはとても便利なものがある。

海洋ブイだ。

これは国土交通省より海洋情報網として、

沖にブイを設置して、

その上下の高さ、

うねりとうねりの間隔(周期)、

通り過ぎたうねりの方向の平均値を毎時3回更新している。

これは、

ナウファスというサンダーバード越えのすごい装置だ。

本当にすごい。

グラフがこれ。

青い線が「有義波 波髙」だ。

これはうねりの高さで、

海面からブイをどれほど持ち上げたかの平均値だ。

メートル表示なので、

1mならば1.00と表示される。

次は赤い折れ線で、

聞き慣れないが、

「有義波 周期」

というものだ。

これはうねりの頂きと、

次のうねりの頂上のラップタイムを計ったものだ。

秒数であり、

この間隔だけではわかりずらい方は、

目を閉じて想像していただきたい。

うねりが大きい、

または強いと波の裾野も広いので、

うねり同士の間隔は開くというのが原則だ。

小さい数値は、

うねりの威力が弱くなったということだ。

Inaris, North Hawaii

.

よって、

この数値が10秒を越えると、

私は、

畏怖だったり、

感動で鼓動が高まるようになってしまった。

さて、

ようやく本題だが、

これが最上段の宇宙的感覚になった逸波日の、

室戸沖に設置された計測ブイからの数値群だ。

波向きというのが、

アルファベットで示されていて、

このNEというのは、

N=北

E=東

なので北東だとわかる。

10時のESEは、

前述した東南東であり、

ここから南側にうねりが動いていく前兆を示している。

なぜうねりの方向が動くのか?

それは波のソースである低気圧なり、

風の基となる気圧が移動すればうねりの向きも変わるという鉄則だ。

上記した原則と鉄則の違いは書かないが、

こんな考え方だ。

で、

今回はうねりが小さかったが、

その東から東南東という向きだったので

思い切って仲間を誘ってみると、

なかなかの波に乗れた。

朝のオフショアと、

潮位の関係で干潮時刻と重なって、

パドルアウトですらフィンが当たる。

で、

こうしてボードを裏返すホワイトハウス方式を取り入れた。

ノースハワイのホワイトハウスと書いたが、

干潮のサンオノフレもこの裏返し式が有効で、

コスタリカのプラヤ・ネグラでもよくやった。

ということで、

水温は温かく、

まだトランクスでできるのが、

数日前の朝がとても冷えた。

たまらないので、

その日はフルスーツを着た。

シャッチョではないが、

「冷やいで」

そんなことである。

同じ波でも曇天だと、

波質が硬く感じられるのは、

具体抽象のどちら側に当てはまるのだろうか。

パドルアウトしながらそんなことを考えていたことを思いだしていた。

週末記念の巻末リンク六連奏

【巻末リンク:特製2021カレンダー情報はこちらです】

【巻末リンク*2:東から東南東うねり】

【サーフィン研究所三連休特大号】東うねり岬町波の奇跡_(2232文字)

【巻末リンク*3:宇宙感覚の元々はこのあたりから】

【サーフィン研究所特大号】宇宙的な感覚_2021カレンダー5種!!_(2538文字)

【巻末リンク*4:コスタリカ】

【テクニック編】「テイクオフ時のレイル角度」_ここはエンドレスサマー2のロケ地_(2051文字)

【巻末リンク*5:プラヤ・ネグラ到着】

コスタリカ_純粋波に自身の錆と汚れを落とす_(1115文字)

【巻末リンク*6:天才テラさん】

【サーフィン研究所】DGPアマテラス大神_ポッツに蛸さん、ハルさん_川井さんに聞いたカラステング波発見の頃_NALU誌&Blue誌同時発売です!!_(2222文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!